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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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ぼんやりするのが苦手な私が、自分を縛っていた思い込みを一つ見つけた。解放された。楽になった。

何もせずぼんやりするのが苦手という人がいる。
実は私もぼんやりするのが苦手で、常に何かをしていなければいけないという思いが強い。
周囲の人にも「もっとゆっくり休んだら?」としょっちゅう言われるし、通っているジムのインストラクターにも「いつも肩に力が入ってる。もっとリラックスして。」と言われ続けている。

目次

頑なな思い込み

それは職場よりも、主に家で発揮される。
何か家事をし残したまま布団に入ったとき、半分眠っていても気づいた瞬間に飛び起きて、それを片付けるまで眠れないときがあるほどだ。

私にも「真面目にやっていないとダメになる」という思いがあるのだろうか。
しかし、心は「そうではない」という。
でも、でも、と考えていたら、私の心が本音を叫んだ。

「だって、きちんとしてなきゃ、家に居場所がなくなっちゃう!」

私の場合、常に動いていなければいけないと思っていたわけではない。
家のことをきちんとしていなければいけないと思っていたのだ。
家のことが全部きちんと片付けば、のんびりしていいと思っていた。
しかし、家事に終わりはない。
だから、常に動いていないといけないし、動けず休むことに罪悪感があった。

心の奥底に眠っていた恐怖

私の両親は、二人とも福岡出身だ。
男の方が偉い、という九州男児的価値観があるのを感じる。
そして、どうも元々は子供を欲しくなかったのではないかという感じも受ける。

欲しくもないのに生まれちゃった子供。しかも女。
そのことについて両親から何かを言われた記憶は全くない。
しかし、勝手にそういう引け目を感じて、「産まなきゃよかったと言われないように、いい子にしていなくちゃ!」という思いが、強く強く植えつけられた。

今まで、激しく思い悩んだり、あまりに辛いことが起きて、死んでしまいたくなったときがある。
そのときでさえ、「親より先に死ぬなんて親不孝だ。産まなきゃよかったと言われてしまう。」という恐怖が最後に私を引き止めた。
全ての悩みを凌駕するほど、「産まなきゃよかったと言われたくない」というのは強い思いだったのだ。

 

思い返すと、幼い頃、家で一人で留守番をしていることが多かった。
留守番の間に家をきちんと片付けたら、親は「産んでよかった!」と喜んでくれるかもしれない、と思っていた。
そのときの思いが、今でも私を家事へと突き動かしていたのだ。

でも、もう大丈夫

でも、私は、もう大人だ。
家が汚くても、誰かに怒られることはない。
夫は特にきれい好きではない。
模様替えをしても気づかないタイプなのだから、部屋がきれいでも汚くても、全く気にしないだろう。

そして、私の両親は、私を愛してくれていると知っている。
幼い私にとっては、理解しがたい愛され方だったかもしれないが、ちゃんと愛されていたとわかっている。

意地になって家事を頑張らなくても大丈夫。
もう、とっくの昔に大丈夫になっていたのだ。

もう大丈夫。
そうつぶやくと、心がじんわりと温かくなってきた。

その後の私

それから3日が経った。

今までだったら、部屋の片隅に山になっている洗濯物を見たら「他にもたくさんやることあるのに、洗濯物まで片付けないといけない!」とイライラしていた。
夕食後、何もせずゴロゴロしている夫に、そのイライラをぶつけていた。

正直なところ、今もイライラする。
でも、そのときに一瞬立ち止まれるようになった。
「あの洗濯物を片付けたい?それはどうして?」と自分に問いかける。
「片付けたい。だってそうしないと明日の朝、靴下探してバタバタするし。」という答えが返ってきたら、自分のために洗濯物を片付ける。
「もう疲れた。あの本読みたい。」という答えだったら、洗濯物はそのままにして、本を読む。

片付けるのは自分のため。そう思うとイライラしない。
片付けないのも自分のため。そう思うと罪悪感がない。

私を縛り、責め続けていた思い込みが、また一つ消え去った。
そして、また少し楽になった。

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