【満席御礼】
9月15日の『人生をはみ出す技術』のトークライブ、
9月23日のストレングスファインダーのワークショップ、
ともに満席となりました。お申し込みくださった皆さま、どうもありがとうございます。

旅行記

三江線よ、さようなら。廃線決定路線の絶景を満喫

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三江線(さんこうせん)

三江線は、島根県江津市の江津駅から広島県三次市の三次駅を結んでいる鉄道だ。
別名、江の川鉄道と言われるとおり、江の川沿いを通って走っている。

 
三江線が全線開通したのは1975年だが、その7年前の1968年には、廃線にしたほうがいい赤字路線として一足先に開通した箇所が挙げられるなど、最初から利用状況は芳しくなかった。
近年になっても、輸送密度(1日1kmあたりの平均輸送量)がJR全社の中で最下位と、利用状況は変わらなかった。
ついに、2018年3月をもって廃線することが、決まった。

失くなるものは見納めておきたい。
三江線に乗るために、三次まで出向いた。
青春18きっぷ期間の三連休中日とあって、車内はお仲間さん達で満員。
これだけの人が常に乗りに来ていれば、廃線にはならなかっただろうに。
私も含め、悲しい鉄道ファンの性だ。

ちなみに、椅子に座れなくても嘆くことはない。
三江線の絶景は右に左にと現れるので、立っていた方が右も左も見られて楽しめる。
疲れはするが、わざわざ三江線に乗りに来て、景色が半分しか見られないのももったいない。
 

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三江線の見所

絶景

三江線は、江の川を右に左にまたぎながら走っていく。
川と山が織りなす絶景が、随所で見られる。
一瞬のことで写真には撮れなかったが、木を登る猿も見た。
それほどの自然の中をゆっくりと進んでいくのだ。

 

宇都井駅

三江線の最後に開通した区間にある宇都井駅は、日本で一番高いところにある駅として(鉄道ファンの間では)よく知られた駅だ。
駅のホームから下を見下ろすと、人も車もだいぶ小さい。

今回、電車の時間の関係で途中下車はできなかったので、外から見た写真を載せたサイトを貼っておく。
この駅の全景を見ると、入るのも勇気がいる駅だということが分かるだろう。
一日の平均乗車人数が0人なのが、とてもよくわかる。
※このサイトには、道の駅「かわもと」が石見川本駅の近くにあるかのように書かれているが、実際は石見川本駅の隣の因原駅の近くだ。うっかり因原駅で降りると、次の電車が来るまで延々と待ち続けることになるので注意。


 

三江線の昼ごはん

石見川本駅

今回私が乗ったのは、三次を10:02に発車し、途中の石見川本駅に12:18に着き、その石見川本駅を13:45に発車し、終点の江津に14:54に着く列車だ。
どう考えても、石見川本駅で昼ごはんを食べる流れになる。

石見川本駅を出たところで、地図が配られる。
観光マップではあるが、「1時間20分でできること」といった記載があるあたり、三江線の乗客をターゲットにした地図であることが分かる。(たぶん三江線客以外の観光客が来ることは、めったにないのだろう。)

 

飯田食堂

この日、開いている食堂は4箇所だけだと案内がある。
駅から一番近いところにあるお寿司屋さんは、既に三江線の乗客で満席だったため、次に近いところにある飯田食堂というお店に入った。

飯田食堂のメニューは少数精鋭だった。
定食とおにぎりと塩そば飯。
二人で同じものを頼んでも面白くないので、定食と塩そば飯を頼んだ。

エゴマだれを使っている塩そば飯。

定食は豚肉を焼いたものだった。

昼ごはんにあぶれたら

この日、開いている食堂が4箇所だけということに驚いた。
なんて商売っ気がないのだろう。
廃線決定後の青春18きっぷ期間の三連休といえば、多くの客が訪れることが予想されるだろうに、半分以上の店が休むとは!
廃線と聞いてやってくるような にわか客に、日々のペースを乱されたくないということか。
その気持ちは分かるが、コンビニもキオスクもない駅で食堂までやっていないとなると、食べ物にありつけない乗客が出てくる。

その事態を解消するために、町の人が駅前の休憩所で鴨そばを振舞っていた。(500円)
この休憩所では、ちょっとしたお土産も売っているので、覗いてみるといいだろう。

 

三江線とは

川を見ながら、のんびりと走る三江線。
この速度では、日常の足として利用するには、車の方が便利なのがよくわかる。
絶景を見ながらゆっくりと時間を過ごす旅というのは、このスピードの速い世の中では贅沢なことになってしまった。

三江線廃止まで、あと1年。
贅沢を味わえて良かった。

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