働くこと

効率化に抵抗を感じたら、独自の強みを見つけるチャンスだ

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心が教えてくれる強みの種

自分の好きなことや得意なことは、自分ではなかなか見えにくい。
「強みを磨いて武器にしましょう」ということを言われても、「私に武器になるような強みがあるとは思えない…」と感じたりもする。
でも心は正直で、強みを発揮する機会があると、「それが強みだよ!」とシグナルを出す。

そのシグナルにはいろいろあるが、こういう感情もシグナルの1つだ。
「いや、そこは効率化したらダメでしょ」
こういう気持ちが生まれたら、立ち止まって振り返ってみるといい。
 

効率化したいものしたくないもの

世の中、効率化がいいもののように言われている。
無駄な会議、無駄な仕事、無駄な飲み会。
確かにこういうものは無い方がありがたい。

しかし、効率化の行き過ぎに不安を感じたり、これは効率化したくないと感じるものがある。
例えば、私であれば、効率化を進めることで人材の育成部分が疎かになることに不安に感じる。
他には、通勤で駅まで歩く途中にオーディオプレイヤーで教材を聞くといいよ、と言われても、乗り気になれない。
通勤途中では、風の匂いが昨日と違うことを感じたり、植木が花を咲かせているのを見つけたりしたいのだ。

人によって、いろいろあるだろう。
ヘルシオといった調理器具で手間いらずに料理が出来上がることが分かっていても、自分の手で料理をしたかったり、梅干しはあちこちに売っているけれど自分で漬けたかったり、造花だったら枯れないけれど毎日植木に水をあげることが楽しかったり。

もっと効率化できると分かっていても、効率化をしたくないことは、自分が大切にしていることである。
誰かが面倒がって効率化しようとするけれど、自分は手間暇を掛けてでもやりたい場合、そこに自分の強みが隠れている。
 

効率化できる人も手間暇かけられる人も貴重

人間は、丁寧に扱われたものが好きだ。
カレー屋さんに行って、「5分でさっと作ったカレー」と「1日かけてじっくり作ったカレー」の2種類が同じ値段であったなら、多くの人が「1日かけてじっくり作ったカレー」に興味を持つだろう。

でも時間には限りがある。やらなければいけないことは無限にある。
そのためには省くことも必要だ。効率化することも必要だ。
それもこれも自分がやることに時間を掛けるためなのだ。

人それぞれ「その人がやるべき使命」は違っている。
だから、ある人が効率化しようとすることに対して、違う人が疑問を持つことは不思議なことではない。

なので、もし自分が大切にしていることに対して、他の人が「この部分は効率的にやりましょう」というのを見ても憤りを感じる必要はない。
そうじゃないと叫びたいかもしれないが、でも、だから、いいのだ。
ある部分を効率化したいと思う人がいるから、そこに手間暇をかけられる人の存在が貴重になる。
 

効率化したくないものに強みが潜む

効率化に馴染めない事柄に出会ったら、自分が何を大切にしているのかに気がつくチャンスだ。
先の私の例でいうと、人が育つという部分は諦めたくない。(ただし弱みを克服する必要はないと思っている。弱みの克服は無駄だと感じる。誰にでもある強みを伸ばすことがいいと思っている)
日々の変化というものを見過ごしたくはない。(植物に興味があれば花が咲くことが重要かもしれないが、私はそうではなく、昨日と今日が違うことに気がつきたい)

そして、効率化できると分かっていても手間暇を掛けたいことがあれば、それは自分の強みの種である。
私の場合、文章を書くことがこれにあたると感じている。
さっと書かれたブログも多い中、ほぼ毎日1時間半〜2時間、あるときには半日掛けて文章を考えられることは、強みとして育てられると思っている。
 

人による違い

同じことに手間暇を掛けていたとしても、何を大切にして、どこに強みがあるかは人によって変わってくる。

例えば料理を作ることが好きな人の場合、ある人にとっては美味しいものを味わうといった、感覚の鋭さが強みである。
ある人にとっては、野菜に火が通り色が変わる瞬間といった、変化を見極めることが強みである。
他のある人にとっては、科学的に食材の特質や栄養素を理解し活かすといった、分析と実践が強みである。

効率化に抵抗を感じた時、その事柄に対して自分は何に注目しているかを掘り下げていく。
1つ見つけただけではピンと来ないかもしれないが、そういう事柄に何度も出くわして、2つ3つと気づいたことが増えていくと、段々と自分のことが見えてくる。
 

大切なもの×強み=独自の強み

効率化に抵抗を感じる時、それも心の声だ。
心の声に耳を傾けると、自分が大切にしていることや強みが見えてくる。

他の人に何と言われようとも、自分が大切なものは大切にしていていい。
大切にしていることと強みの種を掛け合わせることで、その人独自の強みが生まれるのである。

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