ドバイの空港でトイレにびっくり! プラハ・ブルノ・ウィーン旅
トイレにシャワー
ドバイ空港のトイレに初めて入ったとき、見慣れないものの存在にキョトンとしてしまった。
シャワーだ。
小さいが、紛れもなくシャワーだ。
いったいこれはなんだろう。
とはいえ、トイレの個室で全裸になってシャワーを浴びることはないだろうから、用途は一つだろう。
ドバイ版ウォシュレットだ。
使い心地
せっかく備えてあるものは試してみたい。
洋服が濡れてしまわないかドキドキしながらボタンを押してみた。
ジャー!
シャワーのように水が広がるかと思いきや、まっすぐ直線的に出てくる。
そして温度は低めのぬるま湯。
とても快適だ。
さすがに拭き取る紙は普段より量が必要だったけれど、この快適さはありがたい。
長時間飛行機に乗った後、さらにこの後も飛行機に乗る予定が待っている。
そんなときにぴったりだった。
ドバイ式トイレ
ドバイ空港内でもう一つ驚いたトイレがある。
私の前に並んでいた人が、個室を覗いて困惑の表情をし、私に手招きをした。
行って見てみると、そこにあったのはこれだった。
和式トイレを見慣れている身としてはそこまで困惑はしないのだけれど、でもこれは和式トイレに比べたら、随分アバウトな作りではないだろうか。
床に穴、そのものだ。
使い心地
20年以上前、中国の地方部を旅行した際に、大きな穴に木の板を2枚渡したトイレを利用したことがある。
あれよりは近代的でマシだと思いきや、そうでもなかった。
女性でないと感覚が分かりにくいかもしれないが、和式トイレにある半円形の「あれ」がないと、ハネてしまうのだ。
女性が用をたす時に、狙いを定める意識を持つことはないだろう。
半円形の「あれ」があれば、そこまで狙いを定めなくてもいいのだ。
しかし、その恩恵がないと、的に収めるのは非常に難しい。
大きな穴に木の板を2枚渡したトイレは、あれはほぼ全てが穴なので、狙いを定めなくても、きちんと穴に収まった。
しかし、このドバイ式トイレは穴が小さいので、真剣に狙いを定めないとハネてしまうのだ。
そのうえ、このトイレにも、例のドバイ式ウォシュレットが備えてある。
このトイレとウォシュレットの組み合わせで、どうすれば床を濡らさずにすむのか、ドバイの人はコツをつかんでいるのだろうか。