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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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『未来は、えらべる!』~バシャール・本田健-ワクワクと豊かさ、ソウルメイトとパラレルワールド

海ほたる

先日、ふと「世界はもう既に満ちている」と直感的に確信できた。
この概念が身体の中にすーっと入ってきての確信で、頭を通り越しているので、どうにも言葉でうまく説明することができない。
それを説明したくて、また自分自身ももっと理解を深めたくて、とある本を手にとった。

これはそのうちの一冊。

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バシャールさんと本田健さんの共著という体裁をとっているが、バシャールは人間ではないと聞いて面食らってしまった。
バシャールとは宇宙的存在で、ダリル・アンカというチャネラーを通じての対談だという。
不思議な思いで読み始めた本だが、今まで経験したり漠然と考えていたことが、きちんと説明されていて、隅々まで舐めるように読み込んだ。

目次

第一章 大好きなことの見つけ方、ワクワクの方法

「ワクワクすることをやりなさい」がバシャールの基本メッセージである。
しかし、ワクワクすることだけをやっていたら生活できないのではとか、結局それは怠慢ではないかとか、無責任ではないかとか、いろいろな思いが横切ってしまう。

私は一つ大きな誤解をしていた。
例えば「ワクワクすることだけをやっていたら生活できない」といった思いは、心に潜むネガティブな観念である。
このネガティブな観念が邪魔をして、ワクワクすることが見つけられないのだと思っていた。
しかしバシャールによると、ワクワクすることをやろうとするとネガティブな観念が湧き上がってきて、ワクワクを阻むらしい。

だからこそバシャールは、ワクワクすることをやりなさい、という。
ワクワクに従って行動することで、自分が持つ古い観念を浮かび上がるからだ。
観念が表面意識に出てくれば、向き合うことで解消することができる。

とはいえ、ワクワクすることをやれと言われても、そのとき思うワクワクが本物のワクワクか見分けがつかない。
バシャールもいきなり大きなことに取り組む選択をすることはないと言っている。
「その瞬間瞬間において、自分の選べる選択肢の中で、一番ワクワクするものを選べ」だそうだ。そのように行動すれば、自分が情熱を持てる、より多くのチャンスが引き寄せられるらしい。
無理のないやり方とペースで観念を手放すことが大切なのだそうだ。

第二章 運命は、変えられる

この章で印象深かったのは「心の底から決めたことは、必ず実現します」という箇所だ。

思い当たるフシがある。

私は、食べても食べても体重が増えない。逆に体調を崩して数日食べられなくても減らない。
10数年同じ体重をキープしてきた。
これは体質と言ってしまえばそうなのかもしれないが、「私の体重は◯◯kgだ」と自分自身で決めてから、体重が変わらなくなったのも事実である。

実は昨年、体重を少し増やしたくなった。
(年齢を重ねると肌のハリが減るので、その分を肉で押し上げようと思ったのだ)
あと2kgほど増やそうと思った。
ご飯をたくさん食べた。肉類の脂物もたくさん食べた。甘いものも食べた。
でも体重は増えなかった。

実は、2kg増やすと体重の十の位が変わるのだが、そのことに抵抗があったのだ。
しかし、鏡に写るみすぼらしい自分をまじまじと見て、もう少し身体に丸みを付けたいと本気で思った。
その途端に、体重は一気に2kgだけ増えた。
そして、また食べても食べなくても、その体重から変動しなくなっている。

自分の気持ちひとつで一瞬にして体重がコントロールできる…細胞レベルで身体に働きかけられる…のだから、それ以外の部分でも気持ちひとつで変化が起きてもおかしくないと、素直に思えた。

第三章 お金と豊かさについて

この章で一番心に残った言葉は「豊かさとは、自分がやりたいときに、やりたいことをやれる能力であること」という言葉だ。

豊かさと言えば、お金をたくさん持っていることだと思っていた。
私自身、少し前まで自分のためにお金を使えなかった。
財布に使う予定のない1000円が入っていても、疲れを癒やすチョコレートすら買えなかった。
当時の私は、財布に1000円が入っていることが豊かなことだと思っていたのだ。
今では自分のためにチョコレートを買えることが豊かなことだと実感している。

お金をいくら稼いでも成功でも守ることに必死になっていたら豊かさを享受できない。
やりたいときにやりたいことをやれること。
それに対して恐れや不安を抱かずにワクワクしながらやれること。
豊かさを「状態」ではなく「能力」と表現した、この部分はとても重要であると思う。

お金をたくさん持っているように見える人は、お金を「持って」いるわけではない、という箇所も興味深い。
彼らは手元にお金を寝かせておくのではなく、お金を育て、お金を使い、お金を流し、さらにまた、お金を育てている。
お金とは「交換の手段」にすぎないので、手段ばかり溜め込んでいても何も生まれないのだ。
お金に対して、動的に対応することが、更なるお金を呼ぶ、という流れらしい。

この章の終盤に、人類の意識が進化していったなら「豊かさの唯一の形態はお金だけであるという考え方に固執しなくなるでしょう」と書かれている。
既に、豊かさをお金に求めない人はいて、マスコミがたまに取り上げたりしている。
この先、人の数だけ豊かさの種類があることを多くの人間が理解したら、世の中はどれだけ彩り豊かなものになるだろう。

第4章 ソウルメイトとコミュニケーションについて
第5章 私たちの未来、分離していくリアリティ、2012年

パシャールは、全ては私の波動によってつくられるという。
波動をより反映している現実に行くらしい。
自分の意識が深いところで変わり、発する周波数が変わると、新しい周波数の世界に行く。
しかし、古い周波数の世界が消えるのではなく、パラレルワールドとして存在するらしい。

