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嵐山観光と一緒におすすめの湯豆腐屋さんで、森嘉豆腐のふわりとした風味を味わう

竹むら


京都に行った。
京都観光は高校の修学旅行以来、30年ぶりだ。
20年前には仕事で京都に行っていたのだが、時間に追われて中央卸売市場にしか行けなかった。

その後、京都の混雑の噂を聞いて、足が遠のいていたのだが、このご時世なので行きたくなったのだ。

実際、平日の京都は人が少なく、とても歩きやすかった。
しかし、開いている店も少ない。
水曜日に臨時休業をしている店の多いこと!

それでも食に妥協はしたくなく、京都名物の店を探した。

湯どうふ 竹むら

ようやく見つけた水曜日に営業している湯豆腐が食べられるお店。
しかも予約なしで大丈夫という旅行者思いの店!
湯豆腐とは、いかにも京都らしいし、60年近く営業しているというのも信頼ができる。

場所は嵐山。
嵐山は行ったことがないので、そういう意味でも理想通り。

JRに揺られて嵐山に向かい、嵯峨嵐山駅より10分弱歩いたところに、竹むらはあった。

湯どうふ 竹むら

竹むら外観

湯どうふコース松

時間は13時半。
予約なしで出向いたが、客は私以外に誰もいない。

湯どうふ 竹むら

私以外に誰もいないが、客がいた形跡はある

湯どうふ 竹むら

田舎の祖父母の家みたいな佇まい。窓ガラスにも味がある

 

湯豆腐のコースは5種類あるが、胡麻豆腐が食べたかったので、胡麻豆腐がつく中で一番安い松コース(5種類の中で真ん中の価格帯)を選んだ。

ほんの少し待った後、目の前に皿が並んだ。

まず出てきたのは、湯豆腐セット。

湯どうふ 竹むら

豆腐と薬味

 

湯豆腐コースを頼んで、いきなり湯豆腐が出てきたことに戸惑った。
前菜等を全てふっ飛ばして、いきなりメインディッシュが出てきた気分だ。

まあいい。
郷に入れば郷に従え。
出てきた豆腐には、素直に従おう。

竹むらさんで出される豆腐は、嵯峨の森嘉さんのもの。
森嘉豆腐は150年以上前に創業され、川端康成や司馬遼太郎の小説にも出てくる由緒正しい豆腐だそうだ。

湯豆腐用に用意された豆腐であるが、冷奴でも美味しいとお店の方が教えてくれた。

さっそく冷奴で食べてみる。
つるっと喉越しがいい。
口にいれた瞬間は感じなかったが、後から豆の香りがふわっと来る。
豆の香りを前面に押し出した濃厚な豆腐が美味しい豆腐と言われる風潮があるような気がするが、こちらの豆腐はその風潮とは逆行している。
舌触りのなめらかさや口溶けの軽さを大切にしていて、バランスがいい。

竹むら

見た目も涼やかで美しい。1つを冷奴、2つを湯豆腐でいただこう

 

冷奴で充分美味しいが、湯豆腐の店なので、湯豆腐にも取り組む。

竹むら

昆布の入ったお鍋

 

鍋の出汁が沸騰したところに豆腐を入れ、豆腐がふつと動くまで待つ。
湯豆腐は柔らかくて口どけがいい。
薬味がまた美味しい。
豆の味が強い豆腐はそのまま塩だけが美味しいが、こちらの豆腐は懐が深く、どんな薬味をも引き立てる。
汗をかいたからか出汁醤油をついつい多めに掛けたくなるが、豆腐の繊細さを味わうなら掛けすぎてはいけない。
ただ、豆腐が出汁醤油を引き立てる一面もあり、ちょっと掛けたり多く掛けたり、一口ごとに悩ましい。

竹むら

薬味は生姜、大根おろし、味のり、鰹節、ネギ

 

湯豆腐を楽しんでいたら、胡麻豆腐が出てきた。
50年前から作られている自家製胡麻豆腐は、ねっとりプルプルでもっちりとした食感。
わさび醤油が好相性。

竹むら 胡麻豆腐

ぷるんぷるんの胡麻豆腐

 

湯豆腐と胡麻豆腐という二大名物をいただいて、既に達成感に満ちていたが、ここで八寸登場。
なんとなく後夜祭の始まりという感覚を持ちつつ、皿を見る。

長芋の磯辺揚げ。もちもちとして美味しい。
胡瓜の酢味噌和え。さっぱりとして、暑い日にありがたい。
粟麩の味噌田楽。他が淡い味だから濃いめの味付けが嬉しい。

竹むら

八寸

 

飛龍頭。
こちらも森嘉さんのものだろうか。
中心に銀杏が入っている。
ふわっとして、口に入れると出汁が溢れ出る。

竹むら

ひろうす

 

そして、天ぷらが出てきた。
顔ぶれは、茄子、れんこん、大葉、人参、パプリカ、椎茸。
天つゆはなく、岩塩でいただく。

特筆すべきは椎茸!
噛むとじゅわっと椎茸の旨味が滲み出てくる。

竹むら

どれも軽く揚がっている

 

最後にご飯と漬物、お吸い物。
ご飯は米粒が立っていて、天ぷらの岩塩を乗せただけでも美味しい。

ご飯はおひつで出てくる

 
一番出汁のお吸い物は、湯葉と三つ葉に、じゅんさいも入っていた。

一番出汁で香り豊か

閑散期だからなのか、サービスでアイスクリームを頂いた。

竹むら

コース外のサービスでデザート

 
なかなかのボリュームでかなりお腹がいっぱいになる、大満足のコースだった。

感想

湯豆腐、冷奴、胡麻豆腐、生麩、飛龍頭、湯葉…と京都に滅多に来れない観光客が一口食べたいと思うものが効率的にまとまっていて、そういう観光客の私にはとても好ましかった。

いきなり湯豆腐が出てきたことに戸惑ったけれど、全部食べた後で振り返ると、最初に淡い味のものから、少しずつ濃くなるように構成されていて、なるほどと思った。
森嘉豆腐の繊細さは、天ぷらの後では分からなかったかもしれない。

どうやらコロナ前は行列ができるお店だったらしいが、コロナ下のガランとした平日の京都では、お昼どきを少々外していたとは言え、並ばずに入ることができた。
店員さんも皆とても親切で、嵐山観光のついでに寄るのに、いいお店だと思う。

お店情報

湯どうふ 竹むら
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺北造路町48-7
075-861-1483
営業時間:11:00~20:00(L.O.19:00)
定休日:木曜日

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