心のこと

「コミュニケーション」という資質〜ストレングスファインダーの誤解を受けやすい強み

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「コミュニケーション」という強み

前の記事であげた「自我」とは違って、「コミュニケーション」はいいイメージを持つ強みである。
もちろんどの強みも素晴らしいものなのだが、「コミュニケーション」も誤解を招く名称である。
 

「コミュニケーション」とは何だろう?

「コミュニケーション」というと、誰かと楽しくおしゃべりをしたり、誰とでも仲良くできる、双方向の交流が得意というイメージがある。
しかし、ストレングスファインダーの「コミュニケーション」は意味合いが違う。

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「コミュニケーション」は原著でも「communication」である。
「communication」は、辞書にはこう説明されている。
伝達、報道(すること)、(熱などを)伝えること (weblioより)

また、ストレングスファインダーの資質の4つの領域では、「コミュニケーション」は自分の思いを相手に伝えるのが上手い「影響力をもつ資質」に分類されている。
「コミュニケーション」は、「人間関係構築力をもつ資質」ではないのだ。

このことから、ストレングスファインダー原著では、「コミュニケーション」は自分の思いを相手に伝えるという一つの方向の情報伝達が得意な資質とみなされていることがわかる。
相互のコミュニケーションを指しているのではないのだ。
 

「コミュニケーション」を持つ人の注意点

「コミュニケーション」を持つ人は、自分の伝えたい事柄を、いろいろな角度から伝えることが出来る人だ。
論理的にも、物語的にも、比喩的にも、あの手この手を使って表現が出来る。

しかし、相手が理解しているかどうかを汲み取る力は「コミュニケーション」の担当範囲ではない。
コミュニケーションという言葉の印象のせいで、自分が話していることは相手に伝わっているはずだと思いがちだが、相手の反応に興味があるのは「人間関係構築力を持つ資質」に属する強みだ。
「人間関係構築力を持つ資質」を持ち合わせていない場合、実は、相手は全く興味を持っていないことを延々と語り続けてしまっている可能性もある。

ただ、「人間関係構築力を持つ資質」を持ち合わせていない場合でも、そういう可能性があることを頭に入れておくだけで、問題は解決する。
「人間関係構築力を持つ資質」は相手の反応をごく自然に無意識で読み取ることができるだけであって、その資質を持っていない人が相手の反応を読み取れないわけではない。
「人間関係構築力を持つ資質」を持っていない場合は、相手がどういう表情で聞いているか、時々気を配ればいいのだ。
話が一段落したところで、話の内容に応じて「わかった?」「大丈夫?」「一人で話しすぎてごめんね」など、相手の気持ちを引き出す会話を挟むと、「コミュニケーション」の持つ一方的な情報伝達が緩和されて、コミュニケーションという言葉の印象通りの双方向の交流ができるようになる。
 

関連本

4つの領域について詳しく知りたいときは

ストレングスファインダー2.0

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