雑司が谷で食べる秋田三昧。「あねっちゃ」
山手線の全駅で飲もうという企画を、かつての同僚たちと行っている。
何年も前からスタートしているが、コロナ禍で中断する前でさえ年に1〜2回しか開催していなかったので、生きている間に全駅回れる気がしないが、ぼちぼちと飲んでいる。
今回も1年以上ぶりに集まった。
お題は「目白駅」である。
あねっちゃ
山手線全駅飲みで懸念している駅が2つあって、その1つが目白駅だった。
果たして、目白駅の近くに飲み屋はあるのだろうか?(もう1つは高輪ゲートウェイ駅)
これまでこの会では集まってから店を探すことがほとんどだったが、この夏の気温の高さにやられていたので日和って事前に店を探すことにした。
そして今回選んだのが、「あねっちゃ」である。
目白駅近辺のこの会好みの店は定休日だったりで、目白駅から徒歩10分近くのこの店になった。
そして暑さが苦手な私は更に日和って、雑司が谷駅から向かった。
雑司が谷駅からだと信号待ちを入れても徒歩5分程度。
しかし、コンビニすらないほどの住宅街で、本当に店があるのだろうかと不安になる頃、お店に到着した。
美味しい秋田料理の数々
電話で予約をしたときに「うちに来るのは初めて?システムは知ってますか?」と聞かれた。
食事のメニューはなく、4000円でいろいろと出てくるので、それをいただくシステムらしい。お酒は別料金。
というわけで、席について飲み物を選ぶと、料理が次々とやってくる。
まずは梅酒を頼み、切り昆布の煮物とカツオの刺身でいただく。
次にじゅんさいととんぶり!
じゅんさいは6月頃が旬、とんぶりは秋から冬が旬なので、出てくるとは思っていなかった。
でもやはり秋田といえばこの2つは外せないので、テンションが上がる。
丸茄子の田楽。
とろっと焼かれた丸茄子に、しっかり濃く味付けされた田楽味噌が嬉しい。
メバルの塩焼き。
一人一匹出てくるほっくりと焼き上げられたメバルの美味しさに、皆が細部までつついて、店員さんに「きれいに食べたわね」と褒められた。
ハタハタの一夜干し。
「小さいのだけどね〜」と言われながら出てきたハタハタ。
冬が旬なのだから、今の時期に食べられるだけでありがたい!
骨まで全て食べられるくらいに焼いてあるので、頭から丸かじりした。
ここまでで随分お腹が一杯になったが、きりたんぽ鍋がたっぷりと出てきた!
さすがに根っこの美味しい三関セリではないが、水耕栽培のセリを探してくれたそうだ。
秋だったらもっとキノコを入れられたのに、とお店の人は残念そうだが、そもそも夏に鍋が出てくることに驚きだ。
これで終わりかと思っていたら、鍋の残り出汁で締めの稲庭うどんが出てきた。
家できりたんぽ鍋をやるとき、私にとってきりたんぽはご飯カテゴリーなので、締めは作らない。
本場ではうどんを入れるのか、それともこのお店がサービス精神旺盛なのか。
どちらも可能性がありそうだ。
うどんで終わりかと思いきや、まだまだ秋田名物が続々と出てくる!
さすがにお腹いっぱいだぞ!
感想
季節感はバラバラだが、秋田名物を一同に食べることができて、とても満足度が高かった。
今回、予約したのが前日の夜だったため、お店の人は「もっと早く言ってくれれば、あれもこれも仕入れたいものがあったのにー!」とのことだが、これでも充分に満足だった。
店名の「あねっちゃ」は「お姉さん」という意味だそうだ。
文字通り3人のお姉さま方(49歳の私から見てのお姉さま)が温かく迎えてくれた。
お店の人と楽しくお話しながら、美味しいものが食べられる、とても私好みのお店だった。
お店情報
お酒処 あねっちゃ
東京都豊島区目白2-5-24 第二平ビル B1F
03-3983-6265
営業時間:17:00~23:00
定休日:日・祝日(急な休みあり)
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。