ストロバヤ。浅草のロシア料理店。ロシア料理とはいったい何だろう!
かつての職場の人たちと、年に1〜2回集まって飲みに行っている。
場所は、そのかつての職場がある界隈のことが多いが、たまには浅草のような下町で飲もうかという話になった。
そのはずが、年末のこの時期、入れるお店がなかなかない。
そこで前から気になっていた、浅草のロシア料理屋に行くことになった。
ストロバヤ
浅草には、ロシア料理屋が少なくても4軒ある。
この4軒のうち一番の老舗が「マノス」。
他の3軒はこのマノスからの暖簾分けの店で、どれも美味しいと評判だ。
地下鉄田原町駅から徒歩7分。
浅草の賑やかさからほんの少し外れたところにお店はあった。
ロシアのクリスマス?
時期が時期だけに、店内はクリスマスの雰囲気だ。
お勧めコースを頼んだ。
カヴァを飲みながら、しばし待つ。
一品目は海鮮パイ。
ムール貝、ホタテ、白身魚などが乗る。
この手のパイは上に乗るものが皆同じ味に感じることがあるのだが、このパイはそんなことはなく、具材が一つ一つ美味しい。
二品目は牡蠣のカダイフ揚げ。
カダイフとは衣として使われている細い針状のもので、小麦とトウモロコシでできているらしい。
牡蠣の甘さと、上に乗る酢漬けの玉ねぎのみじん切りがぴったり合っていて美味しい。
主食はパンとご飯から選べる。
ロシア人はご飯を食べるのだろうか?それともこれが浅草らしさなのだろうか。
そんな疑問を胸に秘めつつ、パンを頼む。
ボルシチが登場。
これは見るからにロシア料理だ!
ホットワインも美味しい。
次にオマール海老。
この海老、ぷりぷりとしていてとても美味しかった。
メインは子羊のローストと、シャリアピンステーキから選べる。
シャリアピンステーキを選んだ。
ところで、シャリアピンステーキは、日本の帝国ホテルで考案されたもの。
確かに、帝国ホテルに「柔らかいステーキが食べたい」とお願いしたフョードル・シャリアピンはロシア出身であるが…。
これがロシア料理か疑問はあるが、美味しいので、細かいことは気にしないことにする。
デザートは、気持ちが盛り上がる4種盛り。
温かいガトーショコラ、パウンドケーキ、カモミールのソルベ、フランボワーズのソルベである。
カモミールのソルベが、最初口に入れた時、何の味か全くわからなかった。
まさかカモミールをソルベにするとは思いもしなかったせいもある。
食べているうちに、この意外性が癖になると感じた。
コースはここで終了だが、席の隣に置いてあるタルトタタンがとても気になる。
だいぶお腹がいっぱいになっていたが、キャラメルアイスが添えられたタルトタタンの甘いりんごの香りが食欲をそそる。
美味しかった!
感想
どれも美味しかった。
そして、ロシア料理が何かを知らないことが分かった。
ボルシチ、ピロシキ、あとは何だろう?
今日のコースを見る限り、フランス料理といったヨーロッパ的な料理なのだろうか。
せっかくだから、ロシアに行ってみたい。そんなことを考えた。
お店情報
ストロバヤ
東京都台東区西浅草2-15-8
03-3841-9025
営業時間:11:30~14:00(LO)、17:00~21:00(LO)
定休日:木曜日(祝日の場合は翌日)、第3金曜日
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13003674/
https://r.gnavi.co.jp/epmj4gav0000/
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