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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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焦ってミスの泥沼に陥りやすい部下のために上司ができること

焦ってミスをしちゃう人

ミスをしてはいけない場面でこそ、ミスをしてしまう。
何とかしようとすればするほど、泥沼にはまり込むかのように状況が悪化していく。
そういう経験をしたり、周囲の人がはまっているのを見たりしたことはないだろうか。

もし部下がミスの泥沼にはまりやすいタイプだったらどうすればいいだろうか。

目次

ミスの沼にはまる理由

ミスの沼にはまりやすい人が沼にはまる理由は2つある。

1.ミスをしてはいけないと緊張する
2.ミスの後始末を自分でつけようとする

意識しておくといいこと

ミスの沼にはまる人もはまらない人も、まず意識しておくことがある。
ミスをしない人は一人もいない、ということだ。

ミスをしない人は一人もいない。

ミスをした人は、ミスをした人の気持ちが分かる。
自分がしたミスはいつか他の誰かがするミスだから、ミスした時の自分の気持ちを覚えておくといい。
今自分が掛けてもらいたい言葉は、次に同じミスをした人が掛けてもらいたい言葉だ。

ミスをした人は、そのミスへの対処方法を覚えておこう。
次に誰かが同じミスをしたとき、代わりに対応してあげることができる。

ミスをした人は、どうしてそのミスが発生したかを考えよう。
他の誰かが同じミスをしないように、どこに気を付ければいいか教えてあげることができる。

ミスをしない完璧な人は、人のミスを許せないし、人がミスした時のフォローもできない。
完璧な人ばかりがいる世界より、間違いを許してどうすればいいか考えられる人ばかりの世界の方が、温かくて暮らしやすい。

また、ミスは現状の不備を教えてくれるものだ。
ここに真摯に向き合うことが、現状をよりよく変えるきっかけとなるのだ。

ミスの沼にはまりやすい人への対応方法

実際、身近にミスの沼にはまりやすい人がいるときは、どういう対応をすればいいだろう。
ミスの沼にはまりやすい人が沼にはまる理由が分かれば、そこに対応すればいい。

1.ミスをしてはいけないと緊張する

ミスをしてはいけないと思えば思うほど、身体に力が入り、心に余裕がなくなり、ミスをしてしまう。
それはそうだろう。
物事がうまくいくことに集中しなければいけない場面で、まだしてもいないミスのことを意識しているのだから、物事がうまくいく訳がない。

こういうタイプの部下には、前もって「ミスはするから、諦めなさい」と言っておくといい。
そもそも人はミスをする生き物だ。だって人間だもの。
ミスをゼロにすることは無理だと、上司も部下もお互いに諦めよう。

ミスをすることを当然の前提条件として認める。
それよりも、早急にミスに気づくこと、ミスを認めて謝ること、再発防止策を考えられることが重要なのだ。

ミスをされた人が怒る場合、ミスそのものに怒るのではなく、ミスをした後の対応に怒っていることがほとんどである。
ミスをうまく処理して、その後の大きなチャンスに繋がった例を誰もが耳にしたこともあるだろう。
大切なのはミスをしないことではなく、その後の対応の方なのだ。

このように声を掛けるだけで、だいぶ落ち着いてミスの原因が減る。

2.ミスの後始末を自分でつけようとする

ミスを起こした人は、その影響を最小にしようと考える。
その思いが、他の人に頼らず、自分自身でなんとかしようという行動に繋がる。
しかし、その初動のまずさのせいで、ミスの影響が広範囲になることはよくある。
そもそもミスで頭が真っ白になっている時点で、いい対応が思いつく可能性は少ないのだ。

なので、部下にはこう言っている。
「私の給料があなたより高いのは、私があなたよりも数多くのミスを経験して、対処方法も知っているからだよ」
「だから、やらかしたかも?と思ったら、真っ先に私に言ってね。一番いい対応方法を知ってるから」
「私がどういう対応するか見て、覚えておいて。あなたが私の立場になったときにどういう対応すればいいか考えながら見ていて」

ここまで言うと私自身にプレッシャーは掛かるが、それは仕方がない。
部下のミスは、全部私が…私に無理なら私の上司が…引き受ける。
こういう安心感を持つだけでも、ミスの量は減るのだ。

事前の準備

部下がいつかやるかもしれないミスに対応するために、心掛けておくことがある。

普段

一緒に仕事をしていると、相手がどういうミスをしがちかが見えてくる。
そうしたら、そのミスが起こる覚悟をしておく。
ミスが起きた時にどういう対応をするか、シミュレーションしておく。

ミスが起きた時に、想定していれば「ああ、やっぱり」、想定していなければ「そうきたか!」と心の中で答え合わせすると、ゲーム感覚で楽しくなる。

ここぞというとき

人間がミスをする生き物だとしても、どうしてもミスをしてほしくない場面はある。
そのときは、部下と一緒にシミュレーションするといい。

これを行う時に、どういうミスが想定されるか。
そのミスが起きた時にどういう対応をすればいいか。
謝罪するときは何と言って謝るか。

本番当日に緊張するのは、何が起こるか分からないからだ。
思いつくミスの全てにおいてシミュレーションをしておくと、かなり落ち着いて本番に臨める。

ここまでしてもミスは起こる

いろいろ書いたが、ミスは起こるときに起こる。
そういうものと割り切って、起きたミスを楽しもう。

ただし、もし同じミスを何度も何度も繰り返す場合。
そのときは、その仕事が根本的に本人の資質と合ってない可能性が高い。
思い切って違う仕事を任せてみるのも、一つの方法である。

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