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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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セッションでお渡しする「強み路線図」について

こちらの記事で、自分の取扱説明書の作り方をお伝えしていますが、私のセッションではもっと詳細な「強み路線図」をお渡ししています。

この記事では、私のセッションに興味を持ってくださった方向けに「強み路線図」の説明をします。
セッションを受けて「強み路線図」を手に入れてくださった方の復習用としても活用いただけると嬉しいです。

目次

「強み路線図」とは何か 

私の個別セッションでは、下記のような「強み路線図」を作成します。
これは自分の資質が強みとなる場合の主な特徴と、どういうステップで前進していくときに最大級に発揮されるかを書いたものになります。

強み路線図があると、新しいことを始めるときには何から始めるのがいいのかが分かります。
既に進んでいる物事が停滞したときに、どこで停滞しているかと対処方法も分かります。

強み路線図は一人ひとり違うもので、誰かと同じになることはありません。
ストレングスファインダーの上位資質を使って作りますが、もし上位資質が同じ人がいたとしても、人によって強みが最大級に発揮されるステップは違うので、強みの路線図も違うものになるのです。

しずかみちこの強み路線図(クリックで拡大)

強み路線図の使い方

私の強み路線図を例に、具体的な使い方を説明します。
まず概要を説明し、その後、具体的な例として、私の強み路線図を説明いたします。

私の強みが最大級に発揮されるサービスとして、この強みの路線図を作る個別セッションがあるので、強み路線図がどのように個別セッションに活かされているかもお話しします。

強みの路線図の見方

まず、強み路線図の見方を説明します。

強み路線図は上から下に向かって進んでいきます。
このステップで進んでいくときに、強みが最大級に発揮されるのです。

始発駅

強み路線図の一番上にある資質が始発駅に当たるものになります。
私の例でいうと「収集心」です。
始発駅にあたる資質が納得しないと、自分という名の列車は動き始めません。

途中駅

動き始めたら、途中のポイントをいくつか通過しながら進みます。
途中駅にあたる資質が納得したら、その駅から次の駅に向かって進み、一つ一つ進んでいきます。

途中駅には人からは見えない自分の中にある駅と、人から見える場所にある駅があります。

人から見えない駅にいるときは、順調に前進していても人からは見えないので、何もしてないように思われることが多いです。
自分の成長に気づきにくい段階でもあるので、このままでいいかと不安になりやすくもあります。
そういうときにこの強みの路線図があると、自分が前進しているかどうか、やり方が正しいのかどうかが分かるため、安心してやるべきことに取り組むことができます。

到達駅

一番最後、自分が目指している目的地を示すのが到達駅です。
ここにある資質がイキイキと喜んで活動しているとき、物事がうまく進みます。

※ここからまた新しい世界に進む人もいるため、終着駅とは少し違います。

私の場合

概要の説明だけでは分かりにくいので、私の強み路線図を例に、具体的な流れを説明します。

※注意:あくまでもこれは私(しずかみちこ)の場合です。
私と同じ資質を持っている方でも、人によって資質の特徴が違うので、使い方は変わってきます。
あくまでも強み路線図の見方の一例として御覧ください。

強み路線図
しずかの強み路線図(クリックで拡大)

始発駅

私の始発駅は「収集心」です。
私の「収集心」は分野を限定せず、全方位に向かっていくため、何か新しいことを始めるときは、まず、何でもいいから手当たりしだいに情報を集めることかららスタートします。
言い換えると、ある程度の情報が集まっていないうちはスタートができません。

途中駅

分析思考

私の場合、1つ目の停車駅は「分析思考」です。
収集心が集めた情報を分類して整理します。

私の実感としては、「分析思考」が分類と整理を終えるまでは脳内がゴチャゴチャして思考も支離滅裂になります。
でも、整理が終わるとスッキリとして身体まで軽くなった気分になり、次に向かって進むことができるようになります。

運命思考

2つ目の停車駅は「運命思考」です。
私の「運命思考」は一つ前の「分析思考」と連動していて、分析思考の活動が終了すると自動的に分類したものの繋がりが見えてきます。

過去にあったことが、今現在にどういう影響を及ぼしているのか。今現在やっていることが、未来にどのような影響を及ぼすのか。
これが見えると、次の駅に進みます。

戦略性

3つ目の停車駅は「戦略性」です。
前の「運命思考」では過去・現在・未来の繋がりを発見しましたが、そのままで希望する未来へ進めるとは限りません。
希望する未来へ向かうために、今のままでいいのか、違うことをやったほうがいいのかを考えます。

考えるためには、今の状況の全体像が見えていることが必要です。
全体像が見えて、進みたい方向も分かると、どうすれば進めるのかが分かります。

内省

4つ目の停車駅は「内省」です。
目指したい方向や、そこに向かう方法について、あらためて考え直します。

本当に行きたい方向がそこなのか。
向かう方法はこれでいいのか。
これらを考え直して、自分でも納得できたら、次に進みます。

最上志向

5つ目の停車駅は2つあります。

1つは「最上志向」です。
これは主に自分が主体となって行動する場合に通るルートです。
「最上志向」により、無駄なく最短で進む方法を厳選し、行動します。

無駄なく最短で進む方法を考えるより、とりあえずやってしまった方が早いのではと言われるのですが、自分で「これがベストだ!」と思えないと、手が動かないので結局遅くなってしまうのです。

