こくぶ。宮崎市清水にある一見さんにも優しいおでん屋さん
宮崎に行ってきた。
目的はプロ野球の春季キャンプ!
一日は清武でオリックスのキャンプを見て、もう一日は西都でヤクルトの2軍キャンプを見てきた。
といっても、この記事の本題は夕食の話。
こくぶ
朝10時から夕方16時過ぎまでたっぷりキャンプ地で遊んで、宮崎市内のホテルにたどり着いた時にはすっかり疲れ果てていた。
夕飯は食べたいが、もうあまり動きたくない。
けれども、ホテル内のレストランよりも、地元の人が集まる居酒屋に行きたい。
この一見矛盾した願いを叶えることはできないかと食べログの地図を眺めてみると、ホテルのすぐ隣におでん屋を発見した。
おでんが宮崎の名物とは聞いたことないが、まあいいだろう。
早速出かけて、18時の開店と同時に店に飛び込んだ。
宮崎名物もあった!
開店と同時に飛び込んだが、予約でいっぱいでカウンターしか空いていないという。
どうやら人気の店のようだ。
期待が持てる。
とりあえず、まずは飲み物。
宮崎に来たら焼酎だろう。
焼酎はお湯割りが好きだ。
「銘柄は?」の質問にお任せしますと答えたら「本霧島でいい?」と霧島が出てきた。
東京暮らしが長すぎて忘れていたが、九州で焼酎のお湯割りを頼むと、お湯がポットで出てくる。
(焼酎に力を入れている店だと、水割りをお燗したものが出てくる)
自分の好みで割れるので非常にありがたい。
おでんの店なので、おでんは外せない。
宮崎といえば天ぷらなのだが、実はそれほど練り物が好きではないので、避けて注文した。
(注:宮崎の天ぷらは魚のすり身を揚げたものを指す)
大根、卵、豆腐、すじ、昆布。
出てきてびっくり。
味噌ベースだ!
名古屋の味噌おでんのような味噌の主張が強いおでんではなく、出汁にそっと味噌が溶かれているおでんだ。
始めて食べたが全く違和感はなく、味がよく染みていて、美味しい。
宮崎といえば地鶏は外せない。
ちゃんと地鶏メニューがあったのが嬉しく、地鶏っこのタタキを頼む。
この噛み応えが地鶏っこの美味しさ!
噛み応えがあるとは言っても、決して噛み切れないことはなく、あっという間に食べてしまう。
砂ずりのニラ炒め。
火を通しすぎていない玉ねぎが甘めのタレとよく合う。
ブリとイワシの刺身。
醤油を甘い醤油にするか、普通の醤油にするかと質問があった。
福岡に住んでいたころは甘い醤油が苦手だったが、九州を離れた今では甘い醤油が恋しくなるのだから、人間の味覚とは勝手なものだ。
ブリはサクサクした食感で、イワシはとろけるようで、美味しかった。
目光の唐揚げ。
以前、違う店で食べた目光が美味しかったので、こちらでも注文。
ふっくらほっくりしていて、やはり美味しい!
締めはお握りにした。
焼うどんやお茶漬けも気になったが、白いご飯が恋しくなるときがあるのだ。
味海苔で巻かれた具なしのお握りなのだが、塩加減が良いので、具なしで問題がない。
感想
土曜の夜だが、次々と予約のお客さんが入ってきて、あっという間に満席になった。
カウンターも予約が入っていたらしく、たまたま入れた我々は相当幸運だったようだ。
店内は、初めてでも居心地がよかった。
お店の人とぽつりぽつりとかわす会話が心地よかった。
焼酎お湯割りの温かさと、お店の方の温かさ。
心も体も芯から温まり、店を後にしたのだった。
お店情報
こくぶ
宮崎県宮崎市清水3-1-6
0985-26-1037
営業時間:18:00頃~
定休日:日曜日 ※「日月」連休の場合は月曜日休み
https://tabelog.com/miyazaki/A4501/A450101/45003252/
https://www.hotpepper.jp/strJ000588951/
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