しんとみ 桜新町で食すお蕎麦と季節感たっぷりの小料理
野球観戦仲間に誘われて、桜新町のお蕎麦屋さんを訪ねた。
初めて降りる駅の初めて行くお店だが、美味しいものが大好きな仲間のオススメのお店だから、何日も前から楽しみにしていた。
桜新町駅から徒歩10分弱。
住宅街の真ん中に、ひっそりとその店はあった。
しんとみ
店に入ると、まずカウンターが目に入る。
今回は人数の関係もあって、奥のテーブル席に案内していただく。
明るく清潔感ある店内が、お店の方々の人柄なのだろう、温かい雰囲気で満ちている。
今回は5000円のおまかせコースをお願いした。
美味しい料理たち
まず、一番初めに、松の実のお粥が供される。
飲むようにいただくこのお粥で、胃が温められ、ほっとくつろいだ気持ちになる。
そしてこれは後から気づいたことなのだが、お粥が胃に膜を張ってくれたのか、日本酒を飲んでもいつもより酔いが回るのが遅かった。
私はビールが飲めないので、最初から日本酒をいただく。
奈良のお酒、風の森。
突き出しかコースの一品かは失念したが、ひじきの煮物。
出汁がよく含まれていて、優しい味。
いくらとホタテ。
夏が終わり、秋に向かうとひしひしと感じる。
魚と銀杏と栗とインゲン。
この秋、初の銀杏に心が躍る。
もずくで口をさっぱりと。
なめこのお椀。
なめこの大きくて立派なこと!
香りもとても良く、贅沢な気持ちになる。
サンマの肝醤油和え。
下に引いてある金時草という加賀野菜がサクサクとした歯ざわりでいいアクセントになっていた。
日本酒のおかわりは、島根の秋雲を出していただく。
松茸の茶碗蒸し。
松茸も今シーズン初。ほんとにほんとにいい香り!
フルーツトマトのカプレーゼ。
カボチャとチーズを蒸したものに蟹餡をかけたもの。
カボチャの甘味と餡のかすかな塩味、そして蒸し物のなめらかな舌触りと上に乗るアラレのプチプチという、相反するコンビが至福の美味しさをつくりだしている絶品。
ここまででお腹は満ちていたのだが、ここまでいろいろ美味しいものを食べると、もっと更に美味しいものがあるのではという欲が出てきてしまう。
そこでコースとは別に一皿追加をお願いする。
なんとステーキを焼いてくださった。
締めはお蕎麦。
蕎麦も香りが良く、蕎麦湯も美味しい。
デザートは桃のソルベにアルコールを飛ばしたワインをかけたもの。
桃のソルベが桃そのもので幸せの味。
まとめ
上品な店構えだが、お店の方がとても気さくに話してくださるので、とても居心地のいいお店だった。
店内には桜新町らしくサザエさんが飾ってあるほどだ。
住宅街に潜むこういう素敵なお店は、近所に住んでいたりお勤めしていたりする人に教えてもらわないと見つけられないので、誘ってもらったことに本当に感謝!!
お店情報
しんとみ
東京都世田谷区用賀3-5-11
03-3700-8282
定休日:水曜日
https://r.gnavi.co.jp/fd15tc1d0000/
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