宇豆基野本店にて、湯葉食べ放題つき湯葉懐石をいただく。予約の際の狙い目はここ
好きな食べ物はたくさんある。湯葉もその一つだ。
初めて湯葉を食べたのは、中学校の修学旅行で日光に行った時なので、湯葉歴はかれこれ30年となる。
かなり年季の入った湯葉好きだと思う。
そんな湯葉好きのパラダイスがあると聞いた。
しかし、予約難易度はかなり高いらしい。
宇豆基野(うずきの)
そのお店は、北千住にある宇豆基野(うずきの)。
湯波と生麩を作る工房なのだが、土日祝のみ工房に併設された店舗で、湯波と生麩を使った料理が食べられるらしいのだ。
メニューは月替わりの3000円の湯葉懐石のみ。
湯葉食べ放題も含まれているらしい。
手頃な値段で美味しいと大人気だというのだ。
宇豆基野の予約
実は、私がこのお店のことを知ったのは、もう何年も前のことだ。
予約競争に負け続けて数年を経て、やっと予約が取れたのだ。
予約方法
ここで宇豆基野の予約方法のご案内。
予約は電話受付のみ。
予約受付時間は平日11:00~16:00のみ。
予約は毎月最初の平日に3か月後の一か月分を受け付ける。
(2019年6月3日に、9月分の予約が受付開始された)
なのであるが、電話が全く繋がらない!
予約開始初日は一日中話し中の音が響く。
予約開始2日目も似たような状況である。
予約を取るには
宇豆基野の予約を取るには、よっぽど暇な時以外なら、3日目以降に電話をするといい。
ただ、そのときは残っている日程は随分と少ないはずだ。
狙い目は祝日の朝9時の回だ。
今回、私が予約が取れたのは、GW中のことだった。
食事ができるのは土日祝なのだが、祝日も開いていることに気づいていない人がいるのか、祝日の方が予約が取りやすいらしい。
お食事の開始時間は朝9時からと昼12時からの2回転。
北千住という立地のせいもあるのか、予約は朝9時の方が取りやすいそうだ。
なお、キャンセルが出た場合は、宇豆基野のサイトのトップページ上でその旨が告知される。
また、満席になった場合も同じサイトで告知される。
宇豆基野のサイトはこちら。
http://www.uzukino.com/
宇豆基野のゆば懐石
5月のGWの朝9時。
お店に伺った。
北千住駅から10分弱歩く。
途中、どんどんと建物が少なくなっていき、道を間違えたのか心配になる頃、店が現れた。
お店に着いたのは8時50分頃。
既にテーブルはセットされていた。
湯葉も準備が完了しているようだ。
ただ、この湯葉は、固くなって食べられないため、食事が始まって作り直すと説明を受ける。
お客さんが集まって、食事が始まった。
まず最初は搾りたての豆乳とフレッシュオレンジのジュース。
オレンジジュースに豆乳!?と恐る恐る飲んだのだが、意外にも爽やかで飲みやすい。
先付は三種の湯葉の食べ比べ。
汲み上げ湯葉、刺し身湯葉、平湯葉と引き上げたタイミングの違いで区別された湯葉を、オリーブオイル+たまり醤油、醤油タレ、レモン岩塩という三種類の食べ方でいただく。
それぞれの食感をマグロに例えて、汲み上げ湯葉を大トロ、刺し身湯葉を中トロ、平湯葉を赤身とお店の方は表現していた。
まだ膜が薄い状態で引き上げられた汲み上げ湯葉は、とろとろとしていて、箸で掴むのも大変。
じっくりと時間をかけて引き上げられた平湯葉は、しっかりした食べ応え。
私は、刺身湯葉が一番バランスがいいと感じた。
椀物の、青豆豆腐の清汁仕立て。
青豆豆腐の上に、たけのこ、海老、木の芽が乗って、春の顔だ。
青豆豆腐はコクがあるお豆の甘さが凝縮されていて、口に入れるとふわりと溶けた。
ここでお店の方が豆乳を見せてくれて、「今から寄せ豆腐を作ります」と言う。
食事は続く。
焼き物の生麩田楽だ。
蓬麸と粟麩に柚子味噌が添えられている。
焼き物というよりは、軽く揚げたような食感だった。
ここでついに汲み上げ湯葉食べ放題が始まった!
入り口すぐの湯葉処(私が勝手に命名)に集まり、説明を受け、各自で湯葉を汲み上げる。
湯葉食べ放題は、最初は1枚の半分で、おかわりは1枚まるまるいただける。
更に取った湯葉は、ヒマラヤ岩塩をふりかけていただく。
先程「今から作ります」と宣言のあった豆腐も完成したようだ。
食事は終盤戦に突入する。
カラフルなサラダは鰹と青りんごのサラダ。
奇抜な色のドレッシングは青りんごドレッシング。
ズッキーニ、ヤングコーン、ラディッシュ、クレソン、レタス、プチトマト、みょうがと盛り沢山!
特に、ズッキーニがみすみずしくて美味しかった。
お食事は、そら豆ご飯。
塩加減が程よく、お腹がいっぱいなのにおかわりを頂いたのだが、おかわりはお焦げ入りだった。
もう、それが美味しすぎて大感激。
赤だしの具はナメコ。
湯葉食べ放題の湯葉を入れ、ナメコと湯葉の赤だしにしていただいた。
昆布の佃煮も美味。
このコースにはデザートが2品と珈琲がついている。
まずは麩饅頭。
そしてわらび餅。
わらび餅もできたてのようで、まだ温かい。
大満足のコースだった。
感想
最後、かなりお腹が膨れたのだが、それには分かりやすい理由がある。
食事の前半だ。
ジュースを飲み、湯葉が浸る豆乳を飲み、椀物をいただいた。
度重なる水分でお腹がたぷたぷとしてしまったのだ。
ただ、どれも美味しいので、控えることは難しい。
でも控えたら、食べ放題の湯葉をもっとたくさん食べ、最後のご飯をもっとたくさんいただけただろう。
何を取り、何を我慢するか。
どれもこれも美味しいと、こんな贅沢な悩みまで発生するのか!
次に行くことがあったら、事前に渡されるメニューをしっかり読み込んで、作戦を立ててから臨むだろう。
そこまでしたくなるほど、たくさん食べたくなるお食事だった。
お店情報
宇豆基野 本店
東京都足立区千住東2-2-1
03-3882-8848
営業時間:9:00~11:00、12:00~14:00の2回。
定休日:平日 ※土日祝日のみ営業
完全予約制。
予約については、下記の公式サイトを参考にしてください。
http://www.uzukino.com/honten
口コミが見たい方はこちらもどうぞ。
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132402/13135449/
https://r.gnavi.co.jp/ecgvxbad0000/
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