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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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私達が欧州野球にはまった理由。2008年イタリア・新婚旅行準備編

欧州野球

我が家では事情が許す限り、年に一度はヨーロッパに野球観戦に出かけている。
これまで野球観戦のために訪れたのは、イタリア、フランス、オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコ、フィンランド。

こう言うと、「何がきっかけでヨーロッパで野球を見るようになったの?」と聞かれる。
きっかけは、2008年だった。

新婚旅行の行き先

2008年に我々夫婦は結婚をした。
当時はお互い有給休暇を取りにくい生活を送っていたが、新婚旅行といえば周囲も快く許してくれる。
せっかくなので遠方へ行こうと考えた。

夫となった人は言った。
「アメリカに行って、マイナーリーグと独立リーグの観戦ツアーをしよう。レンタカーを借りてあちこち回ろう」
いかにも野球好きの考えそうなことだ。
しかし、私はまだ訪れたことのないヨーロッパに行きたかった。
なんとかしてアメリカ野球ツアーに心踊らせている夫の考えを変えたかった。

一計を案じた私はこう言った。
「イタリアに野球リーグあるの知ってる?アメリカはお互い何度も行ってるし、友達だって野球を見に行ってるじゃない?でもイタリアで野球を見た人なんて周囲にいる?」

夫はたちまち目を輝かせた。
イタリア野球!!!すごい!
そうだ、イタリア行くなら、スイスで登山電車も乗りたい!

鉄道好きでもある夫は密かにスイスに憧れていたらしい。
あっさりと新婚旅行の行き先はイタリアとスイスに決まった。

目次

イタリア野球・準備編

情報収集

今でこそ、元西武のGG佐藤がイタリアの野球チームに所属していたこともあり、だいぶイタリア野球リーグの存在が知られるようになったが、2008年当時は全く情報がなかった。
もちろんどのガイドブックを見ても、イタリアの野球の話なんて一言も載っていない。

とにかく、右も左もサッカーばかり。
検索しても、イタリアでサッカー観戦した人のブログは数多くあれど、野球を見に行った人のブログは一つもなかった。
なんとかイタリア野球リーグのサイトにたどり着き、ミラノにチームがあることまでは分かったが、全てがイタリア語で書かれているため何も読み取ることができない。

ミラノに5年ほど在住経験がある会社の同僚に聞いてみたのだが、「ミラノに野球チームがあるんですか?」と返って来た。
自力の調査で分かったのは、イタリア野球の地位の低さだけだったのだ。

しかし、持つべきものは友。
この同僚が「私も気になったから」と、日程、野球場の場所、野球場への行き方を調べてくれた。
イタリア野球リーグのサイトの見方も教えてくれた。
試合は毎週土曜日に毎回ダブルヘッダーで行われていることも分かった。

イタリア語のサイトと格闘すること、しばし。
2008年8月16日、ミラノ戦。
有給休暇の取得しやすさとフライトスケジュールを照らし合わせると、到着当日に試合が見られるこの試合が一番都合がいい。

この試合に照準を合わせ、旅程を組んだ。

イタリアの洗礼

ミラノ発着の飛行機を押さえた。
ミラノのホテルも予約をした。
試合のチケットの買い方や値段は全く分からないが、売り切れることも法外な値段で売りつけられることもないだろう。

出発まで2週間を切ったある日、イタリア野球のサイトを見ていた夫が叫んだ。
「ミラノでの試合がなくなってる!」
なんと、突然リーグ戦が8月2日で打ち切りになっていたのだ。
オリンピックでも見たくなったのだろうか。
それとも順位が確定してやる気がなくなったのだろうか。
理由は全くわからないが、とにかく行くはずだった試合が無くなってしまったのだ。

出発前からイタリア的おおらかさの洗礼を受け、愕然とした。
しかし、この頃にはイタリア野球のサイトを読みこなせるようになっていた夫は根気よく調べ、プレーオフが開催されることが分かった。

プレーオフ初戦は帰国前日。
会場はボローニャ。
スイス国鉄とイタリア国鉄の時刻表によると、鉄道を駆使すればボローニャにたどり着くことができそうだ。
我々はミラノの宿をキャンセルし、新たな宿をボローニャにて確保したのだった。

後編はこちら
https://koto1.com/archives/7976

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