一人合宿に自宅をお勧めする理由
一人合宿とは何か
週末に時々一人合宿を行う。
家族が泊りがけで出掛けるときは、合宿と名付けて自分にしっかり向き合うことにしている。
テーマを決めて、そのことについて集中して考えたり作業をしたりする時間を持つことを、私は合宿と呼んでいる。
それを一人で行うことが、一人合宿だ。
定義をきちんと決めているわけではないが、6時間以上時間が取れるときは、日帰りでも合宿と呼んでいる。
合宿の本来の意味が合同宿泊であることを考えると、一人で日帰りでは、全く合宿の要素がないのであるが、これは気分の問題なので遠慮なく合宿と呼ぶ。
一人合宿を行う場所はどこにするか
一人合宿といえば、ホテルに泊まることが一般的と思われるが、自宅で合宿をするという方法もある。
それぞれのメリットとデメリットをあげる。
ホテル合宿のメリット・デメリット
〇メリット
・非日常の環境に身を置ける
・余分なものを持ち込まないため集中できる
・自分が合宿したい日に日程を設定できる
〇デメリット
・ホテル選定に時間がかかる
・宿泊料がかかる
・ホテルまで往復する時間が必要となる
・持ち込むアイテムを慎重に選ばないと、必要なものが使えない事態になる
自宅合宿のメリット・デメリット
〇メリット
・その気になったら、すぐに合宿がスタートできる
・備品を持ち歩かなくても、家にあるものは全て使用できる
・いつもと同じ寝具で眠れる
・費用がほとんど掛からない
〇デメリット
・いつもと同じ環境で、非日常感がない
・いろいろなものが目に入り、気が散る
・家族のスケジュールに影響され、好きな日程が選べない
私が自宅合宿を選んだ理由
かつてはホテルで合宿をしていたが、ここ数年は自宅での合宿に落ち着いた。
その理由は下記である。
ホテルの非日常感が、かえって落ち着かなかった
どうもいつもと違うところは落ち着かないようだ。
ありとあらゆる引き出しや扉を開いて中を確認しないと安心できないし、寝具が変わると眠りも浅い。
奮発したらその気になるかと思って、旧御三家クラスのホテルを利用したこともあるが、はしゃいでしまって、合宿の目的を全く達成できずに終わってしまった。
準備に時間がかかる
ホテルの選定は難しい。
手頃な値段なところは狭くて窮屈になりがちだ。
せっかくの合宿だから、食事は美味しいものを時間をかけずに取りたいが、そういうお店が近くにあるかも調べる必要がある。
ホテルの選定だけではなく、持ち込むものも考えなくてはいけない。
合宿のテーマに沿って参考することになりそうな本を選ぶ。
休憩時間にリラックスするためのグッズも必要だ。
文房具も忘れず用意しなければいけない。
時間をかけて準備が整ったら、合宿当日には重い荷物を持って移動する必要がある。
まとまった時間が必要だから合宿をするのに、その準備の時間を捻出しなくてはいけないのが、かなり負担だった。
自宅合宿のデメリットの解消
ホテルでの合宿が負担になってきたたなってきたため、自宅合宿を考えるようになった。
そのためには、自宅合宿のデメリットを解消する必要がある。
いつもと同じ環境で、非日常感がない
これは非日常だと自分に言い聞かせるため、合宿をすると日程を決めたら、スケジュール帳にしっかりと記載し、そこに向けて気持ちを盛り立てるように準備をした。
合宿中にやり遂げたいことを「議題」として書き出し、ざっくりとしたタイムスケジュールも決める。
また私にとっては「食」が重要な要素なので。「夕飯は気分転換の散歩がてらあの店に行って、普段は頼まないアレを奮発しよう」などと考えることも、非日常の演出となる。
いろいろなものが目に入り、気が散る
テストの前日になると部屋の大掃除をしたくなる性分は子供の頃から変わらず、合宿となると家のあちこちの掃除をしたくなっていた。
しかし、ポモドーロ・テクニックに出会って、完全に解消できた。
ポモドーロテクニックとは、タイマーを使って時間を管理する手法で、25分仕事をした後、5分の休憩を繰り返す。
そこで、25分間集中した後は、5分間家事をすることに決めたのだ。
家の中で気になるところが目についても、次の5分間休憩でやろうと思えば集中力を切らさずに済むし、5分間は集中して家事をやることで、普段の休日よりも家の中が片付くようになった。
家族のスケジュールに影響され、好きな日程が選べない
これは一番難しい、悩ましい問題である。
合宿中に家族が近くをウロウロしていると集中できないので、必然的に家族が留守の日に合宿をすることとなる。
夫は3ヶ月に2度ほど週末に泊りがけで出かけるので、そのタイミングで合宿を設定するようにしている。
合宿をしたいタイミングなのに、夫が出かける予定のない場合は、会社を休んで自宅日帰り合宿とすることもある。
もっと合宿をしたいタイミングで自宅合宿ができればと思うこともあるが、普段は共同生活のメリットを享受しているのだから、ここは折り合う場面かと考えている。
自宅一人合宿のすすめ
日程の調整さえできればホテル合宿より気軽に行える、自宅合宿はとてもオススメだ。
宿泊合宿は難しくても、数時間まとめて引きこもって集中するだけでも、随分といろいろなことが前に進むようになる。
停滞気味で、突破口を探している人には特に、一人合宿をオススメしたい。
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