その他 投資

何のために何年後にいくら必要?目的のない投資はもったいない結果に終わる

2017/06/07

LINEで送る
Pocket

投資を始める前に

投資をしている人の中には、毎月コツコツと金融商品を買っているのはいいけれど、売り時がわからずに、次のステップに進めない人がいる。
もしくはあれもこれもと目が移り、売買を繰り返す人もいる。
どれももったいない投資のやり方だ。

折しも世の中はボーナスシーズンである。
銀行や証券会社のキャンペーン等が行われる季節だ。
しかし、お勧めの商品を聞く前に、考えておくべきことがある。
「私はいったい何のために投資をするのだろうか?」

その答えが、「私の応援したいものに投資するの!お金は増えなくていい!ドブに捨てることになってもいいの!」というのであれば、深く考えずに、ただ自分の好きなものに投資すればいい。
でもお金を増やしたいという気持ちがあるのなら、一度立ち止まって考える必要がある。
 

投資をする目的は?

投資をする目的は何だろうか。
「お金を増やしたい」
それはもちろんなのだが、何のためにお金を増やしたいのだろう?
家を買いたい?子供の教育資金?老後資金?

ただお金を増やしたいだけならば、仕事を頑張って収入を増やすのが一番効果的だ。
金融資産に投資するならば、「子供の受験と入学金のために5年後に100万円必要だ」「老後資金にするために30年後に5000万円必要だ」というように、何のために何年後にいくら必要なのかを具体的に意識することが大切となる。

広告

投資をする目的を最初に考えることが大切な理由

なぜ、ただお金を増やしたいだけで、投資をするのが危険なのだろうか。
理由は2つ。
1つめは、買う商品を間違うから。
2つめは、売り時を間違うから。
どちらも致命的なミスである。
 

買う商品を間違う

ただお金を増やすことが目的だとすると、できるだけたくさんお金を増やしたい、と思ってしまう。
金融商品でたくさんお金を増やそうとなると、自然とハイリスクの商品に目が向くようになる。

なぜなら金融商品でいうハイリスクとは「思いもよらない値動きをすること」であり、「思いもよらないほど儲ける可能性がある」ことを意味するからだ。しかし同時に「思いもよらずに一気にお金を失う可能性もある」という意味でもある。
目的もなくお金を増やそうとすると、自分が許容できる適切なリスクを超えてハイリスクな商品に手を出してしまい、いざお金が必要な時に手元に残っていない、という羽目になる。

もしくは過度にリスクを恐れて、ローリスクの商品ばかりを購入して、いざお金が必要な時に全く増えていないという可能性も出てくる。
せっかく「時間」というお金を増やすのに大切な要素を持っていたとしても、これでは意味がない。

自分とお金の付き合い方を考える上で、適切なリターンとリスクの把握が必要である。
投資の目的が具体的であればあるほど、この目安がつきやすい。
 

売り時を間違う

金融商品は、いつ何を買うか以上に、いつ売るかが大切である。

「利益が出ている時に売ればいいんじゃないの?」と考えがちだが、いくら利益が出ていれば売り時なのか答えられるだろうか?
そして利益が出ている時に売ったとして、その後、どうするのだろうか?
違う金融商品に買い換える?
金融商品は売買するのに手数料がかかる。
その手数料を払ってまで、買い換えることが必要なのだろうか?

投資の目的が具体化していないと、こういった売り時の判断ができないのだ。
 

実際に投資を始める

まず用意するもの

金融商品に限らずであるが、投資をする時にはまず「先立つ物」が必要となる。
先立つ物=お金、であるが、実際には「生活資金」と「タネ銭」の2種類が揃ってから投資を始めることとなる。
 

生活資金

今すぐ投資を始めたいと思っても、生活資金に余裕がないうちは投資を始めてはいけない。

金融商品は売却するのに手数料がかかる。
生活資金が足りなくなって金融商品を売却することになったら、お金が増えるどころか余計な手数料を払うことになる。
そして、自分の望むタイミングに自分の望む金額で売れないのが金融商品だ。
お金が必要なのに、金融商品が売れずに現金の用意ができなくなる可能性もある。

思いがけない何かがあったときに対応できるくらいのお金は銀行口座に残しておく必要がある。
その金額は、一般的に生活費の3ヶ月分〜6ヶ月分と言われている。
子供なし共働き家庭なら少なめでいいが、自分が倒れたら家族の収入源が無くなる場合は多めに用意しておいたほうが安心だろう。
 

タネ銭

そして投資を始めるには、元手が必要だ。

最低50万円はないと、自分の目的に沿った資産運用は難しい。
50万円がない時は、「投資のために50万円を貯める」を目的に投資を始めるといい。
それまでは分散投資は考えず、銀行に貯金をするか、少額からでも購入できる投資信託を1つ選び、コツコツ毎月買い続けるのがいいだろう。
 
 
投資の目的に沿った具体的な資産運用の始め方は後編「銀行は教えてくれない投資信託の選び方〜やる人は当たり前にやっている目標設定」に続く。

おすすめ書籍

4年前に出版された本なので、この本の中でお勧めされている金融商品は今のベストではない可能性が高いが、この本に書かれている金融商品の選び方の肝は普遍のものである。

広告

関連コンテンツ

-その他, 投資