働くこと

会社員が自由になると社員も会社も個人事業主に近づく

LINEで送る
Pocket

会社員が自由を獲得すると個人事業主に近くなる

以前の記事で、私は「会社」という組織が好きだから、個人事業主として独立するのではなく会社員のまま自由を獲得したいと書いた。
これと矛盾するようだが、会社員が自由を獲得すると、個人事業主に限りなく近くなると考えている。

理由1:会社員が自由を獲得するには?

会社員が自分の仕事を自分で選ぶためには、その分野に長けた人として認められる必要がある。
自分の勤務時間を自分で選ぶためには、時間管理を自分でしながら締切を厳守する人だと認められる必要がある。
オフィス以外の場所で働くためには、目の前で監視していなくても きちんと結果を出す人だと認められる必要がある。

これらは全て個人事業主が仕事をする際に必要な基本である。
会社員が自由を目指すということは、会社からの管理を逃れ、自分で自分を管理する生活になるということだ。

会社員が自由を獲得すると、個人事業主に限りなく近くなる理由の1つめがこれである。

広告

理由2:自由を獲得した会社員の行動は?

自由な会社員は、会社の中で求められている役割の方向性が自分が目指す方向性と乖離し、自分が目指す方向性が社内で求められていないとわかると転職をする。
自分が目指す方向性を必要としてくれるところに移るのだ。

これは個人事業主が、あるプロジェクトに参加し終了させた後、また新たなプロジェクトに加わるようなものだ。

個人事業主に近づいていくとは、こういうことでもある。
 

自由な会社員に向いている仕事、向いていない仕事

仕事の2つの側面

仕事には「安定を保つ仕事」と「変化を起こす仕事」の2つの側面がある。

安定を保つ仕事

「安定を保つ仕事」とは、決められたことを決められた手順で遂行していく仕事をいう。
会社を維持していくために欠かせない仕事だ。

この仕事の遂行には組織が向いている。
決められたことが決められた通りに動いているかをチェックするには、組織で一斉に管理する方が効率が良いからだ。
 

変化を起こす仕事

一方で「変化を起こす仕事」には小さい単位が向いている。
速いスピードで変化しなければいけないときほど、核となる集団は少人数の方が対応しやすい。
関係者の数が増えれば増えるほど、意思の疎通にも統一にも時間がかかるからだ。
 

自由な会社員に向く仕事

多くの会社が、少数の「変化を起こす仕事」に関わる人と、多数の「安定を保つ仕事」に関わる人で成り立っている。

自由な会社員は、組織単位での管理が必要な「安定を保つ仕事」には向いていない。
「変化を起こす仕事」につくことになる。
 

自由な会社員が増えると会社はどうなるか

前段では、会社員が自由を獲得すると個人事業主に近づく理由を書いたが、これから先は会社自体も変化していくだろう。

会社が変化を求めるとき、変化を起こす力を持つ自由な会社員を必要とする。
変化が一段落したら、必要となるのは安定を保つ力を持つ社員だ。
個人事業主のような自由な会社員がプロジェクトに応じて、会社にくっついたり離れたりして事業を運営していくようになる。

会社は「安定を保つ仕事」に従事する社員を常に確保する必要があるのだが、「安定を保つ仕事」の中にはロボットやプログラムに置き換えが可能なものがあるので、「安定を保つ仕事」に従事する社員の必要数は減っていく。

そうなると自然と会社自体が小規模なものになっていく。
こうして生まれた小さな団体が、プロジェクトに応じてくっついたり離れたりして事業を運営していくようになる。

会社そのものが、個人事業主に動きが近くなるのだ。
 

これからの社会

自由な会社員が増えると、社会が変化を起こす。
もしくは、社会の変化が、自由な会社員を生み出す。
鶏と卵、どちらが先かは分からないが、社会はこの先変化をし続け、自由な会社員は増えていく。
新しい働き方が見られるまで、それほど遠くないかもしれない。

広告

関連コンテンツ

-働くこと