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ストレングスファインダーの「最上志向」の特徴は?活かし方は?英語名は?

ストレングスファインダー 最上志向


ストレングスファインダーの「最上志向」という資質。
影響力の資質の1つです。

ストレングスファインダーの「最上志向」にはどういう特徴があるのかを見ていきましょう。

「最上志向」の英語名

ストレングスファインダーはアメリカで生まれたテストです。
なので、まず、アメリカでは「最上志向」がどう表されているかを見てみます。

ストレングスファインダーの「最上志向」はアメリカ版では「Maximizer」。
「最大化する」という他動詞の「maximize」に人を表す「-r」が付いて、最大化する人という意味です。

また、「maximize」には「最大限に活用する」という意味もあります。

ストレングスファインダーの「最上志向」とは、あるものを最大限まで拡大したり、最大限に活用したりする人を表すのです。

「最上志向」の特徴

「最上志向」は、優れているものを最高レベルにまで磨き上げる資質です。

力を発揮するときと、暴走して困ったことになるときを見てみます。

力を発揮するとき

「最上志向」は、卓越したものを愛する資質です。
弱点や劣っているものに興味を持ちません。

最上志向は、100%のものを120%までに磨き上げる資質です。
既に良いものを、もっと良くしたいのです。

そのため、人や物事のいい面を見つけるのが得意です。
他の人が気づいていない良い面も見抜きます。
そのいい面に対して「ここをこうすれば、もっと良くなるのに!」と見抜くのが最上志向さんなのです。

一方で弱点は興味を持ちません。
弱点と向き合うことには意味がなく、時間をドブに捨てるようなものだと考えています。
才能のある芸術家が日常生活についてはダメ人間であることがありますが、人間とは誰もがそういう凸凹があるもので、全てが平均点であることはつまらないと最上志向さんは考えます。
 

最上志向は、美意識の資質とも言えます。
美意識といっても、芸術に明るいといった意味ではありません。
人生における理想の生き様といった人生の美意識を持っており、それに近づきたいと願うのです。

最上志向さんは、こだわるものとそうでないものが明確です。
日本に数台しか輸入されていない高価で貴重な車に乗っているのに、服装はユニクロのTシャツと短パン、といったアンバランスなことを平気でします。

こだわるものに関しては妥協しないため、理想のものを求めて数年かけて探し出すことも当たり前です。
また、そうやって見つけたものは、予算オーバーしていても買ってしまいます。

ちなみに最上志向が2位の私は革小物が好きなのですが、今使っている財布は5年かけて探しましたし、ペンケースは10年以上探しました。
半端なものを買うくらいならと、ペンケースは見つかるまで使わずに、ペンをむき出しで持ち歩いていたほどです。
一方でこだわらないものはどうでもいいため、化粧品はドラッグストアコスメですし、それでさえメルカリで使いかけのものを探します。

好きなものは時間とお金が掛かっても好きなものを探しますが、興味ないものはなるべく手間を掛けずにすませようとするのが最上志向の特徴です。
 

最上志向さんのこだわりは、人に対しても発揮されます。
「この人は素晴らしい!」と思った人にはとことん尽くしますが、「この人はダメだ」と見切ると冷たくあしらいます。
いいところを見つけるのが上手い最上志向さんなので、「この人はここはダメだけど、ここがいいから問題なし!」というのが基本姿勢ですが、人間性に見切りをつけると一気に生理的に嫌になってしまいます。
 

このように自分にとって必要なものだけを選び、そうではないものには興味を持たない最上志向さんなので、断捨離が得意です。
いらないものは、気持ちよく捨てます。
むしろ不要なものに囲まれていると、元気がなくなります。
 

「最上志向」と混同されやすい資質に「競争性」があります。
この2つの大きな違いは、「競争性」は明確な指標のもとトップを狙うのに対して、「最上志向」は自分の感覚での最上を目指すことです。