意識の変化は、現実レベルの意識である物質次元の意識と、宇宙の叡智と繋がっている高次の意識の2つのレベルで存在する。
物質次元の意識が怖れや古い観念を手放して高次の意識とつながれば、スムーズに進化していく。
そして自分の周波数にあった世界にシフトしていくようになる。

要するに独特の周波数を持ったたくさんのパラレルワールドがあるのだが、これからは自分が選んだ周波数の世界しか経験できなくなるように世界が変わっていくらしい。
自分の情熱を50%しか生きていない人は、50%の電車に乗り、自分の情熱が50%しか実現されない現実を生きるしかないようになるらしいのだ。

頭では分かっているのだけれど

「ワクワクすることをやりましょう」
そう聞いて、なるほどそうか、と思っても、実際に行動に移すのは難しい。

あれ、やりたい!ワクワクする!
でも、時間がないんだよなあ。一日くらい残業しないで帰ってみようかなあ。
でも上司が白い目で見るだろうなあ。査定で悪い点付けられて、給料下がったらどうしよう。
あー、無理無理!絶対できない!

あれ、やりたい!ワクワクする!
でも、家族は許してくれないだろうなあ。一度くらいお願いしてみようかなあ。
でも、文句を言うだろうなあ。ただでさえ最近機嫌悪いのに、怒鳴られでもしたら面倒臭い。
あー、無理無理!絶対できない!

一日くらい残業しないで帰れる勇気があればいいのに。
一度くらい自分のやりたいことをしたいとお願いする勇気があればいいのに。
勇気のある人がうらやましい。。。

必要なのは勇気?

バシャールは、ワクワクすることをするために勇気が必要だという考えを否定する。

椅子から立ち上がるのにあなたは勇気を必要としますか?
それと同じことです。立ち上がりたいと思ったとき、自分が立ち上がれることを知っていれば「立ち上がったら倒れるんじゃないだろうか」とは考えませんし、勇気は必要ありませんね。単純に「立ち上がれると知っているかどうかの問題」。ただ、それだけです。

自転車に乗れるようになった頃のことを覚えているだろうか?
最初は、怖い。
倒れたら痛いだろうなあ。怪我したら、血がいっぱい出るかもしれないなあ。
そう思っているうちは、体がガチガチに緊張して、自転車が少しでもふらつくと、すぐに足を付いてしまう。
自転車にスイスイ乗るなんて、とても勇気のある行動だと感じる。

でも、実際に乗れるようになった瞬間、勇気のことなんて考えていただろうか。
ただ突然、体がふわっと軽くなり、自転車が前に進み出す。
いつの間にか自然に体が動き出していたのではないだろうか。

そう、行動を起こすのに、必要なのは勇気ではない。

とはいえ、実際に目の前にある怖い気持ちを無視していいのだろうか。

怖い気持ちが起こる意味

行動を起こすのに勇気は必要ないのなら、思い切って目をつぶって飛び込んでみるか。。えいやーっ!!

バシャールは、これは違うという。
「えいやっ」と行動を起こす、この勇気が必要ないといっているのだ。

もう一度、自転車に乗れるようになった頃のことを思い出してみよう。
最初は転ぶのが怖かった。
緊張で、体が固まっていただろう。
でも、何度か転ぶうちに、実際は真横にバタンと倒れるなんてありえないことや、転んでヒザを擦りむいてもすぐに血は止まることなどを知る。
転んでもたいしたことがないと思えるようになった時、そのときにようやく体がふわりと軽くなって、自転車に乗れるようになる。
その瞬間は、もう勇気のことなんて、頭の中にひとかけらもない。
ただ、突然、すっと乗れるようになるのだ。

つまり、勇気をかき集めないと行動できない時は、体に力が入っているのと同じ状態だ。
ここでいくら行動しても、体が言うことを聞かずに転んでしまう。
転んでもたいしたことがないことを学んでから、ようやく次のステップに進めるのだ。
怖い気持ちが起こるときは、まだ次のステップに進む時ではないのである。

ではどうすればいいか

今、やりたいことやワクワクすることがあるのに行動に移せないのは、うまくいかなかったときが怖いという思いを乗り越えられていないからである。
この感情を無視して行動しても、体がこわばったまま自転車に乗ろうとするのと同じで、失敗してしまう。

怖い気持ちは準備期間

怖くて前に進めないとき。
それは、心が「まだ準備が足りないですよ。準備をしましょう」と教えてくれている印なのだ。
ここでする準備は、自分が抱えている「思い込み」を見つけ、そこから自分を解放することだ。

「転んだら痛いし血が出るし大変だ」という思い込みを「転んでも、さほど大変なことにはならない」に変換したように、自分の行動を踏みとどまらせ、自分を緊張状態にする思い込みを見つけ、それがたいして大きな問題ではないことを検証する。

まずは最初の一歩から

一番してはいけないことは、ワクワクすることができない自分を責めることだ。
自分が臆病者なのではなく、ただ準備ができていないだけなのだ。

次にしてはいけないことは、そこで立ち止まってしまうことだ。
準備ができていないだけなのだから、準備をすればいい。

本を読んだり、実際にちょっとしたことから試してみたり、誰かと自分が持つ思い込みについて話をしてみたり、いろいろな方法がある。
一番大切なことは、心の底から「変わりたい」と願い、できる範囲でいいので動き出すことだ。

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