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働くこと

式守伊之助に学ぶ仕事の極意。相撲は勝ちを見るのではない。

2017/10/13

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一番好きなスポーツは野球だが、大相撲を見ることも好きである。
今、角界で一番お気に入りなのは、第40代式守伊之助(当代)だ。
つぶらなタレ目がキュートで、小さい身体から発せられる大きな甲高い声が、いかにも行司らしくて好感が持てる。
顔触れ言上

その式守伊之助のインタビュー記事が越谷市のサイトに掲載されているのを発見した。
真摯に職務を全うしていることが伝わる、いいインタビューだった。

心に残った伊之助の言葉

行司が見るのは、どちらが勝つかではない

観客のみなさんは、どちらが勝ったかを見ていると思いますが、行司はどちらが負けたかを見て、その逆の力士に軍配を上げるのが鉄則

一番心に残った一文である。

言われてみたら確かにその通りだ。
相撲は先に土俵の外に出た方が負け、もしくは足の裏以外が土俵に付いたら負けで、負けなかった方の力士が勝ちなのだ。
例えば球技であれば、点を多く入れた方が勝ちなので、誰が点を入れるかを見ていればよい。
しかし、相撲はどちらが負けるかを見なければ、どちらが勝ちかを裁けないのだ。

「どちらが勝ったかを見るのではなく、どちらが負けたかを見る。」
同じことを言っているようで、考え方が180度違う、深い言葉である。

追われずに追いかける

力士の動きに追われてはダメで、行司が力士を追いかけて見るのが基本

伊之助はさらりというが、これほど難しいことはないだろう。
相撲には筋書きがない。
王道の手はあるが、それの裏をかく力士もいる。
あんなに巨体なのに、動きは素早い。
行司はそれを間近で見ていなければならない。

動きの予想のつかないものに付いていくだけでも大変だろうに、それではダメで、自分が追いかけなくてはいけないのだ。
力士の特徴を頭に叩き込み、相撲の流れを読むことができる経験があるからこそ、絶妙な距離感を保ち、力士を追うことができるのだろう。
かといって、この力士はこう動くはずだ、と思い込んでいては、予想外の動きをされたときに、接触して取り組みの邪魔になってしまう。

行司が1日に裁く取組数はほぼ2番なのは、高度な集中力と判断力を求められるからなのだろう。
流れに流されるのではなく、流れを予想しつつ、でも思い込みに凝り固まらず、目の前の流れを追っていく。
常に一瞬一瞬ごとの判断が必要なのだ。

常に新たな気持ちで取り組む

たとえ差し違えなどの失敗をしても、反省は後回しにしてすぐに忘れて切り替える。前の勝負が頭に残っていると、正しい判断ができませんから

これは、分かっていても、難しい。
失敗をすると、気持ちがずーんと落ち込んでしまう。
平気なふりをしても、心に小骨が突き刺さっているかのように気になってしまう。

でも、心に雑念が残ったままだと、次の取組にも影響が出て、失敗が拡大してしまう可能性が高まる。
ここは割り切って、気持ちを切り替えることが大切なのだ。

しかし、伊之助はそのまま忘れ去ってしまうわけではない。
毎日、自分の裁いた取組のVTRを見て所作や動きのチェックをしているそうだ。
反省は、その日の仕事が全て終わってから、でもその日のうちに行っているのだ。

どんな仕事でも取り組む姿勢に共通点がある

相撲の行司の式守伊之助と日々デスクワークの私。
まるで共通点がないように思えるが、伊之助の仕事に対する考え方は、自分の仕事にも取り入れらっれることだ。

真摯に仕事をしようとすると、業種は何であれ、たどり着くところは一緒なのだろう。
現在の行司の中で最高位にいる式守伊之助から学ぶことは、角界に無関係であっても、たくさんある。

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