【お知らせ】2017年11月12日にストレングスファインダーのワークショップを行います。
第1回、第2回と好評を好評をいただいたワークショップの第3回目です。
ストレングスファインダーを受けた方ならどなたでも参加できます。
詳細はこちらをご覧ください。
10月18日現在、お申し込みは11名となっております。(定員20名)

1.日本の野球 野球

村田兆治は球場の雰囲気を変えられる数少ない投手だった 2015年4月18日

2017/10/13

LINEで送る
Pocket

武蔵ヒートベアーズの初戦を記念するセレモニーで、村田兆治とパンチ佐藤の一打席対決というエキシビションがあった。

広告


セレモニーが始まると、村田兆治(65歳)は懐かしのロッテオリオンズのユニフォームを着て登場。
グラウンドの片隅で投球練習を始めた。
投球練習

何球も何球も肩の調子を確かめるように投げ続ける。
そのうち徐々に後ろに下がって、投球の距離を伸ばしていく。
どんどん下がる。さらに下がる。
最終的には70mほどの距離で遠投をしていた。
実際のマウンドと打席の距離は19m足らずということを考えると、エキシビションの準備にしてはかなり過分に思える。
その後、入念にストレッチをし、マウンドに向かった。

振りかぶる
元気よく打席に入るパンチに対して、マサカリ投法と呼ばれる独特なフォームで、一球目、ストレートを投げ込む。
相変わらず速い。130kmは超えているはずだ。
二球目、三球目。パンチは手が出ない。
そして徐々に盛り上がっていた客席が静まり返る。
観客も、村田兆治の投球に引き込まれてしまった。
パンチ

2ストライクまで追い込んだ。
ここまできたら、最後の決め球はアレのはず。
客席の期待が高まった時、村田兆治が、ボールを握った手をパンチに見せつけながら叫んだ。
「パンチ!次、フォークな!」
村田兆治の代名詞、落差の激しいフォークボールを目の前で見られる喜びが客席に広がる。
マサカリ

フォーク一球目。パンチは見逃す。判定はボール。
投手も打者も一呼吸入れ、観客席の緊張は最高潮になる。
フォーク二球目。パンチは空振り。
勝負がついた。

歩み寄る両者の笑顔を見て、場内の緊張もほどける。
しかし、球場の空気は確実に変わった。
なごやかな中にもピリッと引き締まった感覚が残っている。
パンチ村田兆治

球場の雰囲気をがらっと変えられる投手はそう多くない。
近年で言えばダルビッシュと田中将大くらいか。
そして試合ではない、たった一打席のエキシビション対決で空気を変えられる投手はどれだけいるのだろう。
たった500人足らずの観客のために入念に準備をし、最高のパフォーマンスを見せた村田兆治に、プロの仕事の意味を見せつけられた。

村田兆治は1990年にプロ野球選手を引退したって?
いや、彼はいまだに現役のプロだ。きっと死ぬまでプロ野球選手であり続けるのだろう。
そして今夜もまた、次の登板に備えて激しいトレーニングをしているのだろう。

Facebookページには
更新情報と裏話を書いてます

Twitter で

広告

関連コンテンツ

-1.日本の野球, 野球
-