白船グランドホテルの夕食。地元の食材を活かした初春の料理たち
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私が旅行に行くときに、食は重要要素だ。
今回も、もちろんだ。
白骨温泉に旅行された方のブログを見て、好みの夕食が食べられそうな宿を探したのだ。
というわけで、楽しみな夕食の時間がやってきた。
白船グランドホテルの食事場所
夕食はお食事処と言われる部屋での食事となる。
1組1組衝立で仕切られているので、1人の食事でも周囲の目は気にならない。
大きな窓から外を見ると、4月なのに雪景色。
白船グランドホテルの夕食
さて、さっそく夕食開始。
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テーブルには前菜とお品書きがセットされている。
食前酒に山葡萄酒が出た。
甘めの飲みやすいお酒だ。
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赤玉ポートワインを彷彿させる味
前菜三種盛りは野沢菜、ニジマスの甘露煮、海老のマリネ。
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さっそく長野の食材が登場!
先付は蓬豆腐。
蓬の香りがとても濃く、甘くない草もちをいただいている気持ちになる。
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桜の花びらに見立てられたのは百合根
お造り。
実は私は、山の中の旅館はお造りを出す必要はないと感じている。
特にマグロの刺身。これはいただけない。
マグロが取れるはずのない山の中でマグロを出す意味があるのか。
日本人にはマグロを与えておけば満足すると思っているとしたら、あまりに安易だ。
こう考えているので、山の中の旅館でのお造りには懐疑的なのだが、こちらの宿のお造りは違った。
信州名物信州サーモンと、大王岩魚のお造りだったのだ。
まさか山の中の温泉宿でその土地名産のお造りが食べられるとは!
一気にテンションが上がった。
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どちらもかなり美味しかった
凌ぎとして、信州蕎麦が出た。
大人数の宿で茹でたて蕎麦を出すのは難しいだろう。
それは仕方がない。
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添えられたワサビが美味しかった
岩魚の塩焼き。
立派な大きい岩魚!
お刺身でも味が濃いと感じたが、焼くとさらに旨味が引き立つ。
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よく焼かれているので頭から食べられる
甘鯛と筍と蕗の春の炊き合わせ。
一見桜餅に見えるものは、蒸された甘くない道明寺に甘鯛の身を乗せたもの。
桜の葉の香りが移り、上品に仕上がっている。
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桜餅?
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桜餅の葉っぱを剥がしたところ
白骨温泉名物の温泉豆乳鍋。
具は鶏肉、鯛、茶色のえのき、白いえのき、ホタテ貝柱、生麩、豆腐、白菜、長ネギ、三つ葉。
小さい鍋に具沢山だ。
温泉の香りは感じず、食べやすかった。
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着火前
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完成後
もう一つ固形燃料ものとして、黒毛和牛の陶板焼きがでた。
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陶板焼きの具材。焼いているところの写真は失念
蕎麦の実が蒸されたもの。
中には信州サーモンが入っている。
刺身ではとろりとした食感の信州サーモンは、蒸されると味が凝縮されて、違った美味しさだった。
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こちらもわさびがいいアクセント
白骨温泉名物料理の温泉コロッケ。
中身はオランダのコロッケのようにトロッとしている。
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コロッケは一口サイズ。写真は半分食べたところ
小鯛の酢の物。
信州サーモンを使った龍皮巻添え。
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ミョウガでさっぱりと
締めは、白ご飯と筍ご飯から選べるとのこと。
もちろん筍ご飯を選ぶ。
なめこの赤だしと野沢菜漬けも共に出てきた。
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筍ご飯も美味しいし、なめこも美味しい
最後に桜の葉入りムースとリンゴの赤ワイン煮が出て、大満足の夕食だった。
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りんごが綺麗な色!
感想
長野の地のものを中心に構成された夕食で、とても嬉しかった。
そして仲居さんたちの親切なこと!
料理を出すときにも、横を通りかかったときも、随時話しかけてくれ、かといってずっと話しこむほど無粋でもなく、とても心地よい距離感で接してくれた。
幸せな時間を過ごすことができた。
予約
※このホテル、多くの旅行サイトでは2人以上の宿泊しか受け付けていませんが、じゃらんは一人旅の予約が可能です。
https://www.jalan.net/yad374912/
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