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ストレングスファインダーの「慎重さ」の特徴は?活かし方は?英語名は?


ストレングスファインダーの「慎重さ」という資質。
実行力の資質の1つです。

日本語の「慎重さ」という言葉は「注意深く、軽々しく行動しない」というニュアンスがあるため、「慎重さ」が上位の人は腰が重い人というイメージがあるかもしれません。。

でも、ストレングスファインダーの「慎重さ」は少し意味が違います。

ストレングスファインダーの「慎重さ」にはどういう特徴があるのかを見ていきましょう。

「慎重さ」の英語名

ストレングスファインダーはアメリカで生まれたテストです。
なので、まず、アメリカでは「慎重さ」がどう表されているかを見てみます。

ストレングスファインダーの「慎重さ」はアメリカ版では「Deliberative」。
辞書で意味を見てみると「熟慮する」「審議する」と書かれています。
(※注:Deliberativeは形容詞です。上記の「熟慮する」「審議する」は動詞ではなく、「熟慮する人間」「審議する会議」といった形容詞的な使い方の言葉になります)

英語のDeliberativeの意味は、必ずしも腰が重いのではなく、まず熟慮することを指しているのです。

「慎重さ」の特徴

「慎重さ」は、行動を起こす前にじっくりと考える資質です。

力を発揮するときと、暴走して困ったことになるときを見てみます。

力を発揮するとき

慎重ささんは行動しない資質とも言われがちですが、行動する前に熟慮しているだけで、考え終わると動きます。

では、慎重ささんは、何を考えているのでしょうか。

慎重ささんが考えることは2つ。
「現時点で既にあるリスク」と「将来発生する可能性のあるリスク」です。

ストレングスファインダーには「回復志向」というマイナスをゼロに戻すのが得意な資質がありますが、「慎重さ」はマイナスを発生させないようにあらかじめ準備するのです。

慎重ささんは、このまま突き進んだらどのような支障が生じるかを、的確に予測することができます。
慎重ささんは、他の人が気づかないリスクを発見することができます。

もちろん世の中の全てのリスクを回避することはできません。
しかし、事前にリスクの可能性がわかっていたら、準備することができます。
リスクに気づかないまま前進すると足元をすくわれますが、あらかじめリスクに対して準備ができていれば、適切に対応ができるのです。

なので、新しい物事を始めるときには準備段階から慎重ささんが関わるとと、安心して物事を進めることができます。
失敗が許されない大切な局面において、慎重ささんの問題発見能力は何よりも心強いでしょう。
 
 
慎重ささんは、リスクを感じないときはあっさり動きます。

なので、過去にも同じ経験をしたときや、信頼感がある中で物事が進む時は、腰が重いイメージが嘘のようにさっさと行動します。

つまり慎重ささんが動いているときは、安心感があるときです。
慎重ささんの行動には信頼感があります。

リスクがあるときは立ち止まって熟慮し、リスクがないときは動く。
これが「慎重さ」の本質であり、「実行力の資質」である理由です。

暴走すると…

一方、「慎重さ」が暴走すると、どうなるでしょうか。

「慎重さ」はリスクに向き合い、対応方法を考える資質です。

しかし、対応方法が思い浮かばないときや、リスクを自分の許容範囲よりはるかに大きいものと感じたときは、思考が停止し行動できなくなります。

躊躇しすぎて何もできない状態です。

暴走を抑えるコツは次の「活かし方」を参考にしてください。

「慎重さ」の活かし方

「慎重さ」はリスクを発見するのが上手い素晴らしい資質ですが、暴走すると立ち止まってしまいます。

「慎重さ」の暴走を抑え、プラスの方向に進むには、資質の働きの特徴を知ることが大切です。

自分が「慎重さ」を持っている場合

「慎重さ」は他の人が見落としてしまうようなリスクに気が付き、準備ができる資質です。

他の人がなぜリスクに気が付かないのか、不思議に思うこともあるでしょう。
それは他の人が不注意なわけでも考え無しなわけでもなくて、あなたが人より優れたリスク探知能力を持っているからです。
見つけたリスクは積極的に他者と共有して、リスクに備えましょう。

慎重ささんは、落とし穴があることに気がついたら、足が止まります。
そこで行動を止めてしまわずに、前に進む方法を考えられると、慎重ささんの暴走が止まり、魅力が倍増します。