競争性は明確な指標があるとモチベーションが上がるので、大会で1位をとった、先月の売上金額を超えた、など結果が明確に出ることで喜びを感じます。

しかし、最上志向は、自分が納得をすることを何よりも大切にします。
大会で1位をとっても、満足いくパフォーマンスを出せなければ意味がありません。
先月の売上金額を超えても、力を入れていたお客様から受注できなかったら落ち込みます。
逆に、大会で1位を取れなくても、自分が満足いけばそれでいいのです。
やれることをやりきったと晴れ晴れとした気持ちになります。
 

「最上志向」の役割は、人や物事のいい面を見つけて、磨き上げることです。
また不要なものを気持ちよく切り捨てることで効率的な環境を作り上げ、皆が動きやすい状況を作ります。
これが「最上志向」の本質であり、「影響力の資質」である理由です。

暴走すると…

一方、「最上志向」が暴走すると、どうなるでしょうか。

最上志向は、100%を120%に磨き上げる資質です。
判断基準は、自分の美意識。

なので、誰も必要としていない細部にこだわりすぎて、仕事の手が止まる傾向があります。
例えば資料作成にこだわる人ならば、余白の位置を0.1mm単位で調整したり、ホチキスを止める位置にこだわったりと、誰も気づかない部分で時間を費やすのです。

最上志向が暴走すると、自分のこだわる分野については、「適当でいいから、スピード重視で」ができないのです。

暴走を抑えるコツは次の「活かし方」を参考にしてください。

「最上志向」の活かし方

「最上志向」は人や物事のいい面を見抜く資質ですが、暴走すると、どこまでも最上を目指し続けてキリがなくなります。

「最上志向」の暴走を抑え、プラスの方向に進むには、最上志向の特徴をよく知ることが大切です。

自分が「最上志向」を持っている場合

「最上志向」は強みに注目し、高みを目指す資質です。

最上志向さんは自分の強みを感じ取ることができます。
自分の強みを自覚したならば、そこに注力することで、さらに才能を伸ばすことができます。

自分がやっていて楽しいこと、やっていても疲れないこと、疲れたとしても爽快感がある疲れであること、こういったことが強みです。
もし仕事で才能を生かしたいのなら仕事の中で、人生全般をもっとより良いものにしたいのなら日常生活の中で、自分が楽しんでいることに気が付いたらそこに集中するようにしましょう。

逆に、弱みに対しては興味を持たないと思います。
周囲が「弱みを克服しろ!」と言って来ても、右から左に聞き流すのが最上志向さんです。

ただ、覚えておいて欲しいのが、弱みには克服しなくていい弱みと、克服した方がいい弱みの2種類あることです。

克服しなくていい弱みは、自分がもともと持ち合わせていないものです。
ストレングスファインダーのテストを受けたなら、下位の方にある資質です。
やる気が起きず、やっても疲労困憊するものが弱みに当たります。
こちらは、これが得意な人に任せてしまっていいものです。

一方、克服した方がいい弱みは、本来は強みであるはずなのに、暴走して弱み化しているものです。
この資質の説明に「暴走すると…」という項目を設けているのは、全ての資質が暴走して弱み化する可能性があるからです。
既に持っている強みが暴走すると、他の資質の足を引っ張ります。
強みの暴走に関しては、暴走しないようにコントロールすることが肝心となります。
 

最上志向さんは自分についてだけではなく、他人に対しても同様に強みに着目し、伸ばそうとします。
その人自身は強みと気づいていないものでも強みと見抜くことができるので、それを積極的に伝えましょう。
相手が自分の強みに気がつく瞬間は、最上志向さんにとって無上の喜びです。

誰かの強みを見つけたら、その人がさらに強みを発揮できるようにすることも最上志向さんは得意です。
人材育成に強い力を発揮します。

ただし、人間は、精神的に疲れ果てているときは、強みを伸ばす気力を持ち合わせていません。
強みを伸ばすことを奨励しても相手が乗ってこない場合、その人が疲れ果てていないか気にしましょう。
十分な休息を取ることも大切です。

