火の鳥。究極の麻婆豆腐が亀戸にやってきた
好きな食べ物はいろいろあるけれど、麻婆豆腐は間違いなくその一角を占めている。
辛い方が好きだが、辛ければいいというものではない。
ひき肉の旨味も味噌の甘みも豆腐の滑らかさも感じられないほど辛いのはやり過ぎだ。
唐辛子の熱さ、山椒の痺れ、その隙間から、各種もろもろの味が渾然一体となって…、などとそれっぽく語ってみたが、要は美味しければいいのだ。
というわけで、亀戸に麻婆豆腐の店が新しくOPENしたと聞いたので、行ってきた。
火の鳥
亀戸駅北口すぐ。
亀戸に詳しい人ならば、亀戸ホルモンの隣、といえば分かるだろう。
ここに、2018年3月10日、究極の麻婆豆腐専門店としてOPENしたのが、この「火の鳥」である。
亀戸は12時〜13時に昼休みを一斉に取る会社が多いのか、この時間帯は行列ができていても、13時を過ぎるとピタリと客足が止まる。(あの亀戸餃子でさえ、平日はそうだ)
この日も14時近くに行ったら、案の定、貸切状態だった。
究極の麻婆豆腐
扉を入ってすぐに、食券機がある。
麻婆豆腐と白いご飯はベストマッチだと頑なに信じているので、迷わず麻婆豆腐飯を頼む。(650円)
麻婆豆腐専門店と聞いていたが、メニューには、春巻きや唐揚げやヒレカツなどの文字も並ぶ。
春巻きはまだしも、カキフライだの海老カツだのは、中華料理っぽくないメニューだと思っていたが、出てきた麻婆豆腐を見て、謎が解けた。
これって、カレー!?!?
麻婆豆腐飯と聞いて丼物を想像していたのだが、どう見てもカレーライスだ。
ヒレカツや海老カツは、カツカレーならぬカツ麻婆豆腐を食べたい時のトッピングなのだろう。
妙な納得感とともに、一口食べる。
唐辛子は効いているが、辛くはない。
山椒も効いているが、口が麻痺することはないだろう。
そのほかの香辛料の香りや甘さや旨味をきちんと感じられる。
辛いのがそう得意ではない人でも、この麻婆豆腐の味わいをしっかり堪能できそうだ。
ここまで香辛料の香りがきちんと立っていると、パクチーが合うに違いない。
そう思って、追加でパクチーを頼む。(100円)
これが合うのなんの!
パクチーの香りが、香辛料とあいまって、複雑な旨味を醸し出している。
これは美味しい!
お店の人にこの感動を伝えると、衝撃の答えが返ってきた。
「合いますよね。僕、パクチー食べられないんですけどね。」
えー!
感想
さすが究極の麻婆豆腐を名乗るだけあって、美味しかった。
私はもうすこし花椒が効いている方が好みだが、この麻婆豆腐はこれでバランスが取れているので、花椒だけを足そうとは思わない。
近ければ週に1度は食べに来るのに!
そう思わせられる麻婆豆腐だった。
お店情報
火の鳥
東京都江東区亀戸5-4-9 第二ドミール 102
03-3637-0346
営業時間:11:30~22:00
定休日:無休
https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131202/13219161/
https://r.gnavi.co.jp/kgm1w48e0000/
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