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働くこと

長時間労働の4タイプ「長時間ワクワク」「長時間拘束」「長時間時間つぶし(積極的)」「長時間時間つぶし(消極的)」

2017/10/13

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長時間労働には4タイプある

ブラック企業や過労死の話題で長時間労働の話が出ると、「会社の創業期は会社に泊まり込んで仕事をしていた」といった話をする人が出てくる。
そういった創業期の社長の話と、社員の長時間残業は別物なので、混同しないようにしなければいけない。

長時間労働には4タイプあるのだ。
やることがたくさんあって長時間残業になる場合が2種類。
やることがないのに長時間残業をする場合が2種類。

後者は想像がつきやすいと思うので、まず前者のやることがたくさんあって長時間残業になる場合を取り上げる。

長時間ワクワク

私はかつてベンチャー企業に、創業期から拡大期に差し掛かる頃に在籍していたことがあるので、会社に泊まり込んでしまうほど仕事が楽しい気持ちはよくわかる。

やりたいことが次から次へと浮かんで、時間が足りない。
たまにはちゃんと寝ようと布団に入っても、新しいアイデアが思い浮かんで、すぐに試したくなって起きてしまう。
一つ新しいことを試すと、それに伴って次々にやることが出てきて、仕事をすればするほど仕事が増える。

でも、やったことが形になっていくので、手応えがある。
やったことに対して、お客様から反応があるので、(それがクレームであっても)楽しい。

長時間拘束

うってかわって、長時間会社に拘束されている状態もある。

やるべきことが次から次へと降ってきて、時間が足りない。
たまにはちゃんと寝ようと布団に入っても、脳がオーバーヒートしているため寝付けず、気づいた頃には朝になっている。
一つ仕事を終えても、それには関係なくやるべきことが控えていて、仕事をいくらしても減っていかない。

自分が何のためにそれをやっているのかわからなくないため、達成感がない。
やったことに対して、誰かから反応をもらうのは、それが仕事増につながるので怖い。

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長時間ワクワクと長時間拘束の違い

仕事量が多くて時間が足りない、という現象だけ見ると、同じように見える両者だが、同じ部分もあれば違う部分もある。

身体の面

身体に対する影響は、長時間ワクワクでも長時間拘束でも、そんなに変わりないと考えている。
私自身が、長時間ワクワクで睡眠不足の期間が長く続いた時、やりたいことをしていたにも関わらず、胃が機能停止に陥ったからだ。

サンプル数が1なので説得力がないのは承知しているが、身体に対する影響は個人差によるところが大きいと感じている。
寒い冬空の下、半袖短パンでも風邪をひかない子供もいれば、肺炎になってしまう人もいるように、耐性には個人差がある。
自分が睡眠不足に強い身体を持っているからといって、人にそれを求めてはいけない。

疲れを感じにくい状態であると意識する必要があるのも、どちらも一緒だ。

長時間ワクワクでは、自分がやりたいことをやっているので、疲れを感じにくい。
また疲れたとしても、やりたいことをやるために無理をしがちだ。
やりたいことをやっているのだから、疲れぐらいで休んではいけない、と考えてしまう場合もある。

長時間拘束では、自分を常に抑え付けているため、自分のことを軽んじる傾向がある。
そのため、身体が疲れていても重大にとらえない。
どんなに具合が悪くても、「まだ大丈夫」とつぶやいて、限界を超えるまで働いてしまう場合もある。

心の面

心の面では、この両者には大きな違いがある。

長時間ワクワクでは、自分がやりたいことをやっている。
自分の心から湧き出るやりたいことをやることは、自分を大切にすることにもつながる。

もちろん、長時間ワクワクでも、やりたいことではなく、やらなくてはいけないことをする必要もある。
しかし、それは、やりたいことをするために、通らなければいけない道である。
それを終えたら、やりたいことができるだろう。

一方、長時間拘束では、自分がやりたいことを後回しにして、やるべきことをやらなくてはいけない。
自分の心を抑え付け、心の声を聞こえないふりをして、やらなくてはいけないことをやることは、自分の心を殺すことだ。
長時間拘束のやらなくてはいけないことは、やりたいことを抑え付けた上で、やらなくてはいけないことなのである。
やってもやっても、自分のやりたいことはいつできるか分からない。

パンドラの箱に最後に希望が残っていたように、未来に希望が持てるなら、多少の辛いことには立ち向かえるが、希望がない努力は虚しいものである。
この違いは大きい。

長時間労働を語る時に注意すること

ブラック企業や過労死の話題になった時、残業時間が100時間だ、いや200時間だ、それは長いの短いのという話になるが、時間数よりも、身心がどこまで拘束されていたかが大きな問題だと考えている。
要するに、「私が会社を立ち上げた時に、寝ずに働いたから今がある。だからあなたたちも、それくらい働け」という人がいるが、長時間ワクワクと長時間拘束という違うものを比較して相手に同じ行動を求めることは、論理的に破綻しているということだ。

そして冒頭にチラリと紹介した、やることがないのに長時間労働をしている(ように見せている)「長時間時間つぶし」というのも存在している。
これも、自ら積極的に居残るタイプと、周りが帰らないので帰れない消極的なタイプの2つに分かれる。

このように、長時間労働には「長時間ワクワク」「長時間拘束」「長時間時間つぶし(積極的)」「長時間時間つぶし(消極的)」と4つのタイプがある。
それぞれ考えていることも求めるものも違うので、長時間労働を語る時には、分けて考える必要がある。

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