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働くこと

『革命のファンファーレ』(西野亮廣著)は現代版の三国志である

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この本を手にしたきっかけ

キングコングの西野亮廣氏が書いた『革命のファンファーレ』という本を読んだ。

キングコングの西野亮廣さんのことを知ったのは、彼が『えんとつ町のプペル』という自身の絵本を無料公開したときだった。
「あなたのような力がある人が作品を無料公開したら、他のクリエイターは食いっぱぐれるじゃないか!」という批判が殺到し、私も一瞬そう思ったが、それに対する西野さんの反論が鮮やかだった。

例えば、地上波テレビは、無料で視聴することができる。
そこで見た番組をきっかけに、あるタレントやアニメのファンになったことがある人は多いだろう。
ファンになると、ライブやグッズにお金を使うようになる。
出会ったきっかけは無料でも、ファンになればお金を使うのだ。
価値があるものは、無料公開してファンを増やしたほうが、回りまわってお金が動く。

そして、特に絵本は、子供のために買う需要が多い。
誰かのために買うもの、特に子供のために買うものは、中身をきちんと把握して、お勧めできると納得したものを買いたい。
絵本の一部ではなく、全体を無料公開することで「このお話は最後まで面白い」と安心して買うことができるようになるのだ。
子供に読み聞かせするなら、小さいスマホの画面よりも、絵本で大きなきれいな絵を見ながらの方がいい。
そういう人たちは、スマホで全文読んだ後、絵本を購入する。

こうして実際、『えんとつ町のプペル』は30万部を超える売上となった。
西野さんの販売戦略に舌を巻いた。

この西野亮廣さんが書く「現代のお金と広告」の本だ。
面白いに決まっている。
 

この本は現代版三国志だ

『革命のファンファーレ』を読んで思った。
この本は、現代版三国志である。

こういうと、西野さんは劉備なのか曹操なのか孫堅なのかと考えたくなるかもしれないが、そういう次元の存在ではない。
三国志は、政治が乱れ、国民が疲弊していた古代中国に現れ、義と武力と戦略で時代を作り上げた男たちの物語である。
そして、今の世界。
インターネットの普及で情報のやり取りが容易となり、時代は大きな変革期に突入した。
情報を統制して人を治める旧価値観では政治も会社も成り立たない時代となった。
個人が政治や会社に一生守ってもらえた時代も終わり、一人一人が新しい価値観を持たないと生き抜けない時代である。

西野さんは、この変革の時代を生き抜く術を、本の中で書いている。
三国志の時代に必要だった義と武力と戦略という3つの武器は、現代では信用と情報と戦略に変わった。
この本には、西野さんが実際にどうやって信用を積み、どのような情報をベースに、どんな戦略を進めてきたかが、ふんだんに書かれている。

この本は、新しい武器を手にした人間が、変革の時代をどのように生きたかという物語の序章だ。
物語の続きは、これからリアルタイムで見ていくことになる。
そして、信用と情報と戦略という新しい武器を手にした人間は、誰でも物語の主人公になれる。

唸らされたフレーズ

印象に残った点は数あれど、物が売れないと悩んでいる人たちにお伝えしたいのが、この言葉だ。

物が売れなくなった時代と言われている。
客の購買意欲を高めるために、どんどん販売価格を安くしている。
しかし、売れない理由が価格だけではないことは、価格を安くした企業自身が自分のクビを締める結果になっていることからも分かる。

物を買うには「きっかけ」が必要だと西野さんは言う。
自分のために1000円を使わなくても、友人の誕生日プレゼントなら1000円を出す。
自分のためにシャンパンを買う生活をしていなくても、お気に入りのキャバクラ嬢を喜ばせるためになら原価の何倍も出してシャンパンを注文する人がいる。

物の力だけでは購買に至らなくても、それがコミュニケーションに繋がるのなら購入する人がいる。
これが「きっかけ」だ。
であれば、物を売るために必要なのは、値段を下げることではなく、不要な付加価値をつけることでもなく、「きっかけ」を生み出すことである。

物が売れないと、物だけをじっと見つめていたら生まれないアイデアだ。
 
この本には、こうした数多くの仕掛けの話が載っている。
どれも実際に西野さんが試した話だ。

『えんとつ町のプペル』の無料公開についても、上記に挙げた2点以外にも、仕掛けと戦略が載っている。
 

この本をお勧めしたい人

この本は、これまでの価値観では通用しないことに気づいているけれど、新しい価値観を掴みきれずに悩んでいる人にお勧めの本だ。

西野さんが実際に試したことなので、「これをこのままやりましょう」という答えが載っている訳ではない。
ただ、これは「西野さんだからできた」といった他人事の話でもない。
西野さんが信用と情報と戦略という新しい武器をどうやって手に入れ、どうやって使っているかを見ることで、自分流の新しい武器の手に入れ方に気がつくことができるだろう。

革命のファンファーレは、もうすでに鳴った。

自らの武器を持ち、立ち上がる時が来たのだ。

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