共感性

もう1つの5つ目の停車駅は「共感性」です。
自分ではなく人に動いてもらうときには、ただ行動を指示するのではなく、相手の心に響く表現を使って伝えることで、相手の方が動きやすくなります。
ただ単にやることのみを指示すると、冷たく響いて、モチベーションを下げてしまうのです。

地下の駅、地上の駅

私の場合、始発駅の「収集心」から4つめの途中駅である「内省」までが人からは見えないところにある駅になります。
人から見えない地下駅にいるうちは、周囲の人からは「ぼんやりしてないで行動しなさい!」と言われることが多いです。
実際は情報を集めて、分析し、どうやって進むかを考えているので、ぼんやりと何もしていないわけではないのですが、人からは見えないところを進んでいるので、何もしていないように見えるのです。

「最上志向」「共感性」から先は人から見えるところにある駅です。
このタイミングで行動に移るので、周囲の人にも私が何をしようとしているのかが分かるのです。

到達駅

私の到達駅は「未来志向」です。
「未来志向」は明るい未来を感じる方向に向かって進む資質です。
具体的な根拠はなくても、こちらが明るい未来だと感じる方向へと進んでいる実感があると、ワクワクします。

自分だけでなく、私と関わった人が未来の方向へ向かって歩き出すこともワクワクします。
この「未来の方向に向かって進む」ということが、私にとってはとても大切なことになります。


始発駅から途中駅には、情報を集めて分析するというステップがありますが、情報収集や分析そのものが楽しいのではなく、その分析した先に明るい未来を感じることが好きなのです。
なので、未来を感じることがない、何のために行うのか分からない情報分析は苦痛でしかありません。

あくまでも始発駅から途中駅は、到達駅に向かうためのものであって、そこに向かっていると感じられない時はつまらないのです。

強み路線図の活かし方

それでは、この強み路線図をどのように活かしていけばいいのでしょうか。
(他人の強み路線図を見ても、さっぱりピンとこないと思いますが、一応書いておきます。
内容は理解しなくていいので、なんか順を追ってやってるなと感じてください)

やりたいことがある場合

自分がやりたいことがあるけれど、何をしていいか分からなかったり、上手くいっていない場合は、自分が強み路線図のどこにいるかを確認します。
強み路線図の始発駅から順に確認していきます。

始発駅

私の場合でいうと、始発駅は収集心。
まずはやろうとしていることに関して情報を集められているかを確認します。
直接関係することはもちろん、関係なさそうなことでも気になったら情報を集めることが、私には重要なので、それができているかを確認します。
もし情報が不足していると感じるなら、やるべきことは情報を集めることです。

途中駅

分析思考

情報量に納得しているのなら、次の駅は分析思考です。
集めた情報について分類して整理するのですが、これには少々時間がかかります。
整理する時間が無いと次には進めないので、もし整理が不十分だと感じるなら、時間を取って脳内を整理する必要があります。

運命思考

脳内がゴチャゴチャしているわけではないのなら、次の駅は運命思考です。
整理しているものを俯瞰すると、あのときのあれが、今のこれに繋がって、将来にこういうことが起きると見えてきます。
私はこの繋がりを見ることで、今何をするべきか、将来はどちらの方向に向かうといいのかを感じ取ります。
私の場合は、分析思考の整理が終わると、自動的にこの繋がりが見えてきます。

戦略性

繋がりが見えたら、次の駅は戦略性です。
私の場合、分析思考〜運命思考〜戦略性は密接に関係しているので、分析思考で情報を整理し、運命思考で繋がりが見えると、どうやって未来へ進めばいいのかが自動的に見えてきます。
もしまだ見えていない場合は、俯瞰して全体を把握することが足りていないので、自分の視野が偏っていないかをチェックし、大局を感じるように心がけます。

内省

どうやって未来へ進めばいいかが見えたら、次の駅は内省です。
どうやって進めばいいかが見えたらすぐに動き出せばいいようなものですが、私の場合動き出すまでに時間が掛かります。
動き出すためにベストなタイミングを図って、ここぞというときに動きます。
もし動き出せないときは、まだ時が来ていないときなので、いつでも動けるように心の準備をしつつ待ちます。

時が来ると「今だ!」と感じて動き出します。

最上志向

一人でやる場合は最上志向を使って、無駄なく最短で進む方法を考えて、省力化しつつ動きます。
私の場合は、ここまで来たら、思考を入れずに(最上志向は思考系ではなく、影響力)、動いてしまったほうがいい結果が出ます。
動くまでに散々考えるので、動くときはタイミングに乗って進みつつ、進みながら無駄を排除していくやり方が合っているのです。

