赤白。新大阪駅で新幹線に乗るなら必ず食べたい激安フレンチ!
友人たちの間で評判の高いフレンチの店がある。
500円で美味しいシャンパンが飲める、180円で美味しいものが食べられる、など、一桁間違ってない?と質問したくなる噂が聞こえてくるのだ。
場所は新大阪駅構内。
この1年近く、病の義父に会うために毎月のように関西に来ていたが、どうにもこうにも気分が滅入って、関西にいるときは外でお酒を楽しむ気分になれなかった。
だが、先日無事に四十九日の法要を終えて、ようやく行ってみようかという気持ちになったのだ。
赤白(こうはく)
場所は新大阪駅の2階。
夕方4時台だというのに、行列ができている。
東京の並ぶ店は美味しい店とは限らないが、大阪の行列の店にハズレはない。
店の回転は早いようで、ほとんど待たずに入店することができた。
感激の味とお酒
これから東京に帰らないといけないので、お酒一品とつまみ一品でサクッと外に出るつもりだった。
ところがメニューを見たら、どれも美味しそうで悩ましい。
まずはワインとのマリアージュが特におすすめというメニューの中から、フォアグラ茶碗蒸しを頼んだ。
お店がマリアージュを勧めるワインであれば割引があるということだが、甘いお酒を飲みたかったので、イエローグレンというマスカットから作られたオーストリアのスパークリングワインを頼んだ。
フォアグラ茶碗蒸しは、とても香りがいい。
生クリームが使われた滑らかさで、和風の茶碗蒸しとは別物になっている。
キノコの餡はほっとする味で、疲れ気味の胃が喜んでいるのがわかる。
もう一つ、野菜が食べたくて、丸ごとトマトのあっさりコンソメ煮を頼んだ。
トマトがジューシーで、箸を入れるだけで瑞々しさがわかる。
あっさりしたトマトに、バジルの香りがたっぷりのジェノベーゼソースがよく合う。
オリーブオイルの香りも感じるがしつこさはなく、トマトから溢れたジュースとともにスープのように飲み干した。
疲れているからあっさりしたものを頼んだつもりが、食べているうちに元気になって、しっかりした味のものも食べたくなる。
ゴルゴンゾーラのパスタと悩んだが、目新しいものを食べようと思い、フォアグラぶり大根というものを頼む。
「この日はブリが切れていて、ハマチになりますが…」と、親切なお断りがあり、もちろん了承。
待つことしばし。
少し待ちくたびれ始めた頃に出てきたものは、確かにフォアグラとハマチと大根だった。
熱でふわっとしたフォアグラと、パリッと焼かれたハマチ、とろっと煮込まれた大根。
この3種類の食感を、甘みが前面にでたバルサミコソースが包む。
ワインが進む味だが、時間の関係でもう1杯飲む時間はない。
最初から頼めばよかったと後悔しつつ、美味しく頬張った。
感想
周囲のお客さんが食べているもの全てが美味しそうで、つまみ1品のつもりが3品頼み、思ったより長居してしまった。
それにしても美味しかった!
上記でお会計は2235円。
フォアグラを頼まなかったら1000円で済んだのかと思うと、洋風センベロ恐ろしや。
料理がもっと早く出てきたら、新幹線に乗る前に一杯さくっと10分センベロをしたいところだけれど、常に行列の人気店にそれを求めるのは酷だろう。
予定より1時間早く新大阪駅を目指す価値があるお店だった。
お店情報
赤白 新大阪店
大阪府大阪市淀川区西中島5-16-1 JR東海新大阪駅 2F
06-6885-5089
営業時間:10:30~22:30
定休日:無休
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270301/27086538/
https://r.gnavi.co.jp/cwg8bacr0000
[box class=”box28″ title=”同じ地域の他のお店”]
大阪の他のお店の情報はこちら
[/box]