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29ロティ。大塚駅に潜む生ハムの天国へ行ってきた

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私は、肉より魚が好きだ。
肉が3日続くと飽きるが、魚だったらいくらでも食べ続けられる。
しかし、生肉は別だ。
ユッケを食べに韓国に行ってしまうくらい生肉は好物だ。

こんな私に友人が美味しい生ハムが食べられるお店を教えてくれた。
すぐにカレンダーを開き、日程を調整した。
 

29ロティ

大塚駅から徒歩6〜7分と食べログには書いてあるが、なんせ道がわかりにくい。
たどりついたお店も、最初はお店と気づかなかったほど、民家然としている。

おそるおそる扉を開けて、驚いた。
店内はカウンター席が5つと、4人掛けテーブルが1つだけの、ささやかな店内だ。
予約は必ずした方がいいという友人の忠告に感謝である。

 

生ハムと生肉と日本酒

メインは生ハムだが、それ以外にも結構な種類の食べものが用意されている。

まずはお通し、マグロのカルパッチョ。

そして3品1000円という良心的な値段のおつまみ群から、1つめ、アボカドワサビ。
なんともいえない色のソースは、見た目以上にワサビが効いている。

2つめ、クリームチーズとイカの塩辛。3つめ、鶏皮ポン酢。

これらのおつまみを日本酒なしで食べるのはもったいない!
こちらのお店は日本酒は基本的に熱燗で供される。
京都の木下酒造さんの「やんわり」という山廃純米からスタートだ。

そして、生ハム登場!
盛られた生ハムは5種類。
手前から反時計回りで、24ヶ月熟成のプロシュット、コッパという豚の首の生ハム、フィノキオーナというフェンネルの香りがするトスカーナのサラミ、バラ肉で作られたパンチェッタ、グアンチャーレという豚の頬肉の生ハムだ。

向こうが透けて見えるくらい薄く削がれた生ハムは、ふわふわとして口当たりがとてもいい。
そして、そこに熱燗を合わせると、口の中で生ハムの脂がすっと溶けて、旨味が口いっぱいに広がるのだ。

生ハムと熱燗という、一瞬不思議な、しかし至福の組み合わせにしばし酔う。
もちろん日本酒はあっという間に無くなる。
次の店主のオススメは、島根の板倉酒造さんの生酛・無濾過純米酒。
微発泡のにごり酒を、なんと熱燗にして供された。
しかし、これも悪くない。
微発泡の軽い口当たりがさらに軽く感じられ、薄くて軽い生ハムとのバランスが取れている。

生ハムと一緒にパンも出された。
筑波で作られたパンは、ライ麦がほんのり香り、その酸味が生ハムの甘みを引き立てる。

メインの生ハムの後だが、他の肉料理も目を引いた。
友人オススメの羊のカルパッチョ。まさか羊を生でいただけるとは!
羊の臭みはなく、クセの部分だけをうまく取り出している。
とろけるような肉の口当たりに、たっぷりのクミンのつぶつぶの食感がいいアクセントだ。

そしてこれもびっくりしたメニュー、ダチョウのレバ刺し。
ダチョウは、脂の融点が馬に近いらしいが、食べた感じは鳥のレバ刺しにも豚のレバ刺しにも近く感じた。
久々のレバ刺しの味が嬉しい。

この間も、日本酒は続々と登場する。
島根の若林酒造さんの生酛づくり、おん。
同じく島根の旭日酒造さんの十旭日。
特に島根にこだわりがあるわけではないらしいが、生ハムに合う日本酒を探していたら、島根のお酒や生酛造りのお酒にたどり着いたらしい。

火の通った肉も食べようということで、窒息ハトのグリル。
各部位ごとに分けて並べてくれていた。
(個人的には自分で解体してみたかったが、たぶんそれには事前に同席の人の同意を取り付けた方がいいだろう)

締めに、山椒の焼うどん。
山椒の辛さが好きな私にとっては嬉しい一皿!
山椒がほんのりピリ辛とし、締めなのに食欲をそそる危険な一品。

感想

あんなに薄く削がれた生ハムは初めて食べた。
ここまで薄くしないと、ここまで脂を美味しく堪能することはできないのだろう。
生ハムへの愛が一段と深まる体験ができた。

こちらのお店、チーズの品揃えも魅力的だったが、肉に夢中でチーズを頼むには至らなかった。
もう一度訪れて、次は生ハムとチーズでゆっくりお酒を楽しみたい。
 

お店情報

29ロティ
(このお店の呼び名、この記事を書くまで「ニクロティ」と読むのだと思っていたが、調べてみたら「ニッキューロティ」ということだ)
東京都豊島区南大塚1-23-8 はらだ荘 1F
03-6902-1294
定休日:水
営業時間:18:00~24:00

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