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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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一人ビジネスの全体像を把握することで、ビジネスが動き出す

ビジネスについて学びたい!
そう思っても、何から手を付けていいのか分からないことがある。
もしくは、学んで実践しているはずなのに、成果がでないこともある。

そのとき、この「ひとりビジネスの全体像」を把握していると、自分に足りないものを理解するのに役に立つ。

目次

ひとりビジネスの全体像

これは一人でビジネスを行う際の全体感を表した図である。


 

事前に断っておくが、「商品」「セールス」といった各領域の中にある項目については、領域のイメージをわかりやすくするために書いたものであり、全てを網羅しているわけではない。
また、例えば「値付け」はビジネスモデル領域に置いたが、値段から商品設計をすることもあるように、必ずしも各項目が一つの領域に収まるわけではない。

この表で重要なのは、「商品」「セールス」「ビジネスモデル」「事務」「ブランディング」の領域を意識できるようになることだ。

各領域の紹介

さっそく各領域を紹介する。

商品

物であれサービスであれ、自分が何を扱うかが定まらないと、ビジネスは動き出さない。

商品を作るには、自分側と顧客側、双方の思いを確認することが大切である。
自分側とは、なぜそれを扱うのかという思いや過去の経験といったストーリーであり、自分の強みである。
顧客側とは、顧客が求めているものを知り、それを求めている層を絞り込むことである。

また、その業界のライフサイクルを知ることも大切だ。

商品を自分一人では賄いきれない場合、仕入れを検討するのも一案だ。

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セールス

商品ができたら、それを販売しないといけない。

多くの場合、じっと待っていてもお客様は来ないので、集客に力を入れる必要がある。
集客というと新規顧客に目が行きがちだが、一度来たお客様にファンになってもらいリピーターになってもらう方が重要である。

また、せっかくお客様が来てくれても、商品の購入に至らないと意味がない。
自らの商品の魅力を伝え、それがお客様にどのような結果をもたらすかを伝える手段を磨くことも大切だ。

そして、いざ購入となったときに、お金を支払う方法が面倒だと、そこで離脱されてしまう。
お客様にとって便利な決済手段を考えることは、目立たないが重要なことだ。

ビジネスモデル

「商品」「セールス」はお客様に直接目に触れる部分だが、「ビジネスモデル」「事務」は裏方にあたる領域である。

商品とセールスがうまくても利益が出る仕組みになっていないと、忙しいばかりで何も手元に残らないという結果に終わる。

利益は二の次でお客様への認知度を高めるためのフロントエンド商品から本当に売りたい本丸の商品であるバックエンド商品までの動線。
インターネットを使って全世界のお客様に向けてビジネスをするのか、対面で身近なお客様に向けてビジネスをするのか、両方を組み合わせるのか。

ビジネスモデルは、自分の商品の特性、メインとなるお客様の属性、自分が望む働き方、自分が得たい利益の額等、様々な切り口から判断して構成していくものである。

事務

事務作業がうまくいかないと、どんなに他の領域を頑張っても水の泡になる。

集客がうまくいっても、お客様の対応をする余裕がなければ去っていく。
注文が入っても、在庫がなければ販売できない。
販売しても、お金を頂き損ねたら丸損だ。
そして支払いが滞ることは、ビジネス上で一番信頼を落とす行為である。

また自分自身が体調を崩したら、それだけでビジネスがストップするのがひとりビジネスのリスクである。
外注したり、手助けしてもらうスタッフを雇うのであれば、その人材管理も大切だ。

事務領域は地味であるが、とても重要である。

ブランディング

ブランドは、これまで見てみた4つの領域を包み込む、一番外側にあるものだ。
一番外側、つまり人目につきやすい部分であるから、この領域に特に力を入れたくなるが、内側にある4領域がスカスカだと、外面だけ良くて中身は空っぽ、という印象を持たれる。

ブランドは、ひとりビジネスであれば「自分がこうありたい」という思いと深く結びつく。
なので、その思いをしっかりと言語化することが大切だ。

しかし、ブランドとは、お客様が受ける印象が反映されるものでもある。
自分の思いとお客様が自分について感じている印象がかけ離れていると、そのブランディングはうまくいかない。

独りよがりではなく、客観的な視点を持つことが、ブランディングには重要となる。

まとめ

繰り返しになるが、この表だけで全ての項目を網羅しているわけではない。
ここに挙げていない項目についても、どの領域に当てはまるのかを考える癖をつけるといい。
なぜなら、ついつい自分に興味がある一つの領域に思考が偏りがちだからだ。

自分が力を入れてきた領域はどれか。
意識してこなかった領域はどれか。
こう考え続けることで、各領域について満遍なく思いを至らせられるようになる。

ここに挙げた「商品」「セールス」「ビジネスモデル」「事務」「ブランディング」の5つの領域は、どれか1つでも疎かになると、ビジネスが上手く回らなくなる。
逆に言うと、この5つの領域全てに思いを巡らすことで、ビジネスが動き出すのだ。

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