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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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お金と自分の関係を変えることがお金の流れに乗るコツだ

お金は先に出すといい?

お金の流れに乗るために、「お金を先に払うといい」という考え方がある。
私もそういう記事をかつて書いた。

しかし、お金を先に出して失敗する人がいるのも確かだ。
お金を出して出して出しまくったのに、全然お金が入ってこなくて空っぽになって終了してしまう。

なぜこういうことが起きるのだろうか。
 

目次

お金の流れに乗れないお金の使い方

お金というのは取引の手段の1つであって、それ自身は何も表さないはずである。
しかし、実際のところ、お金には自分の価値観が滲み出る。

いくつか困った例をあげよう。
 

安いもの消費

ものを買うときに「1円でも安いこと」のみを判断基準とする人がいる。
美味しそうなパンがあっても、その隣の10円安い大きいだけのパンを買ってしまう。
素敵なペンを見つけても、どっかの会社の名前が入ったノベルティで我慢してしまう。

これは、自分は安いものが似合う人間だと言っていることになる。
安いという値段のみに価値を持たせるこの消費は「安いもの消費」である。
 

見栄張り消費

逆に高いことが判断基準になっている人もいる。
例えば、ブランドもののカバンが欲しい時、本当にそのカバン自体を素敵だと思っているだろうか?
「そのカバンを持つ私」になりたいのではなく「30万円のカバンを持つ私」になりたい気持ちはないだろうか。

高価なものに限らない。
周囲の人がみんなこれを持っているから自分も持たなくちゃ、と必要もないものを買うならば、例えそれが安価なものであっても同じである。

周囲の目を意識し、周囲から「見下されたくない」もしくは「上に見られたい」という思いに価値を持たせるこの消費を「見栄張り消費」という。
 

ギャンブル消費

パチンコや競馬などギャンブルにハマる人がいる。
5000円だけというふうに金額を決めてその中で遊ぶなら問題ないが、ずるずると果てしなく続けてしまう人がいる。

これは、現実からの逃避だ。
見たくない現実から離れたくて、たまにちょっとした達成感を得られるギャンブルにハマる。
現実から離れることに価値を持たせるこの消費を「ギャンブル消費」という。

嫌われたくない消費

のべつまくなしに人におごる人がいる。
もちろん、おごったりおごられたりだったり、感謝の気持ちの現れだったり、大変なことへの労いだったり、お祝いの席だったりであれば、コミュニケーションの潤滑剤になる素敵なことだ。
しかし、人に嫌われたくないからおごるという人も存在する。

自分に自信がない分をお金で埋め合わせようとするこの消費は、「嫌われたくない消費」である。
 

なぜお金の流れに乗れないのか

上記のようなお金の使い方をしていると、お金は入ってこない。
なぜなら、お金の使い方に現れる自分の価値観が周囲に伝わるからである。
 

例えば、こうなる

例えば「安いもの消費」を繰り返すとしよう。
「自分は安い人間です」と宣伝しているようなものだ。
周囲の人もそれを見て、「この人は安く扱っていいんだ」と思うようになる。
安く扱っていい人間に、わざわざお金を払う人はいない。

例えば「見栄張り消費」をするとしよう。
自分を人より上に見せようとする人の周囲には、更に張り合う人が集まる。
見栄を張っても張ってもキリがない。
これではお金がいくらあっても足りない。

例えば「ギャンブル消費」にはまるとしよう。
現実から目を逸らしたら一瞬は楽になるかもしれないが、お金を稼ぐには現実の世界に立つ必要がある。
現実から目を逸らし続けていたら、いつまでたってもお金は入ってこない。

例えば「嫌われたくない消費」をするとしよう。
自分の自信のなさがお金で埋まったとしても、効力は一瞬だ。
人間はおごられたことはすぐに忘れてしまう。
覚えているのは「あの人が感謝してくれた」「あの人がお祝いしてくれた」といったそのときの状況だ。
状況を覚えているから、おごられたことも一緒に覚えているのであって、理由がなくおごられても記憶には残らない。
なので、人のためにお金を使いまくっても、周囲の記憶には残らないため、いつまでたっても自信のなさは埋まらずに、お金だけが減っていく。
 

お金の流れに乗れない人

例にあげたのは、自分に価値がないと思っている人や、見栄をはる人や、現実逃避する人や、自分に自信のない人にお金を使う人だが、要するに、自分自身をきちんと見つめることができていない人である。
自分の価値が分かっていないから、自分を安く扱ったり、お金の力を借りて大きく見せようとしてみたり、逃げてしまったりするのだ。

人はお金を使うとき、自分が価値があると納得したものに、お金を使う。
自分が価値を知る努力をしなくても、他人が自分の価値に気づいてお金を払ってくれることなどあるだろうか。
そんなシンデレラストーリーはそうそう転がっていないことに、ある程度年齢を重ねたのなら気づいているだろう。
自分の価値を解ろうともしないで、闇雲にお金を使っても、お金の流れには乗れないのだ。

お金の使い方には、自分が何に価値を置いているかが現れる。
言い換えると、お金の使い方を変えれば、自分の価値観を変えることができる。
自分が本当に価値を置いているものは何か、それにちゃんとお金を使えているか。
これを考えずにお金を使っても、破産まっしぐらになるだけである。
 

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