秩父で鰻を食べるなら吉見屋。お値段以上の価値がある美味しい鰻!
会社を退職し、平日昼間に動けるようになった。
これまで休日には人が多そうで敬遠していたところに行けるようになったのがありがたい。
そういう訳で、秩父へ日帰り旅。
秩父の美味しいお店を探していたところ、うなぎという言葉が目に入った。
皆野屋
こちらの皆野屋さんは、皆野駅すぐという便利な立地にあるが、実はお店は皆野に鉄道が通るより昔にあり、店の前に皆野駅ができたそうだ。
なお、皆野駅ができたのは、1914年(大正3年)のこと。
創業100年を超える老舗中の老舗なのだ。
鰻、新仔(しんこ)
ときは7月頭。
夏休みにはまだ早い平日の日中ということで、満席になることはなさそうだったが、あらかじめ電話で予約をした。
というのも、注文を受けてから鰻を捌くめに、焼き上がりまで40分ほど掛かるそうなのだ。
予約をすれば、あらかじめ仕込みを終えておいてくれる。
お願いしたのは特上うな重2900円。
東京ならば並のうな重でも2000円を超える店があるので、かなり安く感じる。
なお、他のメニューは下記の写真のとおり。
うな重・ひつまぶし・蒲焼き・白焼きの4種類が、それぞれ並・上・特上と揃っている。
シンプルなメニュー構成だ。
予約はしたが、そして我々以外に他の客はいなかったが、20分ほど待った。
待ち時間の間は、暇つぶしに昭和の主な事件をまとめた冊子などを渡してくれる。
のんびり待って、ついに登場!
ふっくら焼けた鰻がぎっしり!
7月頭だったので、新仔の時期だった。
新仔は入荷する店としない店があるので、まさかここで出会えるとは!
養殖ウナギは通常1年掛けて出荷できるサイズまで育つ。
しかし、中には1年経たずに出荷サイズまで大きく育つ鰻がいて、それが新仔と呼ばれる。
身体は大人であるが、骨や皮がそこまで成長しきれていないため、柔らかいのが特徴である。
こちらの鰻もご多分に漏れず、香ばしく焼けているのに、口に入れるととろけるような脂の乗り具合!
とても美味しい!
付け合せは、肝吸いとじゃがいもサラダとお漬物。
じゃがいもサラダはごま油のコクが効いて、予想と違う美味しさだった。
そしてメロンまで付いて、かなりお得感がある。
なお、こちらは友人が注文したひつまぶし。
こちらも鰻がぎっしりだ。
感想
秩父の、周囲には店の少ないエリアだったので、評判の良さに半信半疑だったのだが、そんな疑いをかけた自分が恥ずかしくなるほど美味しいうなぎだった。
東京だったら4000円超えでも全くおかしくない味だ。
お店の方がとても温かく、さりげなく気を配ってくれているのがありがたかった。
残念ながら私の家からでは気軽に行ける場所ではないが、とてもいいお店と出会って嬉しくなった。
お店情報
吉見屋
埼玉県秩父郡皆野町皆野898
0494-62-0011
営業時間:11:00-20:00
定休日:水曜日
https://tabelog.com/saitama/A1107/A110704/11015979/
https://r.gnavi.co.jp/30gydu0j0000/