ストレングスファインダーは何歳から受けられる?若いうちに受ける意味
ストレングスファインダーは、ビジネスマンへのインタビューから作られたテストのため、「学生でも受けられますか?」「子供でも大丈夫ですか?」という質問をいただきます。
この記事では、ストレングスファインダーは何歳から受けられるかと、人生の早い段階でストレングスファインダーを受けることで得られるものについて、お答えします。
ストレングスファインダーの対象年齢
まず最初に結論から。
ストレングスファインダーの対象年齢について、テストを作成したGallup社の公式見解と、僭越ですが私の見解をお話しします。
Gallup社の公式見解
ストレングスファインダーを作成したGallup社は、ストレングスファインダーは15歳以上が対象と言っています。
その理由は、ストレングスファインダーの設問の中にはある程度経験を重ねないと答えにくいものがあるからです。
なお、10-14歳の子供用のストレングスファインダーとして「Clifton StrengthsExplorer」というのがありますが、こちらは英語版のみで、日本語版はありません。
私の見解
私自身の見解としても、高校生くらいからが適しているかと思います。
成長には個人差があるので一律に判断するのは難しいですが、幼い頃の親や先生の言うことが絶対だった時代を終えて、自分の好き嫌いが固まってきた年代以降であれば受験できると考えています。
また、ストレングスファインダーのテストを受けた方はお気付きの通り、英語を翻訳したテストのため、わかりにくい表現が一部あります。
こういった点を踏まえて、私は高校生以上が適していると話しています。
若い頃にストレングスファインダーを受ける意味
私は、10代後半の人にもストレングスファインダーを受けてもらいたいと思っています。
なぜなら、ストレングスファインダーを受けることで、「人は一人一人違うこと」を知ることができるからです。
人は一人一人違うことを知ることには、このような利点があります。
自分に合った学びの方法がわかる
人によって、理解が進む学びの方法は様々です。
一人で机に向かい、黙々と学ぶことが合う人がいます。
本を読むのが苦手で、授業や動画のように、先生の話を聞くことで理解が進む人もいます。
誰かと会話をして、言葉に出すことで理解する人もいます。
達成するべき目標を決めて、それに向けてコツコツ努力することが好きな人もいます。
その日の気分に合わせて学びたいことを学ぶことで吸収する人もいます。
自分に合わない学びのスタイルを続けていては学習が進みません。
勉強スタイルが合わないまま学習を続けると、勉強が嫌いになってしまいます。
親や教師は自分が得意だった学びのスタイルを子供に強制しがちです。
自分に合った学びの方法を否定され、合わないスタイルで学習を続けた結果、「頭の悪い子」というレッテルが貼られてしまうことは、実はよくあるのです。
人は大人になると、どこで何をどのように学ぶかを自分で選ばないといけません。
選択できるようになるためには、学校で一律に同じことを学ぶだけではなく、自分に合う学習スタイルや学習内容を考える習慣を持つことが大切です。
自分に合った学びのスタイルを知ることで、楽しく学ぶことができるようになります。
人と比較することは意味がないことがわかる
人は、一人一人、得意分野も結果を出す方法も違います。
人の得意な分野と自分の苦手な分野を比べて落ち込んだり、人の苦手と自分の得意を比べて優位に感じたりすることは、全く意味のないのことだと理解することで、生きていくのが楽になります。
人と比較することを止めると、他人に振り回されずに自分に集中できるようになります。
自分は他者とは違う人間であることを知ることで、自分と他者、それぞれの可能性を尊重できるようになります。
自分と他者が違う人間だということは、自分のことは自分で判断する必要があるということです。
この意識を持つことで、自立に繋がります。
よくある質問
10代後半〜20代前半でストレングスファインダーを受けることについて、よくある質問に回答します。
資質は変化しませんか?
ストレングスファインダーの資質は自分の本質を表すため、変化しないものと言われています。
しかし、10代後半といった若い時から本当に変化しないのかと疑問に持たれると思います。
実際のところ、年齢に関係なく資質は変化します。
仕事が変わったり、人生観が変わるような体験をすると、資質は変化します。
※資質の変化の詳細はこちらの記事を参考にしてください。
大切なのは、資質に違和感があるときは、その違和感を否定しないことです。
ストレングスファインダーのテストの結果は、あくまでも自分が使いやすい武器です。
例えば、プロ野球選手は、自分に合ったバットを使います。
若い頃は重いバットを使っていた長距離打者が、年齢を重ねるに従って軽いバットを使って技巧的なバッティングに移行するのはよくある話です。
それと同じように、まずは今持っている資質を使い、もし違和感が出てきたら、テストを受け直して状態を見直すと、常に自分に合う能力の使い方ができるようになります。
資質に縛られて可能性が狭くなりませんか?
ストレングスファインダーの結果に縛られて、人生の可能性が狭くなると心配されるかもしれませんが、それは誤解です!
むしろ、ストレングスファインダーのテストで自分の武器とその使い方がわかることにより、可能性は無限大に広がります。
もし、やりたいことがあるときは、ストレングスファインダーを理解すると、どのようなアプローチで進めればいいのかを知ることができます。
これまでいくら努力しても上手く行かなかったことが、自分の資質を知ることで、どういう取り組み方をすれば上手くできるようになるかを知ることができます。
もし、やりたいことがないときは、どのような準備をすれば、やりたいことが見つかるかを知ることができます。
他人の成功法則に振り回されることなく、自分自身の道を歩むことができるようになるのです。
※このブログにおけるクリフトンストレングス(ストレングスファインダー®)に関する解説は、しずかみちこ独自のものです。
Gallup認定ストレングスコーチとしての知識をベースにしていますが、個別セッションにて300人以上の方の資質にじっくり向き合った経験と、カウンセラーとして得た心の知識を組み合わせ、より理解しやすいように踏み込んだ解説をしています。
Gallup社の承認を受けたものではない点、ご了承ください。
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