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働くこと

生産性を上げるとは、本質ではない判断を減らすことである

2017/01/31

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テレビによる判断力の浪費

テレビを見ていたら疲れてしまった

我が家のテレビ視聴は、かなり偏っている。
野球シーズン中は野球中継とプロ野球ニュース、野球シーズン以外はラグビーと相撲と野球の試合の再放送しか映らないと言っても過言ではない。
見るチャンネルは、Jsports1〜3、GAORA、SkyA、FOXsports、フジONE、TBSch2、G+等々のCS放送がほとんどだ。

この年末年始は、夫と私それぞれの実家に帰ったのだが、どちらの家庭もテレビをずっと付けっぱなしにしている。
その環境にいたら、ぐったりと疲れてしまった。

テレビで疲れた理由

疲れた理由はCMにある。

次々に現れるCMは、とても魅力的に作られている。
ふわふわの髪の毛を風にたなびかている女優さん。
ああ、シャンプーいいなあ。
でも年末にまとめ買いしたばかりだから、今はいらないなあ。

スキンケアにもなる口紅。
でも、そもそも口紅は使わないしなあ。

襟や袖口の汚れが落ちる洗剤。
でも、夫が肌が弱いから、洗濯石鹸使ってるんだよなあ。

普段見ているCS放送は、CMの種類が限られている。
「昨日も飲みましたね」と問いかけられるシジミエキスのCMか、「いらっしゃいませ、自動車保険の更新ですね」か、「1、2、3、GO!」といったところだ。
何度も見ているので、今の自分には不要なものとよく分かっている。

しかし、地上波は次々と違うCMが繰り出されるので、一つ一つに反応し、要不要の判断をしたので疲れてしまったのだ。

人間が一日にする意思決定数は限られている

ジョブズやオバマが同じ服を着る理由

脳科学者によると、一日にできる意思決定数は限りがあるらしい。
それを超えると、脳が疲れ果てて、冷静な判断ができなくなるそうだ。
たとえ小さな判断でも、数を重ねると疲労が溜まり、重要な決断に影響を及ぼすらしい。

スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグ、オバマ大統領といった人たちが、毎日同じ服を着ている理由はこれにあると言われている。
服を選ぶといった小さなことから日々の判断数を減らし、限られた意思決定数を一つでも多く重要な決断に使うためなのだ。

脳を疲れさせない仕事の仕方

以前働いていた会社で、伝票の入力をお願いしていた方々が、とある工夫をしていた。

従業員数が2000人近い会社だったので、一回で処理する伝票の量は数百枚にも及ぶ。
その数百枚の伝票の処理をする前に、まず分類をしていた。

領収書が付いている社員が立替えた伝票と、請求書が付いているこれから支払う伝票を分ける。
旅費交通費や会議費などのよく使われる科目は、科目ごとに専用の伝票があるので、それだけでまとめる。
税率切り替えの時期なら、税率ごとにも分ける。
そして部署ごとに分ける。

伝票の枚数が多いので、分けるのも時間が掛かる。
しかし、時間を掛けてでも同じカテゴリーにまとめる利点があるのだ。

伝票入力の際

伝票入力をするとき、同じ勘定科目が続いていると、システムに入力するための科目コードを一回一回調べずに済むため、入力が早く進む。
「上と同じ」といった機能が使えるシステムだと、更に速い。
自分が手に持っている束が、旅費交通費のみの束だとわかっているので、考えることなく機械的に旅費交通費を打ち続けることができる。

部署コードについても同じで、同じコードが続いていると、入力が速い。

チェックをする際

伝票の入力内容をリスト化して出力し、実際の伝票との間に相違がないかを確認するのだが、その際にも同じカテゴリーにまとまっていると、格段にやりやすい。

チェックリストを出力し、まず科目コード欄だけを見る。
旅費交通費伝票の束のチェックであれば、旅費交通費以外の科目が混ざっていないかを見ればいいので、このときは伝票と見比べる必要がない。
税率も同じ数字が並んでいるかを、ひたすら見る。
そして、最後に伝票の束を取り出して、金額と部門コードと起票者名を、伝票と見比べて確認をする。

チェックする項目が多ければ多いほど、チェック漏れを起こすし、チェックが終わったあとの疲労が強くなる。
同じカテゴリーにまとめることで、機械的にチェックできる項目を作り、判断に負担がかからないようにしているのだ。

自分の脳をどこに使うかを考える

上にあげたのは、伝票入力というささやかな例だが、こういった、会社の事業の本質には直接関係がないけれど、誰かがやらなければいけない必要な仕事ほど、脳の負担を減らして機械化できるようにしなくてはいけない。

やっているうちに慣れるよ、という問題ではない。
慣れたら、楽に判断ができるようになるが、判断をする回数が減るわけではない。
機械化できるところを機械化して、判断の回数を減らすことが大切なのだ。

人間の脳が判断できる数には限りがある。
この限られた力を、事業の本質にできるだけ多く注ぎ込めるようにすることが、生産性をあげるということである。

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