会社員生活をあと一年で最後にしようと決めた話と、残り一年でやりたいこと


会社を辞めようと考えた

上司との面談

今手がけているプロジェクトのキリがいいところで、会社を辞めようと思っている。
先日、半期に一度の人事面談があったので、その旨を上司に伝えた。

今、手がけているプロジェクトは2つある。
1つは、私が所属している会社を変化させるプロジェクト。
もう1つは、所属会社を含めたグループ会社全体の変化に関連するプロジェクトだ。

グループ会社の変化に関連するプロジェクトは既に大きな山を越え、来るべき次の山に備えて粛々と後処理を行うだけとなっている。
もう1つの自社の変化に関連するプロジェクトに関しては、ちょうど今、クライマックスに向けて山を駆け上っている最中だ。
8〜9月に向けて大きな山を迎え、11月末に私が絡んでいる部分は一段落する。
そこから変化を日常に落とし込む行程に移り、来年6月末に全てが終わることとなる。

上司との面談で11月末に会社を辞めたいと打診をしたが、来年6月末まではいて欲しいという返答だった。
私も本当は、それが真っ当だと思う。
ただ他にやりたいことがあるのも確かだ。
勤務日数や勤務時間の調整ができれば…とお願いして、面談を終了した。

友人の反応

この話を友人にしたところ、反応が3種類に分かれた。

一番多いのが、「え?辞表だしたら1ヶ月後には辞めていいんじゃないの?」というもの。
他にも「どうしてわざわざそんな前から言うの?」「辞めるって言ったら、会社に居づらくならない?」「辞めさせてくれないなんてブラック?」などなど質問攻めにあった。

面白いなあと思ったのが、金融系の友人たちの反応。
「辞めると言った後でも、会社にいてもいいんだ!」と驚かれた。
銀行も証券も「辞める」と告げたら、即退職らしい。
証券会社の友人からは、辞表を出したらもう自席には戻れないと聞いた。
情報保護の観点からそういった対応となるのだろう。

そしてコンサル系の友人は、特に何も疑問を持たなかったようだ。
「プロジェクト、無事に終わるといいね。がんばってね」とさらっと応援してくれた。

私の思い

友人たちの反応を見て、自分が会社を辞めようと考えた理由がはっきりとした。

私は中小企業勤務の一介の経理屋であるが、どうやら会社との雇用契約に対して、業務委託的な考え方をしているようだ。
そもそも入社の経緯も、当時会社が取り組んでいた某プロジェクトを遂行するために…と求められての入社だった。
最初から日常業務は手の空いた時にやるもので、自分はプロジェクトのためにいるのだと思っていた。
そのプロジェクトは、外部の不可抗力な理由で志半ばで頓挫した。
今関わっているプロジェクトは、その頓挫したプロジェクトの上位代替という位置付けだ。
今度こそ最後までやり遂げたい。

しかし、今また違う新しいプロジェクトへの関与を求められている。
所属の会社の業務内容から大きく飛躍した、人によっては大きなやりがいを感じる仕事である。
しかし、正直なところ、私はこのプロジェクトの内容に全く興味も関心もない。
そして、残念ながら、私の知識とスキルでは手に負えない内容だ。
このプロジェクトに付いていくためには、プライベートな時間を利用して勉強をする必要がある。
ここの知識がつけば、役員への昇進が見えるレベルの仕事だ。
だが私は役員への道にも興味がない。
興味がないことを成し遂げることを求められることに激しいストレスを感じている。

会社の業務の範囲内であれば、全力を尽くす。
入社時に求められていたプロジェクトに関することも、全力を尽くす。
しかし、それ以外のプロジェクトにプライベートな時間を取られそうになるのが辛くてたまらない。
今やっているのは下っ端作業であるが、それでさえストレスなのだ。

会社員であれば、業務命令は全て自分の仕事と考えて然るべきなのだろうが、当初に握った業務以外の仕事をすることに抵抗感がある。
これはまるで業務委託契約を結んでいる発想だ。
どうやら、会社員という働き方が、合わなくなってきたようだ。

理由

会社を辞めたい理由

あらためて、会社を辞めたい理由。

他にやりたいことが見つかったから。
これに尽きる。

具体的には、ストレングスファインダーの可能性を強く感じていて、これを深く追求して、世の中に広めたい。
そのために時間を必要としているのだ。

このタイミングで会社に伝えた理由

他にやりたいことがあるとは言っても、会社で今関わっているプロジェクトは山を越えるまで見届けたい。
それならば、プロジェクトの終わりが見えてから辞めると言えばいいのかもしれないが、その後のことを考えた。

このプロジェクトが終わった後も、プロジェクトの精神は受け継がれていく。
それならば私の後任には、このプロジェクトによる会社の変化を見ておいてもらった方がスムーズだ。
採用も、どういう人を採用するか考え、実際に採用に至るまで数ヶ月はかかるだろう。
それならば、少なくても辞める半年前には意思を伝える必要がある。

私が今割り当てられそうになっている新プロジェクトも、私に学ぶ気がないとなれば外部に知見がある人を求めることになるだろう。
その結論も早めに出したかった。
退職するまでに、自分が何をどこまでやるのかを明確にしたかったのだ。

あと一年

雇用形態に多少の変化はあったとしても、あと一年は会社にいることになるだろう。
プロジェクトのこともあるが、メンバーの育成もしたい。
私の部下は、あと一年あれば、どこに行ってもやっていける経理課員になるだろう。
自社以外でも通用するスキルは、自分の道を自分で選ぶための大きな武器になる。

ベーシックインカム社員!?

そうは言っても、やりたいことをするのに一年待つつもりはない。

先日、面白い記事を読んだ。
『「ベーシックインカム社員」を始めた理由とその結果』という記事だ。

フリーランスで働きたいから退職したいと社員が言い出したことをきっかけに作られた制度らしい。
対象の社員には最低限の給与とコミット内容で会社の業務をしてもらいつつ、フリーランス前の準備期間としてやりたいことを追求してもらう制度だそうだ。

この会社の代表取締役が書いた記事には、この制度導入により生まれた副産物も書かれている。

 

この「ベーシックインカム社員制度」は、私が目指しているところにとても近い。
この会社の場合は代表取締役自らが発案者であるが、社員の私から言い出すのは図々しいかもしれない。
この制度と同じものを導入するのは難しくても、これに近い働き方はできないだろうか。

今のプロジェクトが佳境を迎える11月末までは、フルタイムフルコミットで働く。
それ以降、会社への関わりは必要とされる分は残しつつ、自分の目指す道へ時間のシフトができないだろうか。

最後の一年

正社員として会社に雇われることは、今の会社で最後にしたいと思っている。
あと一年の会社員生活。
この間、会社員としてのメリット・デメリットを見つめて、会社員としての可能性を追求したいと考えている。

遅かれ早かれ、今の雇用形態は廃れていくと思う。(終身雇用制度など、制度の一部はもう崩壊を始めている)
そうはいっても、会社という一つの場に集まって共同で仕事をすることの良さがあることも確かだ。

この先一年、会社員としての生き方と、新しい仕事の形について、会社員という立場で模索したいと考えている。

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