思い出の「煎餅果子」を探して その2 〜上野・食酒場 朋 編
煎餅果子を求める旅路、その2。
今回も上野アメ横のお店である。
食酒場 朋
前回、アメ横の天天楽の煎餅果子を食べたが、その隣の店にも煎餅果子があったことに気づいていはいた。
選ばなかった理由は、はソーセージが入っていることが写真で分かったからだ。
私が求めているのは美味しい煎餅果子ではなく、私が30年近く前に北京で食べていた思い出の煎餅菓子。
あれにはソーセージのようなリッチな具は入っていなかった。
とはいえ、メニューに煎餅果子がある以上、気にはなる。
こちらのお店の名前は食酒場 朋というらしく、天天楽と同様に、道端に椅子とテーブルが並んでいるスタイルだ。
普段なら大行列になっている土曜日の12時台の訪問だが、この日は直前まで土砂降りだったこともあり、ご飯を食べているのは2組だけだった。
次の予定の関係で店内で食べる時間がないためテイクアウトを頼んだ。
5分ほど待つと、フードパックに入った熱々の煎餅果子がやってきた。(手提げのビニール袋は無料)
朋の煎餅果子
こちらの煎餅果子は、粉の生地、卵、パクチー、レタス、ソーセージ、油条でできている。
もちろん味噌ダレも塗られている。
天天楽よりボリューミーな見た目なのは、生地が厚いからと思われる。
生地には黒ごまが混ぜられており、食べる場所によっては胡麻の香りがするというアクセントになっている。
塗られている味噌は少なめで、ソーセージの味がメインとなっている。
パクチーは少なめなので、苦手な人でも食べやすいだろう。
とにかくボリューム満点!
油条も入っているため、炭水化物のボリュームが満載。
そこにソーセージ(ソーセージはそんなにボリュームはない)とレタスが入っているため、一つで食事として完結させようとする気合を感じる。
感想
繰り返しになるが、私が求めているのは美味しい煎餅果子ではなく、私が30年近く前に北京で食べていた思い出の煎餅菓子である。
この観点から行くと、当初の予想通り、求めていたものとは全然違うものではあった。
私が求めているのは、味噌の味が堪能できて、パクチーが効いているシンプルなおやつ。
こちらの煎餅果子は少食の人なら食事にもなり得るもので、系統は似ている別物、という結論である。
であるが、これはこれで美味しい。
粉もん好きの気持ちを満たしてくれる食べ物である。
甘いものに飽きたときのちょっとした軽食として、また食べたくなる日が来ると思う。
店舗情報
食酒場 朋
東京都台東区上野4-7-8 アメ横センタービル 1F
080-3293-8491
営業時間:9:00~20:00
定休日:年末年始