慎重ささんにとっての一番の理想は、リスクを避ける方法と、リスクが発生した時の対処方法の両方を考えられることです。
落とし穴にはまらない回り道を見つけつつ、落とし穴から這い上がるためのロープを用意するイメージです。
この両者が揃うと、慎重ささんは安心して動くことができます。

しかし、実際はそこまで準備することが難しい場面が多いでしょう。
一人では準備ができなくても、他の人の手を借りることで対応できることはたくさんあります。
チームで行動する場合には、メンバーにリスクの可能性を伝えたら、あとはメンバーの対処能力を信じて動き出すことで、経験の幅が広がります。。

慎重ささんはリスクの対応方法がわかっていると、行動が速やかになります。
これまで出会ったリスクをどうやって解決したかという自分の経験をしっかり振り返ったり、同じ分野で活躍している人の手記を読んだりして、リスクの対応方法の引き出しを増やしておくと、動けなくなることが少なくなります。
自らもスムーズに行動できるようになるし、チームメンバーからはより一層信頼が厚くなります。
 
 
そして、自分が特に敏感になるリスクについて意識しましょう。
人によっては決まった場面でのみ「慎重さ」が発動する場合があります。

例:
・自分一人で動くのであればリスクを感じないが、他の人が関わると慎重になる
・かかるお金が低額の場合にはすぐ動くが、高額な場合には慎重になる
・信頼している仲間と動くのは問題ないが、初対面の人がいると慎重になる

自分の「慎重さ」の癖がわかると、必要以上に慎重になっていないかを判断する基準ができます。
「〇〇することにためらいがある」という場合でも、〇〇には問題はなく、一緒に行動する予定の初対面の人に気後れしているだけということがあるのです。
このことに気づかず、〇〇について調べても行動には繋がりません。
この場合には、初対面の人の事前情報を仕入れることで動き出すことができるのです。

自分が何に対して慎重になっているかを見極めることが、より適切な準備をすることに繋がります。

身近な人が「慎重さ」を持っている場合

慎重ささんは、しばしば立ち止まります。
「考えていないで動け」と言いたくなるかもしれませんが、慎重ささんが立ち止まっているときはリスクを感知するアンテナが作動しているときですので、待ってみましょう。

あまりにも動かないときは、何を気にしているのか確認してみましょう。
リスクの可能性に頭がいっぱいになって混乱しているだけかもしれません。
重大なリスクを見つけて、対処方法がわからずに立ちすくんでいるのかもしれません。

皆が前進しようと意気込んでいるときに「このまま進むと危険です」と言われて、水を差されたような気持ちになるときがあるかもしれません。
しかし、あらかじめリスクを織り込んでおくことには価値があります。

慎重ささんの意見に耳を傾けてください。
準備が必要なリスクであれば、慎重ささんを交えて準備をするといいでしょう。

リスクへの対処が不完全でも前進すると決めたのならば、そのことも慎重ささんに伝えてください。
慎重ささんは、周囲の人がリスクに気がついていない状況に恐怖を感じます。
周囲の人がリスクを知っていることを知るだけでも、慎重ささんの不安は軽減されます。
万が一そのリスクが発生したときにどうすればいいかを慎重ささんに相談するのもいいでしょう。

慎重ささんは人を褒めることも自分が褒められることも苦手なことが多いです。
褒められて舞い上がらないように自制した結果、反応が変になってしまい、そんな自分が嫌になるのも慎重ささんです。

それでも、慎重ささんを褒めてあげてください。
慎重ささんは、リスクの発見と準備という縁の下の力持ち的役割をすることが多いです。
目立たないところで支えてくれる人をきちんと評価することが、チーム全体のモチベーションを上げる秘訣です。

「慎重さ」について、まとめ

「慎重さ」は、リスクを発見・予測し、マイナスの状態にならないように備えることができる資質です。
慎重ささんのチェックが入ることで、皆が安心して前進することができるようになります。

しかし、慎重ささんの許容範囲を超えると、足がすくみ動けなくなる場合があります。

そのときは他の人の知恵を借りましょう。
自分一人では対処できないリスクでも、知恵を出し合うことで乗り越えることができるのです。

 

※このブログにおけるクリフトンストレングス(ストレングスファインダー®)に関する解説は、しずかみちこ独自のものです。
Gallup認定ストレングスコーチとしての知識をベースにしていますが、個別セッションにて200人以上の方の資質にじっくり向き合った経験と、カウンセラーとして得た心の知識を組み合わせ、より理解しやすいように踏み込んだ解説をしています。
Gallup社の承認を受けたものではない点、ご了承ください。

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