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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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セミナーで習った成功法則を自分のものにするための2つのステップ

いいセミナーだったのに

セミナー等に行って、良い話を聞いた帰り道、いつになくやる気が満ち溢れていることだろう。
今日聞いた話を自分に置き換えて考えるとどうなるのだろう?
そうワクワクしながら帰途につく。

それなのに、いざ自分のことを考えてみると、よく分からずに、なんとなくうやむやにあの時のやる気が消え去っていく…。
そういうことがよくあるだろう。

学んだことを自分のものにしたいとき、自分のことについて考える前に2つのステップを挟むとうまくいく。
ビジネス系セミナーをサンプルにその方法を説明する。

目次

セミナーで聞いた話を自分に置き換えられない理由

セミナーで良い話を聞いたのに、いざ自分のこととして考えるとうまくいかない理由は明白だ。

セミナーとは、既に結果を出している人が、これまでやってきたことについての教えてくれることが多い。
セミナーで聞く具体例は、既に成功している人や事業の過去の振り返りでなのである。

しかし、自分のことに置き換えて考える時、それは未来のことである。
既に結果が出ていることの過去を振り返ることと、ゼロベースで未来を考えることは、正反対の事柄だ。

セミナーの話を聞いたばかりでは、頭の中にまだ知識が定着していない。
その状態で正反対のことをしようとするのは無理がある。
だから、難易度が高いのだ。

しかも他人のことは冷静に客観的に見られるが、自分のことは客観的に見ることも難しい。

・知識が定着していない
・過去と未来の違い
・自分のことは客観的に見られない

この3つが、セミナーで聞いた話を自分に適用しようとしても、すぐにはできない理由である。

セミナーで聞いた話を自分のものにする方法

セミナーで聞いた話を自分のものにするためには、次の2つのステップを踏むといい。

1.他の事例に置き換えるとどうなるかを考える

真の成功法則は、再現性が高い。
再現性がない場合、その人だから成功しただけに過ぎない。
他の人に適応できない法則は、法則とは呼ばない。

よって真の成功法則は、既にそれで結果を出している他の成功者がいる。
なので、その事例を探すのだ。

「商品ではなくて価値を売れ」という言葉を例とする。
まずは実際に世の中で売れている商品が、どのような価値を売っているかを考えるのだ。
 
 
例えば、iPhone。
目の前にあるiPhoneを通じて、Appleは何を売ろうとしているのだろう?

Appleの店は、世界中どこも同じような、シンプルでスタイリッシュな造りになっている。
商品が重なるように並べられている家電量販店内でさえ、Appleコーナーはゆとりのある商品配置で、賑やかなPOP類は全くなく、スタイリッシュだ。

Appleは、高性能の端末そのものではなく、シンプルでスタイリッシュな空間を売ろうとしているのかもしれない…というように考えを巡らせる。

こういった本で商品哲学を知るのも参考になる
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商品の広告をじっくり眺めて見るのもいい。
新築マンションのチラシを見ると、そのマンションのスペックは小さな文字で書かれていて、大きな文字で「新緑に囲まれたシティライフへのプロローグ」といったイメージ重視の言葉が綴られているはずだ。
高額商品であればあるほど、価値を前面に打ち出す傾向があることに気づくだろう。

セミナーで習った事例が他に使われている例を探すことは、セミナーと同じ「既に結果が出ていることの過去を振り返ること」にあたるので、そこまで難易度が高くない。
しかし、自分の目で探して、自分の頭で考えることで、理解が深まる。
人に言われて「ああ、そうか!」と思っている段階よりも、確実に前に進む。
自分の目で数多く探すことで、商品とその先にある価値の関係が具体的に理解できるようになる。

2.自分の過去の事例に置き換える

他の商品の事例をいくつか見ると、そのうちに商品やサービスを見るだけで「これはこういうことか!」と見えてくるようになる。
そうなったら、次に、自分自身がその成功法則を使った経験がないかを考えてみる。
それは、とてもささやかなものでいい。
 

また「商品ではなくて価値を売れ」を例に出す。
子供の頃に「犬が飼いたい」と言っても取り合ってもらえなかったが、「毎朝自分で起きて散歩させる!学校から帰ったら宿題を真っ先にして散歩させる!」と言ったら買ってもらえた経験があるとする。
これも、「犬」だけではなく「犬がいることによって自立した生活を送る」という付加価値で交渉が成功した例である。
 

学生時代の話で構わないし、仕事で成功した例があればなおいい。
何かがうまくいった経験を思い出し、そこにセミナーで習った成功法則を使った事例がないかを考えてみることが、次のステップだ。

このステップも、「既に結果が出ていることの過去を振り返ること」にあたるが、自分自身のことになるので他者事例を見るより少し難しくなる。

ピンと来ない場合は初心者用書籍で理解を深めるといい。例えばこれは付加価値を売ることを教えてくれる本。
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自分で見て考える

この2つのステップを踏むことで、セミナーで習った成功法則への理解が深まる。
ようやく自分自身に置き換えて考えられるようになるのだ。

この「自分の目で探す」「自分の頭で考える」の作業がないまま、「わからなかった!」と違うセミナーに行っても同じことを繰り返すだけだ。

成功法則を自分のものにする方法は、自分で見て考えて、そして行動に移すことなのだ。

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