私がAmazon Echoを必要としない4つの理由
Amazon Echo
ねえ、アレクサ。
あなた、すごく人気があるんだって?
あなたを欲しいという人を1ヶ月以上平気で待たせているって聞いたわ。
でもね、私はあなたがいらないの。
理由を教えてあげるわね。
ところで、アレクサ。
あなたは何ができるんだっけ?
時間が分かる
ねえ、アレクサ。
あなた、時間を聞いたら教えてくれるんだって?
でもね、うちの夫もそれくらいは得意よ。
毎朝同じ時間に起きて、同じ時間に顔を洗って、同じ時間にトイレに行くから、彼がどこで何をしているかを見れば時間が分かるの。
わざわざ話しかけなくても、時間が分かるっていうこと。
あなたは部屋の隅に立っているだけでしょう?
うちの夫の方が分かりやすいと思わない?
天気・スケジュールが分かる
ねえ、アレクサ。
あなた、天気やスケジュールを教えてくれるんだって?
でもね、うちの夫もそれくらいは得意よ。
毎朝、「寒いー!」とか「雨だー!」とか叫び声が聞こえてくるから、わざわざ話しかけなくても天気が分かるの。
しかも、私のスケジュールを把握していて、「今日は飲み会だから、鍵と財布は忘れないでね。夜は雨だから折りたたみ傘も持ってね」って頼まなくても教えてくれる。
何度か忘れ物をして、夫が持ってきたり迎えにきたりしているうちに、こういう機能を身につけたのよ、学習能力すごいでしょう?
あなたもせっかく情報をいっぱい持ってるのだから、こうやって組み合わせて提供してみたらどう?
歌を歌う
ねえ、アレクサ。
あなた、歌が歌えるんだって?
聞いたわよ、『テクノロジーの歌』。
名前の通りエコーたっぷりの歌声でテクテクテクテク言うなんて、なかなかやるじゃない。力が抜けたわ。
でもね、うちの夫もそれくらいは得意よ。
「歌って」とお願いすると、いつも野球の応援歌を歌ってくれるの。
元気を出したいときは千葉ロッテの応援歌が最高ね。
あなたはマリンスタジアムに行ったことないだろうから教えてあげるけど、千葉ロッテの応援って一体感と迫力があって、ロッテファンじゃなくてもテンション上がるのよ。
人のテンションを上げるってどういうことかを見せるために、あなたをジントシオ氏がいた頃のマリンスタジアムに連れて行きたかったわ。
ジントシオって誰かって?そのくらいググりなさいよ。
OK Google、ジントシオって誰?
え、ちょっと、なんで怒るのよ。
私、気に障ること言ったかしら?
他にもいろいろ
ねえ、アレクサ。
あなた、他にも機能がいろいろあるんでしょう?
子供達にも大人気って聞いたわ。
サンタクロースの袋の中には、あなたがたくさん入っているのでしょうね。
でもね、大人になると、サンタクロースの袋の中身より、サンタクロースそのものが欲しくなるの。
私専用のサンタクロース。
夢はなくても愛があるから、いいのよ、これで。
最後に、アレクサ
ねえ、アレクサ。
私があなたを必要としない理由は分かってくれたかしら?
でもね、アレクサ。
私には夫がいるけれど、夫には時間や天気やスケジュールを教えてくれる人がいないの。
夫はあなたが必要みたい。
というわけで、アレクサ。
いったい、いつになったら招待メールが届くのかしら?