鶴橋で食べるお手頃価格の高級焼肉。おおいた和牛 焼肉金ちゃん 鶴橋Style
2021年11月21日、日曜日。
鶴橋に焼肉を食べに行った。
前日の日本シリーズ初戦を京セラドームで現地観戦し、オリックスのサヨナラ勝利に気を良くした我々は、肉を求めていたのだ。
そうは言っても、時刻はちょうどお昼時。
鶴橋には、野球の勝敗関係なく肉を求めている人が多数集まっていた。
人気の店は長蛇の列だ。
この後も第2戦観戦のために京セラドームに向かわなければいけない我々には、並んでいる時間はない。
かといって、お昼時なのに客が誰もいない店も入るのをためらう。
どうしようかと鶴橋の焼肉屋が並ぶエリアを2周したところ、客は少ないが美味しい予感がする店を見つけた。
おおいた和牛 焼肉金ちゃん 鶴橋Style
建物は古いが、看板は新し目のこちらのお店。
こういう建物と看板のバランスが取れていないお店は、味に気合を入れすぎて外装までお金や気持ちを回す余裕がなかったか、すぐに閉店することを前提に作られたボッタクリの店かのどちらかだったりするので、念のため、時間を掛けて観察する。
店の前に置いてあるメニューを熟読する。
鶴橋には1000円くらいで焼肉ランチが食べられる店もあることを考えると、やや高めの価格帯である。
でも、「おおいた和牛」とわざわざ書いているということは、肉にこだわっているのだろう。
値段が高いから、行列もできずに空いているのかもしれない。
そして、店から漂ってくる雰囲気も悪くない。
健やかな感じがする。
これなら味も間違いなさそうだ、とあたりをつけて入店する。
とろけるお肉!
お店に入って、AランチとBランチのどちらにしようか迷っていると、お店のお姉さんが注文を取りに来た。
おすすめを聞いてみると、クリという部位とトウガラシという部位らしい。
新鮮で、さっと炙ったくらいで美味しく食べられるのだそうだ!
肉は詳しくないのでクリやトウガラシと言われてもピンとこないのだが、それならお店の一番おすすめである、クリとトウガラシが両方食べられる焼きしゃぶランチにしよう。
2000円もするが、前日のサヨナラ勝利で気分のいい我々は、気が大きくなっている。
気が大きくなっているついでに、お酒も飲んでしまえ。
まずはマッコリで乾杯だ!
韓国料理店特有の、小鉢もろもろ登場。
ごはん、スープ、韓国のり、小鉢三種、サラダというラインナップ。
そして、お肉!
艶があって、活き活きしている。
お肉に「活き活き」という言葉を使うことに違和感があるが、でも、活力を感じるお肉なのだ。
これを、片面3秒、さっと焼いて食べる。
なお、このランチ名でもある「焼きしゃぶ」とは、しゃぶしゃぶのようにさっと焼くから名付けられたのだと思われる。(最初は焼肉としゃぶしゃぶが両方出てくるのかと誤解していた)
まず、トウガラシから焼いてみる。
片面3秒だと、まだ若干赤みが残るが、生肉好きなので、気にせず食べる。
柔らかい!とろける旨さ!
噛みしめると肉汁が溢れてきて、肉の旨味を強く感じる。
美味い肉を食べている喜びを感じられる味だ。
次はクリを焼く。
せっかくなので、焼いている動画なんぞをどうぞ。
こちらも柔らかいが、トウガラシに比べると噛みごたえがあって、じわっと脂の甘さを感じることができる。
よくよく考えると、こういった違いを感じるが、一言で表すと「どちらも美味い!」につきる。
こんなに美味しいお肉は、余計な御託を並べずに夢中で食べるのが一番だ。
このセットには卵の黄身も付いてきて、卵に絡めて食べることもできる。
卵の甘みと肉の旨味の相性の良さは、ここで語るまでもないだろう。
ただただ美味しい。
とても大事に、1人につき7切れのお肉を食べきった。
感想
最初は、鶴橋で2000円のランチは高いなと思った。
店を出るときには、どうして2000円でこんなに美味しいものが食べられるのだ!?という感想に変わっていた。
六本木や銀座あたりだったら、ランチでも一人前5000円はしそうだ。
そして、その値段でも納得して食べる美味しさだった。
ランチだから特別安いのか?
夜はもっといろんな部位を食べられるのか?
調べてみると、夜でも炙り焼きしゃぶ3種盛りが付いた和牛コースが1人前5500円となっている。
この記事を書きながら、もう既に、再訪したくてたまらなくなっている。
お店情報
おおいた和牛 焼肉金ちゃん 鶴橋Style
大阪府大阪市天王寺区下味原町2-18
06-6770-5551
下記のぐるなびサイトが公式のネット予約となっているので、営業時間の記載も正確だと思います。