門前仲町、一徹。プリン体アラモードにトリュフご飯!創作料理が楽しく美味しい店
世の中には美味しいお店の情報がたくさんあるけれど、美味しいもの好きの方が直接教えてくれる情報ほど精度の高いものはない。
しかも、食の好みが似ている方だと最高だ。
そんな最高のご縁に恵まれて、会食に行ってきた。
一徹
最寄駅は門前仲町。もしくは茅場町。
どちらの駅からも10分弱歩く。
門前仲町から歩いて隅田川が見えてきた頃、目的のお店にたどりついた。
一徹という店だ。
見事な創作料理
日本酒をいただきつつ、手の込んだお通しに目を見張る。
桜海老の強飯だ。
たっぷりの桜海老がもちもちと蒸し上げられた餅米の上にたっぷりと乗っている。
これだけたっぷり乗っていると、桜海老の甘さも香りもしっかり味わえる。
たくわんがコリっとして、いいアクセントだ。
お造り4種盛り。
4種盛りを頼んだはずだが、2人だったからか、2切れずつ6種盛ってくれた。
カツオや鯛といった春の魚に貝が2種、サバにブリ。
そこにたっぷりの薬味が嬉しい。
千切りのミョウガはそれだけで酒のアテにできる。
メニューで見た瞬間に気になったのがエゾシカの叩き。
ジビエでイメージするような噛み締め系のお肉を想像していたが、意外にも柔らかく滑らかな舌触り。
丁寧に処理をされているのか臭みもなく、上質な赤身肉を味わうことができた。
春の大好物、山菜の天ぷら!
ふきのとう、こごみ、タラの芽、行者ニンニク、山ウド、たけのこの穂先などなど、たくさんの種類の山菜に感激。
衣がさくさく、中身はふっくらと仕上がった揚げ具合も最高だった。
そして、この店の定番人気メニュー、プリン体アラモード。
もう、これはすごい!
上に乗るウニとキャビアとえび子に驚いている場合ではない。
中には、カニ、エビ、ホタテ、アワビ、カキとこれでもかとてんこ盛りだ。
これらが全て卵液に包まれ、茶碗蒸しとなって一体化している。
どの具材からも美味しい出汁がでるのだから美味しくないわけがなく、「すごい」としか感想がでない。
最後の締めも、この店の名物、トリュフご飯をいただいた。
土鍋で炊き上げられた、トリュフがびっしりと敷き詰められたご飯。
いい香りが漂ってくる。
お茶碗によそっていただき、そのまま食べる。
トリュフの香りが口一杯に広がって幸せだ。
この幸せをこのまま堪能したい気持ちもあるが、トリュフと卵の相性がすばらしいのも知っている。
添えられた卵で卵かけご飯にする。
…!
やはり美味しい!美味しすぎる!
食べきれなかったトリュフご飯はお土産に詰めていただき、幸せな一夜は幕を閉じた。
感想
創作メニューの楽しさと、味の美味しさが両立されていて、注文した品が出てくるたびにワクワクするお店だった。
あれもこれも食べたいメニューばかりで、何度でも行きたいお店だ、
これだけ高級食材てんこ盛りで、1人1万円いかなかった。(お酒は2人で2合飲んだ)
とはいえ、ときたま見かける「高級食材を使っていれば、食材の扱いなんて適当でも客は喜ぶだろう」と考える雑な店とは違い、ちゃんと丁寧に調理されている。
便利な立地とはいえないお店なのに、満席の理由がよくわかる。
なお、お土産に持ち帰ったトリュフご飯は、冷めても美味しいし、レンジでチンして卵かけご飯にしたのも美味しかった。
お店情報
一徹
東京都江東区永代1-2-5
03-6458-8191
営業時間:17:30~0:00(L.O 23:00)
定休日:日曜
小さいお店なので予約した方がいい。
食べログでは1人客だけ予約が可能(カウンターがあるのでひとり客でも居心地は悪くないはずだ)。
2人以上の場合は電話で予約できる。
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