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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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判断力を鍛えるためにテレビを止めることが効果的なのはなぜか。大切なのは判断する回数を減らすこと!

頼りがいがある人は決断が早い。
思いがけないトラブルのときにでも判断力があるため、素早く冷静に決断ができるのだ。

判断力を鍛えるためには、普段の心がけが重要となる。

目次

人間が一日にできる判断の数は限られている

脳科学者によると、一日にできる意思決定数は限りがあるらしい。
それを超えると、脳が疲れ果てて、冷静な判断ができなくなる。
たとえ小さな判断でも、数を重ねると疲労が溜まり、重要な決断に影響を及ぼす。

ジョブズやオバマが同じ服を着る理由

スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグ、オバマ大統領といった人たちが、毎日同じ服を着ている理由はこれにあると言われている。
服を選ぶといった小さなことから日々の判断数を減らし、限られた意思決定数を一つでも多く重要な決断に使うためなのだ。

テレビによる判断力の浪費

疲れるようなことは何もしていないのに、ただテレビを見ているだけで疲れてしまった経験はないだろうか。

疲れる理由の一つにCMがある。

次々に現れるCMは、とても魅力的に作られている。
ふわふわの髪の毛を風にたなびかている女優さん。
ああ、シャンプーいいなあ。
でも年末にまとめ買いしたばかりだから、今はいらないなあ。

スキンケアにもなる口紅。
でも、そもそも口紅は使わないしなあ。

襟や袖口の汚れが落ちる洗剤。
でも、夫が肌が弱いから、洗濯石鹸使ってるんだよなあ。

テレビ放送は次々と違うCMが繰り出されるので、一つ一つに反応し、要不要の判断をするので脳が疲れてしまうのだ。

判断力を鍛える方法

判断力を鍛えるとは、脳をベストコンディションに保ち、ここぞというときに使えるようにすることである。

つまり、普段から余計な判断をしなくていいように環境を整えることが、判断力を鍛えるために重要なのだ。

脳を疲れさせない仕事の方法

以前働いていた会社で、伝票の入力をお願いしていた方々が、とある工夫をしていた。

従業員数が2000人近い会社だったので、一回で処理する伝票の量は数百枚にも及ぶ。
その数百枚の伝票の処理をする前に、まず分類をしていた。

領収書が付いている社員が立替えた伝票と、請求書が付いているこれから支払う伝票を分ける。
旅費交通費や会議費などのよく使われる科目は、科目ごとに専用の伝票があるので、それだけでまとめる。
税率切り替えの時期なら、税率ごとにも分ける。
そして部署ごとに分ける。

伝票の枚数が多いので、分けるのも時間が掛かる。
しかし、時間を掛けてでも同じカテゴリーにまとめる利点があるのだ。

伝票入力の際

伝票入力をするとき、同じ勘定科目が続いていると、システムに入力するための科目コードを一回一回調べずに済むため、入力が早く進む。
「上と同じ」といった機能が使えるシステムだと、更に速い。
自分が手に持っている束が、旅費交通費のみの束だとわかっているので、考えることなく機械的に旅費交通費を打ち続けることができる。

部署コードについても同じで、同じコードが続いていると、入力が速い。

チェックをする際

伝票の入力内容をリスト化して出力し、実際の伝票との間に相違がないかを確認するのだが、その際にも同じカテゴリーにまとまっていると、格段にやりやすい。

チェックリストを出力し、まず科目コード欄だけを見る。
旅費交通費伝票の束のチェックであれば、旅費交通費以外の科目が混ざっていないかを見ればいいので、このときは伝票と見比べる必要がない。
税率も同じ数字が並んでいるかを、ひたすら見る。
そして、最後に伝票の束を取り出して、金額と部門コードと起票者名を、伝票と見比べて確認をする。

チェックする項目が多ければ多いほど、チェック漏れを起こすし、チェックが終わったあとの疲労が強くなる。
同じカテゴリーにまとめることで、機械的にチェックできる項目を作り、判断に負担がかからないようにしているのだ。

自分の脳をどこに使うかを考える

上にあげたのは、伝票入力というささやかな例だが、こういった、会社の事業の本質には直接関係がないけれど、誰かがやらなければいけない必要な仕事ほど、脳の負担を減らして機械化できるようにしなくてはいけない。

やっているうちに慣れるよ、という問題ではない。
慣れたら、楽に判断ができるようになるが、判断をする回数が減るわけではない。
機械化できるところを機械化して、判断の回数を減らすことが大切なのだ。

人間の脳が判断できる数には限りがある。
この限られた力を、自分がやるべき本質部分にできるだけ多く注ぎ込めるようにすることが、判断力を鍛えるということである。

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https://koto1.com/archives/2512

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