杉谷拳士（日本ハム）の人気の秘密！愛される理由は３つある

人気を獲得するために必要なもの

私が携わっているあるプロジェクトがある。
リリースはまだ先だが、それまでに知名度を高めて人気を獲得しておきたい。

 

人気を獲得するための三要素

人気を獲得するためには、3つの要素があるらしい。
[box class=”box2″]・ファンを増やす
・口コミを増やす
・人々の目にとまる機会を増やす[/box]

大人の事情によりプロジェクトの詳細はここには書けないため、日本ハムファイターズの杉谷拳士選手を例に、この三要素を説明する。

 

杉谷拳士にみる人気の獲得の仕方

杉谷拳士とは

すぎや けんし。
帝京高校出身で、2009年に日本ハムファイターズに入団した野球選手。
投手と捕手以外のポジションを全て守ることができ（甲子園では投手の経験もある）、しかもスイッチヒッターという究極のユーティリティプレーヤーである。

高校時代、このままでは自分はドラフト会議にかからないと察して、スイッチヒッターに転向。
それだけでは無理だと察して、自ら日本ハムファイターズの入団テストを受けにいき合格し、ドラフト6位で指名されたというガッツがある選手だ。

「うるさ杉谷」とあだ名がつくほど、とにかく声がでかい。
練習中に「声を出せ！」と怒られる選手が多い中、杉谷だけは「黙れ！」と怒られるほどだ。

野球の実力はというと、レギュラー間近と何年も言われ続けている状態だ。

 

人気獲得の三要素を具体的にすると

ファンを増やす

野球選手にとってのファンは一般的には観客を指すが、杉谷拳士の場合、そのキャラクターが愛されて、チーム内にもファンがいる。

その筆頭としてあげられるのが、杉谷より一年先輩の中田翔だ。
強面の中田翔に全く気にせず無邪気に絡みつく杉谷を、中田翔がいじりたおすのが、いつものお約束だ。

正月恒例のとんねるずのリアル野球盤に中田翔が出た翌年、帝京高校の縁もあって、規定打席に杉谷拳士も出演する。
本業でレギュラーポジションを取っていないのに、この番組に出演したのは杉谷ただ一人だ。
そこでも物怖じせずに振る舞う杉谷のキャラクターに石橋貴明もふぁんになったのだろうか、2年連続で出演している。

杉谷拳士のありのままの無邪気さが周囲にファンを作り、引き立てられている。
こうやって、応援してくれる人を増やすことが、人気を獲得するための一つ目の要素だ。

 

口コミを増やす

杉谷が日本ハムファン以外にも名前を知られ始めたきっかけの一つに、西武ドームのウグイス嬢による杉谷いじりが挙げられる。

試合前に杉谷拳士がバッティング練習をしていると、こういうアナウンスが入る。
「ただいま内野も外野もベンチも守りますスイッチヒッターの杉谷拳士選手がバッティング練習をおこなっております。どうぞご注目ください。」
「ファイターズの伸びしろ、打って走れる期待のスイッチヒッター・杉谷選手、打撃練習あと１０分です」

もともとは、杉谷がウグイス嬢に頼んだことがきっかけで始まったが、これが評判を呼んだ。
試合前の練習を見るファンは多くないが、口コミが広まり、コアな日本ハムファン以外にも知られるところとなった。
今では、試合前の打撃練習を楽しみにしている西武ファンもいるほどだ。
（ただし、杉谷がスタメン出場の場合には、ウグイス嬢のいじりは行われない）

口コミが広まれば、レギュラー未満の選手でも、球団を超えて人気がでる。
これが2つ目の要素だ。

 

人々の目にとまる機会を増やす

杉谷の本業での露出、試合出場数を見てみよう。
2016年は怪我の影響で大きく減らした。
2014年：87試合
2015年：84試合
2016年：62試合

試合出場数は減っているが、打席数は2015年は増えていた。
つまり、試合に出ている時間は伸びていたのだが、2016年の怪我がもったいなかった。
2014年：146
2015年：192
2016年：138

試合にもっと出るようになると、更に注目が集まるようになるだろう。
これが3つ目の要素である。

 

人気の三要素をあげるコツ

私のプロジェクトについてこの視点から見直したところ、この三要素のうち一つは軌道にのりかかっているが、あとの2つがまだまだだということがわかった。

こうなるとついつい軌道にのりかかっている一つに力を注ぎたくなるが、実は、順調なものは小手先でいじらないほうがいい。
いい流れに乗っているものは、余計な手を出さず、そのまま流れに乗ったほうがいいのだ。
流れが変わって前に進むスピードが落ちた時に、そこで対策をとればいい。

まずは、軌道に乗っていないものを軌道に乗せることを考えたほうがいいのだ。
 

杉谷拳士がさらに人気を獲得するには

先ほどあげた杉谷拳士の場合、「ファンを増やす」「口コミを増やす」は順調にきている。
そうなると、あとは、先発出場試合数を増やすことだ。

杉谷、がんばれ！応援しているぞ！

※トップの写真は、2009年3月20日横須賀にて撮影。

関連画像

これに出ている山本一徳選手が、動画リリース直後にロッテに移籍したためお蔵入りしてしまったのだが、2010年のこれが長く公開されていれば、杉谷の人気ももっと早く上がっていたかもしれない。（ニコニコ動画より）
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12447349

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