MENU
しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
ストレングスファインダーの個別セッション詳しくはこちら

生産性改善のアイデアを誰も出してこない!と愚痴る前にすること

旅の持ち物を減らすには

「生産性を上げるには、まず最初にやることを減らすのが大事」とこの記事で書いたが、その方法もスーツケースに例えて考えると分かりやすい。

旅行に行くとき、自分が日常使っているものを全て持って行こうとすると、荷物が果てしなく増えていく。
持っていくものを減らすことを考えなければいけない。

あわせて読みたい
生産性向上とは新しいチャンスをつかむ余裕を持つことである かつての私は、生産性という言葉に息苦しさを感じていた。 当時、生産性を上げるとは、こういうことだと思っていた。 通勤で歩いているときにオーディオブックを聞いて...

旅行の全体像を把握し必要なものを割り出す

旅行に必要なものだけ持っていくためには、その旅の全体像を知る必要がある。

まず、旅先で何をするのかを分かっていないと、用意する荷物が分からない。
いいレストランに行くなら、ワンピースとヒール靴が必要だ。
海に行くなら水着が必要だ。

そして、旅先の気候によって、必要な服装は変わる。

泊まるホテルのアメニティが分かると、不要なものがはっきりする。

旅の目的を考えることも忘れてはいけない。
雨季のアジアに行くならば雨具の用意は必要に思えるが、もし旅の目的が、ホテルでエステ三昧で外に出かけるつもりがないなら、雨具は必要なくなる。

持ち物を減らすためには、旅の全体像を把握し、必要なものを知ることから始めなければいけない。

 

いつもの習慣から離れることで持ち物を減らす

次に、いつもの習慣から離れることも重要だ。

いつも髪をふわふわに巻いていて、ヘアアイロンが無ければ外出ができない、と考えているとする。
しかし、その習慣は、この旅において本当に必要なのだろうか。
例えば行き先がリゾート地ならば、洗いざらしの髪を風になびかせたほうが、現地の雰囲気に溶け込めるだろう。

朝、美味しいコーヒーを飲みたいからと、コーヒーメーカーをどこにでも持参する人を知っている。
それも悪くはないが、旅先では、コーヒーを探しに朝早くから営業しているカフェに行くのも悪くない。
もし美味しくなかったとしても、これも旅のお土産話と笑い飛ばせばいいのだ。

いつもやっているからと惰性で続けるのではなく、一つ一つの習慣について、本当に必要なのかを判断していく。

 

目次

仕事の業務量を減らすには

仕事でも同じだ。

業務の全体像を把握し必要なものを割り出す

やることを減らすには、仕事の全体像を知る必要がある。
その仕事の目的が分かっていないと、ある業務が必要かどうか判断できない。

旅先の気候により持ち物が変わるように、その事業が置かれている世の中の状況により、何に力を入れていくかが変わっていく。

ホテルに用意されているアメニティは持っていく必要がないように、既に世の中に用意されているサービスを取り入れることで、自社でやることを減らすことができる。

 

いつもの習慣から離れることで業務量を減らす

そして今までやり続けていた取り組みを止めることも、視野に入ってくる。
それを始めた当初はとてもいい取り組みだったとしても、今も本当に必要なのだろうか。
世の中が移り変わって、時代遅れの取り組みになっていたり、他のもので代替できたりしないだろうか。

 

今までやり続けていたことを止めることは、とても勇気がいる。
しかし、無駄なことをやり続けている人は、その業務が必要かどうかを判断する力を殺しながら業務をしている。
誰だって、自分がしていることが無駄なことだと、直視したくはない。

もし自分の周囲のメンバーが皆、その業務が必要かどうかを判断する力を殺し続けていたらと思うと、その組織の行く末が恐ろしくなるだろう。
そして、自分自身も、その業務が必要かどうかを判断する力を殺しすぎて、その判断ができない人間になっていないだろうか。

今までやり続けていたことでも無駄であれば止めることは、その業務に係る時間を浮かせるだけではなく、人間の判断力を復活させる上でも重要なことなのだ。

 

よく聞く話

組織の生産性を上げたいと考えて、部下に「生産性を上げる改善案を出して」などという依頼をしていないだろうか。
もちろん、依頼をするのはいいことだ。
実際に業務をしている人間が、一番業務のことを分かっている。

しかし、その前に、組織の全体像をきちんと伝えているだろうか。
自分たちがしている仕事の目的は何か。
今、力を入れるべきことは何か。
それが分からないと、改善案を出せと言われても、途方にくれるか、的外れなものをひねり出すかのどちらかだ。

この順番を間違えているのに、「うちのメンバーは全然アイデアを出してこない」などと愚痴ってはいないか、少し立ち止まって考えてみよう。

 

生産性向上の考え方
https://koto1.com/archives/2512

生産性の関連記事
https://koto1.com/archives/2283

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次