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働くこと

『多動力』「電話してくる人とは仕事をするな」を切り捨てる人が見落としているもの

2017/06/17

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「電話をしてくる人とは仕事をするな」

「電話してくる人とは仕事をするな」という意見が世間を賑わしている。

賛否両論あるが、よく見かける否定的な意見はこういったものだ。
「電話が重視される業界(社風)だから無理」
「行き過ぎた効率主義は大切なものを失う」
「直接言葉を交わすことでしか伝えられないものがある」

実際そうなのだろう。

しかし、ここで「自分には関係ない話。今まで通りのやり方でやろう」で終わってしまっては、1年後に大きな遅れをとることになる。
 

否定しているのは「電話」ではない

もともとこの発言は、ホリエモンこと堀江貴文さんの『多動力』の一節から来ている。
「自分の時間を取り戻そう」というテーマの中の一節だ。
この節のサブタイトルとして「技術の進化に逆行して人の時間を奪ってはならない」と書かれている。

かつてEメールが出てきたとき、郵便より早く、受け手が自分のタイミングで確認できることは便利だったが、PCを立ち上げないと見られないことや、相手にきちんと届いたかどうかがわからないという不安は残ったため、ビジネスに使うには不便な面もあった。
なのでEメールを送った後に「今、メールをしましたので、ご確認ください」と電話をするという慣習すら生まれた。

しかし、今はLINEやメッセンジャーがある。
即時性があるが自分のタイミングで確認でき、相手に届いたかどうかも分かる。
便利なツールが生まれているのだ。

ホリエモンが難じているのは、その便利さに目を向けず、旧時代のコミュニケーションにこだわる姿勢だ。
しかも自分一人の中で完結するならいいが、電話は相手の時間の流れの邪魔をする。
ツールの進化から目を背け、成長する努力をせずに、相手を旧時代のやり方に引き戻そうとする、その姿勢のことなのだ。
自分の成長のなさを、相手の時間を奪うことでカバーしようとする、その姿勢だ。

「電話してくる人とは仕事をするな」という言葉だけ見て電話の是非を問うのは、表面的な議論にすぎない。

電話が必要でもできること

問題は電話だけではない

実際のところは、周囲にいる人全員が時代の進化の波に乗っている環境で仕事をしている人は少ないだろう。
「そうなんだよ。だからそれに合わせないとね」と安心するのは愚かだ。

「電話してくる人とは仕事をするな」とは「相手の時間を尊重しよう」という話である。
ただ電話をしなければいいという話ではない。
相手の時間を尊重するためにやることはたくさんある。
 

そのプレゼンは完結しているか

例えば、営業に来た人が、その後で電話を掛けてくることがある。
「昨日のプレゼンで伝えきれなかったことがあるので補足しますと…」

我々の反応を見て、補足したほうがいいと思ったのかもしれない。
ただ感触を知るための様子伺いの電話かもしれない。
忘れられないように念押しの電話かもしれない。
上司にかけろと言われただけかもしれない。
電話で挨拶しないと失礼と思っているのかもしれない。

真意はわからないが、その電話を必要としないための努力をプレゼン前にどれだけしただろうか?
後で補足しなくてもいいように、事前に相手の状況や望みをきちんと調べ抜いただろうか。
プレゼンの感触をがその場で掴めるような会話を会議の場でしただろうか。
相手の心に刻み込まれる印象的なプレゼンができただろうか。

足りなかったら、あとで電話して伝えたり確かめたりすればいいや。
最初からそういう考えでいると、プレゼンは足りないものだらけになる。
相手からもらえる時間はプレゼンをしている時間のみ、と考えると、プレゼンの完成度は飛躍的に上がる。

上司や相手が電話をしないと失礼と思っている人の場合は、結局電話をすることになるだろう。
しかし、それでも、電話がなくても成り立つプレゼンになるよう努力をすることはできる。
もし電話が必要な業界だとしても、電話がなくても成り立つプレゼンをした上で電話をすれば、他の競合他社よりも随分と印象つけることができるだろう。
 

自分の思いを伝える訓練

相手の時間を奪わない…つまり限られた時間で自分の思いを伝えるためには、自分の伝えたいことを研ぎ澄ますことが必要だ。
それを億劫がっていないだろうか。

論点が頭のなかで整理されていないときは、対面や電話などの直接的なコミュニケーションのほうが伝わりやすい。
そこで相手に甘えて、論点を整理することを怠っていないだろうか。

自分の伝えたいことを研ぎ澄ますためには、訓練が必要だ。
最初は時間が掛かるだろう。
時間を掛けてもうまく整理できなかったりするだろう。

しかしやり続けていると、確実にうまくなる。
回数を重ねるごとに、時間は早くなり、相手に合わせた整理の仕方ができるようになってくる。

「電話してくる人とは仕事をするな」を自分には関係ないと、切り捨ててしまう人。
電話は必要だから今までどおり続けるけれど、裏で相手の時間を奪わないための努力をする人。
1年後、この両者の「伝える力」は、格段に差がついているに違いない。

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