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浅草洋食の最高峰。グリルグランドで最高級のスタンダードを知る

グリルグランド


グリルグランドという名前は、もちろん知っていた。

創業1941年。
浅草で三代続く洋食店。

浅草という、人気のない店は次々と去らざるを得ない飲食激戦地で80年以上も愛されている店だ。

それなのに、私はまだ行ったことがなかった。
店の前は何十回と通っているが、ランチは行列、ディナーは予約のみで満席なので、機会がなかった。

なので、グリルグランドでの食事のお誘いを受けた時は、とても嬉しかった。

グリルグランド

グリルグランドは、浅草の中でも観音裏という観光エリアからは離れた場所にある。
銀座線の浅草駅から10分弱というところ。
美味しそうなお店やお洒落なお店や地元民に愛されてそうなお店などがあるエリアだ。

予約はしているはずなのに、店に着いたら「CLOSED」と案内が出ていて焦ったが、よく見ると「予約のお客様で満席です」と書いてあった。
やはり人気なのだ。

恐る恐るドアを開けたら、ちゃんと席が用意されていた。

グリルグランドのディナー

席につき、メニューを開く。
いかにも洋食店なメニューにワクワクする。
あれもこれも食べたくなって、グラスワインを片手に注文したのは次の品々だ。

チキンセロリサラダ。
セロリが苦手な人でも「これだけは食べられる!」と言うお店のおすすめだそうだ。

確かにえぐみや癖の強さは消え去り、セロリの美味しい香りだけが残っていた。
セロリの香りが楽しめるので、セロリ好きの私も好みの味である。

グリルグランド

セロリたっぷり!

 

帆立のカルパッチョ。
帆立の甘さに、バルサミコとバジルのソースが優しく寄り添う。

グリルグランド

ソースが綺麗にかかっている

 

カニクリームコロッケ。
最低2個からだが、3人組なら3個オーダー可能。
サクッとした衣の中には、とろけるように滑らかなベシャメルソース!
滑らかでありつつ、ぽってりとした、濃厚なソースだ。

グリルグランド

断面の写真を撮らなかったのは失敗。素晴らしいベシャメルソースだった

 

ビーフシチュー。
洋食の最高峰と私が勝手に思っているビーフシチュー。
3人分に分けていただいた。

赤ワインの残り香を感じるような深い味のデミグラスソースで、舌の上だけでなく喉に残る微かな苦味も楽しめる。
お肉はほろっとほぐれる柔らかさ。歯が必要ないほど柔らかく煮込まれている。
ソースにしろお肉にしろ、かなり長い時間を掛けて作られていることが想像できる贅沢な一品だ。

グリルグランド

美味しい。とにかく美味しい

 

メンチカツ。
こちらも薄めの衣にジューシーな牛肉がぎっしり!
ひき肉なのに肉の味がしっかりしているから、肉を食べている感覚になる。

グリルグランド

しまった、カニクリームコロッケと似た写真になっている…

 

特製オムライス。
グリルグランドにはオムライスが2種類ある。
チキンライスを卵で巻いてケチャップ色のソースを掛けた「オムライス」と、チキンライスの上にオムレツを乗せてデミグラスソースを掛けた「特製オムライス」だ。
お店の方は「デミグラスソースはビーフシチューで召し上がられているので、オムライスの方が良いのでは」と安いオムライスを勧めてくださったが、デミグラスソースがあまりに美味しかったので、もう一度食べたくて特製オムライスを選んだ。

チキンライスはもちろん美味しく、さらにふわふわとろとろの卵が美味しさを際立たせている。
デミグラスソースは言わずもがな!

グリルグランド

卵をまとうチキンライス!

 

最後はデザート。
アイスやシャーベットもあったが、ここは迷わずプリン。
カラメルのほろ苦さが締めにふさわしい。

グリルグランド

シンプルな見た目で好印象

グリルグランドのランチ

ディナーをいただいた2日後。
私はまたグリルグランドにいた。

平日の13時過ぎに伺ったら、行列はなく入ることができた。
といっても、空いていたのは1席だけ。
他の席では皆が笑顔で料理を楽しんでいる。

なぜこんなにすぐに再訪したかと言うと、ディナーで牡蠣を使ったメニューが気になっていたのだが、お腹がいっぱいで食べられなかったのだ。
牡蠣のメニューは冬だけの限定の可能性が高い。
早いうちに食しておきたかったのだ。

牡蠣フライと迷ったが、ベシャメルソースの美味しい記憶がまだ残っていたので、牡蠣グラタンをお願いした。

ランチにはサラダとスープがつく。
サラダは写真を撮り忘れてしまった。

グリルグランド

コーンの甘みが幸せな味

 

牡蠣グラタン。
やっぱり美味しいベシャメルソース!
そこに大振りの牡蠣がゴロゴロと入っている。
牡蠣好きにはたまらない量だ。
柔らかめのマカロニはベシャメルソースと馴染みが良い。

グリルグランド

食欲をそそる焦げ目

感想

ディナーにランチにと立て続けに食べたのだが、もうまた食べたい。
デミグラスソースもベシャメルソースも食べ過ぎると胸焼けしたり飽きたりするが、ここのソースはいくら食べてもまた食べたくなる。

グリルグランドを例えて言うならば、全盛期の藤川球児のストレートだ。
ストレートは全てのピッチャーが投げる球種だ。
バッターからしても、一番馴染みのある球だ。
それなのに、藤川球児の火の玉ストレートは打てない。
ストレートが来るとわかっているのに、打てない。
それだけ際立った素晴らしいストレートである。

グリルグランドのメニューも、多くの日本人にとって見慣れた馴染みのあるものだろう。
オムライスやコロッケやメンチカツを食べたことがない人は少ないはずだ。
頭の中に味を思い浮かべることができるだろう。

しかし、グリルグランドの一皿は、その思いを大きく超えてくる。
味も盛り付けも奇抜ではなく王道なのに、その王道が素晴らしくレベルが高いのだ。

世の中には、抜くところを抜いてもっと安く洋食を提供する店もある。
独創的にシェフの個性を強く出す洋食屋もある。
こういった店を楽しむためにも、グリルグランドのハイレベルな王道は経験しておきたい。

基本を知っているからこそ、応用が楽しめるのだ。

お店情報

グリル グランド
東京都台東区浅草3-24-6
03-3874-2351
営業時間:
ランチ  11:30~13:45(L.O)
ディナー 17:00~20:30(L.O)
定休日:日曜、月曜

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