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非常食の袋に詰めるのは基本の品と思い出。思い出がお腹と心を温めてくれる

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あの地震の後、新幹線が復旧すると同時に、故郷の仙台に向かった。
仙台の友人は言った。

「あのときくれたレバーパテ。あれ見て、ワインが飲みたくなって、震災後初めてお酒を飲んだんだ。
お酒を飲むことをすっかり忘れていたから、なんかほっとした…。」

お酒好きの夫婦が、半月もお酒を飲むことを忘れるほどだったんだ。
地震が奪うものをあらためて感じつつ、食べ物のもたらす効果に驚いた。

その後、友人からいろいろと話を聞いて、我が家でも非常食を用意するようになった。

 

非常食

基本

炭水化物

米、袋麺、素麺

非常食というと、米を真っ先に思い浮かべる人が多いだろう。
並んで、カップラーメンや袋麺といったところだろうか。

そこにもう一つ、素麺を加えておくのがおすすめだ。
素麺は日持ちがするし、コンパクトにまとまっている。
そして、茹で時間が短いため、余震が頻繁に来る中でも調理がしやすい。
沸騰したお湯に投入したら火を止めて、そのまま3分待てば茹で上がる。
スープに直接入れれば、一つの鍋で調理が完結する。

 

タンパク質

ツナ缶、サバ缶、即席味噌汁

地震の直後には、ツナ缶やサバ缶といった火を通さずに食べられるものが、ありがたい。
非常食と気を張って用意するよりも、普段から買い置きをして、無くなる前に補充することを心がけておくといいだろう。

そして即席のお味噌汁。
大豆から作られた味噌からもタンパク質をとることができる。
小袋に入った味噌汁の素を用意しておくと便利である。

 

その他

野菜ジュース、乾物、甘いもの

野菜類はどうしても不足する。
ビタミンやミネラルの補給のために、野菜ジュースや干し椎茸や乾燥わかめなどがあるといい。

そして、甘いもの。
いつも好んで食べる人はもちろん、普段食べない人でも、緊張と疲労が続く生活の中では、甘いものを食べるとほっとするだろう。

 

思い出

我が家では、上の友人から聞いた基本を踏まえて、旅のお土産に非常食になりそうなものを選ぶようにしている。


この写真は、我が家の非常食の一部だ。
左上から、富山県高岡市の素麺、宮城県気仙沼市のツナ、福井県小浜市のサバ、北海道の鹿の味噌漬け、宮城県石巻市のカレイの縁側、山形県真室川町の蕗の甘露煮、フランスのオリーブ、茨城県神栖市のねぎサバ、スペインのイベリコ豚、韓国で買ったサンマ煮のようなもの、沖縄の黒糖、岐阜県各務原市のカレー、仙台のカレー。

この中には友人からもらったものもあり、どれも思い出深い。
特にイベリコ豚の缶詰!
友人からの頂きもので、これを開ける時はワクワクするだろう。
もし、悲しいことに災害が起きた中で開けることになったとしても、これをくれた友人の思いと、イベリコ豚への期待感が、心を温めてくれるだろう。

 

非常食の入れ替え

我が家では、毎年、3月と9月に非常食の入れ替えをしている。
向こう半年のうちに賞味期限が切れるものを出し、全体のバランスを見て、足りないものを買い足す。
そして旅に出るたびに、賞味期限の長いものを買って帰る。

非常食に思い出を詰めると、もう一ついいことがある。
思い出の品々が増えてくると、入れ替えの作業が楽しくなるのだ。
うっかり忘れがちな非常食の入れ替えが、旅の思い出が蘇る楽しい時間に変わる。

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