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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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【移転】こんなところにお寿司屋さんが…!浅草の究極の隠れ家「橋口」に訪問

※こちらのお寿司屋さんは移転されました。
浅草の違う場所で「奥」という名前で営業されています。

私ごとで恐縮だが、先日、結婚記念日だった。
毎年結婚記念日のお祝いを兼ねて、2月は宮崎にプロ野球のキャンプを見に行っていたのだが、今年のキャンプは無観客だ。

遠出はできない代わりに、夫婦ふたりとも好物のお寿司を食べに行こうかという話になった。
お気に入りのお寿司屋さんは銀座にあるのだが、この1年ですっかり出不精になって銀座まで出ていくのも億劫になった。

家の近くにお寿司屋さんがないかと探したところ、衝撃の発見があった。
食べログの地図検索で表示された家から一番近いお寿司屋さんは、毎日歩いている道にあるらしいのだ。

目次

鮨 橋口

そのお寿司屋さんの名前は「橋口」。
全く覚えのない名前だった。

建物はこれだ。
営業時間中でこの佇まいだ。

これで寿司屋とわかる人がいたら尊敬する。

鮨 橋口
とにかく生活圏内に隠れ家的寿司屋があったことに驚いて、予約を入れた。

これだけの隠れ家だから一見さんお断りだったらどうしようかと思っていたが、電話の向こうの声は明るく優しく、その心配は杞憂だったと伝わってきた。

美味しいお寿司

予約当日、恐る恐る足を踏み入れた我々を、温かく出迎えてくれた。

義侠の「慶」にて乾杯。
純米大吟醸とはあるが、大吟醸らしい華やかさよりも、しみじみとした熟成された旨味を感じる日本酒だ。

橋口

名前も味も中堅夫婦の結婚記念日にふさわしい

一品目は煮アワビ。
握りにするか、つまみにするかを聞いてくれて、つまみでお願いした。
ふっくらと柔らかく炊かれた分厚い身から、じゅわっとアワビの美味しさが溢れてくる。

橋口

2口ぶんではあるが、分厚いので満足度が高い

二品目は太刀魚。
上品なお椀の蓋を取ると、木の芽の香りをまとった太刀魚が現れた。
炙られた太刀魚の皮目が香ばしくて至福の味。

すべすべとして手触りがいいお椀

ここから握ります、と一声いただいて、小肌が登場。
全くツンとしたところのない上品な締め具合。

見た目もキラキラと美しい

次はスミイカ。
イカ特有のとろける甘さを楽しめる。

醤油を弾くつややかさ

ヒラスズキ。
初めて食べる魚だ。
「平鈴木?」と軽口を叩きながら頬張って驚いた。(注:鈴木平という元プロ野球選手がいる。読み方はすずきたいら)
まるで鯛のような上品な味!

冬が旬だそうだ

平貝。
期待を裏切らない美味しさ。

飾り包丁に入り込んだ醤油が見た目を引き立てる

燻しサワラ。
ふわっと口の中で旨味が広がる。
燻すことで余計な脂が落ちたからなのだろうか。

身の白さが美しい

ここで日本酒を変える。
黒龍の垂れ口という今の季節限定のお酒だ。

酒器がガラリと変わるのがまたいい

まぐろの漬け。
食べた記憶はあり、美味しかったのだが、写真を撮り忘れた。
漬かりすぎていなく、マグロの旨みをしっかり感じられる漬けだった。

中トロ。
マグロは下田だそうだ。

まるで肉のような見た目

ホタテとこのわたの茶碗蒸し。
上に乗っているのは梅肉。
茶碗蒸しに梅肉とは驚いたけれど、出汁がいい橋渡しになって美味しい。

底にはホタテがゴロゴロと入っている

佐島のタコ。
塩でさっぱりと食べる。
身がサクッと歯切れが良く、ゴムみたいなタコとは全く別物だと思い知る。

神奈川の海にこんなに美味しいタコがいるとは感慨深い

車海老。
余計な感想を言うのが無粋に感じるほど真っ直ぐな美味しさ。

食べやすいように半分に切って出していただいた

煮蛤
蛤の旨味を邪魔しない程よい煮詰めが嬉しい。

春へのカウントダウン!

ここで日本酒を田酒に切り替える。

ひょうたん型のとっくりがかわいい

子持ちヤリイカ。
中身がとろける柔らかさ。

柚子の香りが嬉しい

岩手のイワシ。
内側に仕込まれているアサツキが口の中でイワシの青さを消し、旨味だけを残してくれる。

とろける美味しさ

バフンウニ
ミョウバンを全く感じない、ただただ美味しいウニ。

軍艦ではなく握りなのが幸せ

シジミのお椀。あおさ入り。
甘めの味噌が五臓六腑に染み渡る。

美味しすぎてお代わりさせてもらった

握りのラストは穴子。
ほっこりと焼き上げられていた。

これも煮詰めが程よい

巻物は鉄火と干瓢のどちらかを選べる。

こちらが鉄火巻。

存在感のあるマグロ

こちらが干瓢巻。

きっちり煮含められた干瓢

最後にデザート代わりの甘い卵焼きをいただいて、全17品+茶碗蒸し+お椀の質も量も大満足なコースが終了した。

和菓子のような佇まい

感想

染み一つないヒノキの一枚板のカウンターが出来たばかりのように美しかったので新築かと思ったら、もうできて7年になるとのこと。
私はこのお店を毎日見ていたはずなのに、7年間も気づかなかったとは。

緊急事態宣言に伴い17時開店という変則営業ながら満席で、このお店の人気の高さが窺い知れる。

なお通常はツマミと握りのお任せコースのみだが、緊急事態宣言中は握りのみのコースになのだそうだ。
緊急事態宣言中のお任せコースと日本酒3合で26000円。
このクオリティでこの値段は安い。
(緊急事態宣言前はお任せコースが1人前15000円だったらしい)

家の近くにこんなに素晴らしい店があると喜んだのも束の間、なんと2021年3月末で場所を移転するそうだ。
移転先も同じ浅草だが、若干遠くなる。
でも足を運ぶ価値があるお店なのは間違いない。

お店情報

※このお店は2021年4月に移転しました。
移転先は下記のURLです。
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13257709/

※移転前の情報
鮨 橋口 (はしぐち)
東京都台東区浅草2-35-13
03-3847-0334
営業時間:17:30~22:00(L.O.21:00)
定休日:日曜・祝日

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