共感性

また、人にお願いして動く場合は共感性を使って、ただやり方を指示するのではなく、なぜそれをやるかを相手が心から理解するような状態にすると、いい結果が出やすくなります。相手が動いてくれない場合は、相手の心に届いていないということなので、あらためて時間を取ってコミュニケーションをとるほうがいいのです。

到達駅

そうして、未来志向が示す、明るい未来を求めて動き出します。
明るい未来が感じられなくなると、それまで順調に来ていても動けなくなります。

このように自分が躓いているのはどこかを路線図を元に確認することで、やるべきことが分かります。

やりたいことが見つからない場合

やりたいことが見つからない場合も、この強み路線図は役に立ちます。
自分の強みを意識して行動することでやりたいことに近づいていくので、この強み路線図は自分のやりたいことに向かっていく路線図でもあるのです。

例えば、私の場合は、やりたいことを見つけるためには、まずは始発駅の収集心を活かして、情報を手当たり次第に集めることが必要です。
このときに(情報を集めてばかりで、何も行動していない…)と思うと、自分の強みを否定してしまい情報を活かすことができないので、開き直って情報を集めまくることが大切です。

そうして情報が集まった中で、過去と現在と未来の繋がりを感じるものをいくつか試して経験を積みます。
様々な情報を集めることで、自分の中で知識や経験の蓄積ができると、やりたいことをやる準備ができて、自分が本当にやりたいことに気づけるようになるのです。

このように、自分の強みを活かしながらいろいろ試すことで、やりたいことに気がつくために必要な経験を積むことができ、やりたいことの発見に近づくのです。

セッションでお伝えすること

今回は私の強み路線図を例に説明しました。
長々と書いた後に恐縮ですが、さっぱり訳が分からなかったかと思います。
他人の強み路線図は、自分が走る路線図でないため、自分の中には全く入ってこないのです。

セッションではお客様ご自身の強み路線図を作成し、強みの活かし方をお伝えします。
具体的なお悩みがある場合は、ご自身の強み路線図を基に現状の問題点の把握と解決方法を見ていくため、どうしてその問題が起きているのかが明確になります。

自分の強み路線図は、自分そのものを表しているため、難しく捉えなくても、すっと自分に入ってくるので、ご安心ください。

よくあるQ&A

よくいただく質問に回答します。

強み路線図は仕事にのみ有効ですか?

強みを活かすとは、自分がこれまで無自覚で無意識に使っていた能力を意識的にスムーズに発揮させることです。
強みを活かす舞台が仕事かプライベートかというのは全く関係ありません。
自分の強みは、自分の活動全てに発揮することができます。

あらゆることを強み路線図通りに生活しないといけませんか?

いいえ、強み路線図は、困ったときや躓いたときに立ち返る基礎のパターンです。
強みは、路線図にこだわらなくても、発展させたり、応用させたり、飛躍させたりと、いろいろな活かし方をしていいものです。

ただ、基礎を知っていると、発展や応用がしやすいです。
そして壁にぶつかった時に立ち返ることができる基礎があると、何が問題だったのかを見つけることができるので、壁を突破する方法が分かります。

自分の強みが活かせそうにない環境にいますが、路線図を作る意味ありますか?

職場の環境や家庭の状況によっては、今の行動パターンを変えることが難しく、強みを活かすような行動ができない場合もあると思います。
そのような場合でも、自分の強み路線図を知ることは大切です。
強み路線図の視点で見ると、今の環境の自分に合う点と合わない点が分かります。
合わない点がある場合、どこがなぜ合わないかの理由を明確にすることで、気持ちの整理がついて楽になります。
(病気の時、病名不明の状態より、病名が分かるほうが気持ちが落ち着くのと同じ状態です)

そして、自分の心の持ちようで合わせられる部分と無理な部分を知ることで、自分が100%の力を注ぐ部分と、60%くらいの力で流したほうがいい部分が分かります。
合わないことを気づかずに全力でやり続けると、全力でやってもできない自分に落ち込み疲弊しますが、自分に合うことと合わないことを知ることで、自分が本当に力を注ぐべき部分が分かるようになります。

また、自分の強みが活かせる部分と活かせない部分を知ることで、気持ちに余裕が生まれます。
気持ちに余裕が生まれると、今の環境でほんの少しでも自分の強みを活かせる部分が意識できるため、ひそかに強みが磨かれていきます。

強み路線図は一生変わらないのですか?

変わる人も変わらない人もいます。
自分の決まったやり方を生涯かけて磨き上げていく人もいれば、あるパターンに習熟したら新しいやり方を身につける人もいて、人それぞれです。

これまで楽しくやっていたことに飽きが来たり、苦手で敬遠していたことに挑戦したくなったら、強み路線図が変化している時です。
そのときはまずストレングスファインダーのテストを受けて、順位に大きな変動がないかを確かめるのもいいかもしれません。

強み路線図作成はこちら

強み路線図は、個別セッションで作成しております。

個別セッションの詳細はこちらをご覧ください。

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