相手が弱みの克服に必死になっている場合、それを止めさせようとします。
弱みを切り捨てることが得意な最上志向さんですが、多くの人はたとえ弱みでさえ、切り捨てられることに恐怖を感じます。
例えば、木々の枯れた枝を伐採することで、残った枝が成長するのですが、枯れた枝でも剪定をためらう人がいるのです。
弱みを切り捨てる時は、強みを成長させるために必要なことだと合わせて伝えましょう。
 

最上志向さんは最上を目指してキリがなくなります。
本質部分を磨き上げるのは大切ですが、時々どうでもいいところにこだわって動きが止まります。

本来、最上志向さんは効率性を求めるため、本質部分に関係ない細部については、そこまで気を使わないはずです。
それなのにどうでもいいことに心が奪われる時は、何か他のことから逃げている可能性があります。
他のやりたくない作業を抱えていたり、その提出物を出すのが怖かったり、などです。

自分がどうでもいいところに時間を掛けすぎていることに気が付いたら、自分は何のためにそれをやっているかを自問しましょう
 

なお、最上志向さんはいいところに気がつくため、人のいいところと自分を比較して落ち込んだりします。
いいところは人それぞれです。
そして、必ずしも最上であることが必要ではないのです。

例えば、野球に興味を持った5歳の子供に必要なのはイチローではなく、子供への教育が上手な近所の指導者です。
自分のスキルが最上でなくても、それだからこそあなたの力を必要とする人がいることを忘れないようにしましょう。

身近な人が「最上志向」を持っている場合

最上志向を持つ人は、他の人が自分の強みに気づき、伸ばそうとすることを応援したい資質です。
影響力の資質なので、いいと思ったら伝えたいし、伝えたことで相手が変わっていくのが好きなのです。

もしその最上志向さんが他にも影響力の資質を持っていると、押しが強くなります。
望んでもいないのに、「もっとこうしたらいいよ!」と指摘してくるタイプです。
しつこくてうんざりしたり、自分が下に見られているような気持ちになるかもしれません。
本人は悪気なく心の底からあなたのためを思って言っているのですが、それだからこそうんざりすると思います。
「今はそこは困っていないから、もし何とかしたくなったら相談するから」とかわすのもありです。
でも、人を見る目が確かな最上志向さんなので、何か自分を変えてみたい時はその忠告を受け入れてみると、変化が起きる可能性があります。
 

もし仕事仲間に最上志向がいる場合、スピードより質を重視するため、ブレーキになる場合があるでしょう。
「100%の完成度じゃなくていいから!80%でいいから提出して!」と言っても、通用していないと思います。
最上志向が80%に達成する時は、既に120%の光り輝く姿が見えていて、そこへ行きたくてたまらないのです。
そんな最上志向さんには「50%でいいから提出して!」と声を掛ける方がが効果あります。
それでもたぶん75%くらいのものを持ってきます。

内容によっては「30%でいいから!」でもいいかもしれません。
最上志向さんはすぐに作り込みたがるので、走り始めの段階で方向性を確認しておくことが大事です。

「最上志向」について、まとめ

「最上志向」は、より高みを追求する資質です。
しかし、最上志向が暴走すると、不必要な追求を重ねて、前に進めなくなります。

いいところを見抜く良さはそのままにしつつ、本当に必要なものを意識することで、バランスが取れるようになります。

 

※このブログにおけるクリフトンストレングス(ストレングスファインダー®)に関する解説は、しずかみちこ独自のものです。
Gallup認定ストレングスコーチとしての知識をベースにしていますが、個別セッションにて200人以上の方の資質にじっくり向き合った経験と、カウンセラーとして得た心の知識を組み合わせ、より理解しやすいように踏み込んだ解説をしています。
Gallup社の承認を受けたものではない点、ご了承ください。

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