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唯一無二の人間になるために強みを活かすことが必要な理由


なぜ強みを知ることが大切なの?

「自分の強みを知ろう」、「自分の強みを活かそう」と、よく言われる。
なぜ、「強み」なのだろうか。
「弱み」を克服する必要はないのだろうか?

もし、「自分にしか出来ない仕事をしたい」、「他に代えがたい人材になりたい」、「自分の名前で仕事がしたい」といった希望があるのであれば、自分の強みに着目する必要がある。

なぜ強みに注力するの?

唯一無二の存在になりたいのであれば、強みに注力する必要がある。

強みは伸びる

かつて、アメリカにあるネブラスカ大学で、とある授業が行われた。
1000人以上の学生が速読のトレーニングを受けたのだ。

3年間のトレーニングの後に成果を測ったところ、興味深い結果が生まれた。

もともと1分間に90語ほどを読む速読があまり得意ではない生徒は、3年間のトレーニングの後、同条件で150語読めるようになった。
1.66倍、速読の能力が上がったのだ。

そして、もともと1分間に350語を読むことができる速読の能力が高い生徒は、3年間のトレーニングの後、2900語読めるようになった。
8.28倍も速読の能力が上がったのだ。


 

この授業の結果から、不得意なものを伸ばすよりも、得意なものを伸ばす場合のほうが、トレーニングの成果がより高く出ることが分かった。

要するに、苦手なものを克服しようと努力しても能力はさほど伸びず、同じ時間とトレーニングを受けているそれが得意な人との差はどんどん開く一方なのだ。

そして、苦手を克服することに時間を費やすことで、自分にも驚異的に能力を伸ばすことができる分野があるにも関わらず、そちらの能力を伸ばすことができなくなってしまうのだ。

強みは個性だ

強みを活かすことは、個性を際立たせることになる。

AさんとBさんという2人の人がいるとする。
人間の能力は突出している部分と引っ込んでいる部分があって、デコボコとしている。


 

それぞれが強みを伸ばすと、デコボコが極まって、個性的な形になっていく。


 

しかし、弱みを克服していくと、似たような形に近づいていく。


 

持って生まれた個性が、弱みの克服に注力することで消えていくのだ。

「自分らしさを活かしたい」「他に代えがたい人材になりたい」と願うのであれば、強みを伸ばすことが重要である。

弱みは克服しなくていいの?

強みを伸ばす重要さが分かっても、「弱みを克服したほうがいいのでは」と不安がある人もいるだろう。

なぜ弱みの克服が重要と言われてきたのか

かつては、弱みの克服が重要と言われてきた。
なぜ、そう言われていたのだろうか。

高度経済成長の頃、大量生産・大量消費がいいこととされる社会だった。
皆が三種の神器(テレビ・洗濯機・冷蔵庫)を買い求め、時代が進むにつれマイカーがそこに加わった。
更に1960年代後半には、自宅の他に軽井沢や湘南といった自然豊かなところに別荘を持ち、都会と行き来をすることに憧れる、そんな時代があった。

この頃は、皆が憧れるものが同じだったため、同じ物を大量に生産することが求められていた。
そのためには能力が均等な同じ人材が大量に必要となる。
つまり、人に弱みを克服させることで、似たような人材を大量に生み出すことが必要だったのだ。

今必要とされている人材は

高度経済成長が終わり、バブルがはじけて数十年経ち、物の所有にこだわらない時代がやってきた。

汎用的なものはレンタルで済ませ、所有するのは選び抜いたこだわりの一品、というライフスタイルを送る人が増えている。
そういう人はサービスを受けるときも、画一的なお仕着せのものではなく、自分の好みに合わせてカスタマイズしてあるものを好む。

この新しい時代に必要なのは、こだわりの一品を生み出せる傑出した個性、もしくは、その人の好みに合わせて独創的なものをカスタマイズできる個性だ。

自分が尖っているからこそ、人の尖り具合を理解でき、その人に合うものを生み出すことができる。
これから必要とされるのは、弱みを克服した無難な個性の人間ではなく、尖った個性を持つ人材なのだ。

弱みを克服しなくても仕事はできる?

弱みがあると仕事ができないのではないかと不安になる人もいる。
それは、人と組むことで解消される。

例えば、先程のAさんとBさんが組んで仕事をすることになった。
強みを尖らせ、傑出した個性となった二人が一緒に仕事をすると下記の図のようになる。

求められているレベルである赤い丸の多くの部分を、二人で補い合っている。
力が不足している部分もあるが、不足している箇所が明白なため、誰の力を借りればいいのかが分かりやすい。


 

一方、弱みを克服したAさんとBさんが一緒に仕事をすると下記の図のようになる。

弱みを克服することに必死で、あまり能力が伸びなかったため、二人で協力しても、赤い丸を埋め尽くすことはできていない。
また、あらゆる分野で力が不足しているため、全ての分野で自分より優れた他の人の力を借りないといけない状態になっている。


 

強みを伸ばしても、一人で仕事を完璧にこなすことは難しいだろう。
しかし、自分が強みを伸ばすことで、自分に足りないものも明らかになり、誰の力を借りればいいのかが分かるようになる。
そして、自分が傑出した強みを持つからこそ、力を貸してとお願いした人も興味を持って力を貸してくれるようになる。

弱みを克服しなくても、仕事はできるのだ。

取り柄がない人はこの先どうなるの?

「私には何の取り柄もないんです」という人がいる。
何でも卒なくこなす、器用貧乏と言われるタイプだ。

このタイプの人は、取り柄がないのではなく、傑出した取り柄がないのが取り柄なのである。


 

この先、強みを伸ばした尖った人が増えれば増えるほど、この角のない丸さが希少価値となる。
尖った人が増えれば増えるほど、その丸さを必要とする人も増えていく。

このタイプの人が自分の能力をどう伸ばしていいか分からない時は、他の人からの求めにとにかく応じてみるといい。
いろんな現場に顔を出してみて、必要とされることをやっていく。
やっているうちに、自分が似たような分野の仕事をお願いされることに気づくだろう。
それを得意分野として伸ばしていくといい。

強みの形は人それぞれ

人の強みの形は、1000人いれば1000通りある。
誰かの真似をしても、自分の強みとは食い違うのだ。

大切なのは、自分の強みの形を知ること。
尖ったところがある人は、尖ったところを伸ばす。
尖ったところがない人は、その丸さを活かす。

こうやって自分の持ち味を活かすことが、唯一無二の人間になるために大切なことなのだ。

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