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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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好きなことを仕事にするとは、どういうことか

「好きなことを仕事にする」の本当の意味

「好きなことを仕事にする」という言葉がある。
これこそが成功の秘訣だと言う人もいれば、それではうまくいかないよと言う人もいる。
どちらの言うことにも一理あるような気がしていたが、ようやく分かった。
「好きなこと」の定義が両者によって違うのだ。
そして、好きなことを仕事にして失敗した人は、定義を間違えたまま「好きなこと」を仕事にしてしまったのだ。

「好きなこと」のよくある誤解

「好きなことを仕事にする」の「好きなこと」にどういうイメージを持っているだろうか。

好きなこと=趣味?

私は少し前まで、好きなこととは趣味のような好きなもののことだと思っていた。
例えば、私は野球と相撲と旅行と美味しいものが好きである。
それなので、野球か相撲か旅行か美味しいものに関係する仕事をすることが、好きなことを仕事にすることだと思っていた。

しかし、実際にこれらを仕事にすることはなかった。
チャンスが無かった訳ではない。

2005年から楽天が球団経営に乗り出す時、大々的にスタッフの募集が行われた。
一瞬心が揺れたが、応募しなかった。
夫を置いて仙台へ引っ越す気持ちになれなかったからだ。

大好きなカフェがスタッフを募集しているときもある。
あの店のメニューが自分で作れたら、どんなにいいだろう。
しかし、毎日毎日作ることには、どうも心が惹かれない。

だから私は、好きなことを仕事にするということは、少し違うと思っていた。

実際に、こういった乗らない気持ちを脇に置いて、「好きなことを仕事にするチャンス!」と飛びついてもうまくいかなかっただろう。
趣味=仕事にすべき好きなこと、とは言い切れないのだ。

嫌なことをやらないこと?

好きなことを仕事にする秘訣として、嫌なことをやらないことを挙げる人もいる。

そして、それを愚直に実践する人もいる。
会社に行きたくないから、会社を辞めよう。
人に頭を下げたくないから、アルバイトとかもしないでおこう。
朝起きるのはしんどいから、いつまでも寝ていよう。
着替えるのが面倒だから、人に会うのも止めておこう。
これでうまくいくはずはない。

嫌なことをやらないことは大切だ。
しかしそれは、やるべきことをやっている人の台詞である。

目次

「好きなこと」とは何か

別記事で書いたが、人が誰かのためになりたいと願った時に、やるべきことはこの2つである。
そして、これこそが、好きなことを仕事にするということである。
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・自分ができることを心を込めて誠実に継続して行うこと
・自分ができることを必要な人に届けるために発信すること
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できることを心を込めて誠実に

誰かのためになりたいけれど、何をしていいか分からないときは、まずできることを何でも心を込めて誠実にしてみることが第一歩になる。

好きなことを仕事にしたいときも同じだ。
できることのうちどれか1つでもいいので、心を込めて誠実に行ってみる。
実際やってみると、心が込められるものと、やっつけで終わらせたくなるものがあるだろう。

「好きなこと」とは心を込めて行えるものだ。
心を込めないと、自分にも相手にも誠実になれない。
そして、心を込められないものを継続して行うのはきつい。

好きなこととは、心を込めて誠実に継続して行えることを指すのだ。

私は野球が大好きだが、夫を置いての一人暮らしの状態では継続は難しかっただろう。
美味しいものを食べるのが大好きだが、調理に関しては、見知らぬ人のために心を込めて料理できるほどではない。
私が趣味を仕事にしても上手くいかなかったと思うのは、こういうことなのだ。

届くように発信する

自分がやっていることを宣伝することを苦手にする人は多い。
これが嫌々やっていることだったら、なおさら発信しにくいだろう。

自分が好きなことで必要なことだから、これを好きで必要な人が他にもいると信じられる。
この想いがないと、発信をすることは難しい。
自分が嫌いなものを、さぞかしいいもののように発信することは、続けていると心が荒む。

好きなことを仕事にすること

繰り返しになるが、好きなことを仕事にすることとは、心を込めて誠実に行うことができ、自信を持って発信できることをすること、である。

やりたくないことをしない

好きなことを仕事にするためには、「やりたくないことをしない」ことも必要である。

どうにも心を込められない。
これをやることは誠実ではない。
そう感じる時にやらない選択をすることが「やりたくないことをしない」ということだ。

やりたくないことをしないとは、面倒臭いことをやらないという意味ではない。
自分が誠実でいられる環境を、自分自身で選択するということなのだ。

誠実でいるために、面倒なことでも苦手なことでも行わなければいけないときがある。
そのためには、自分の誠実さを貫く強さを身につけなくてはいけない。

楽なことではない

「好きなことを仕事にする」という言葉に否定的なイメージがある人は、これが楽なことだと考えている人だろう。

でも実際は違うのだ。
自分が心を込めて誠実に継続できることを、自分自身で選択すること。
自分の選択にも誠実でありつづけること。
この誠実さを貫くために、やりたくないことを捨てる強さとやりたくないことをやりぬく強さの両方を持つこと。
これらは全然楽なことではない。

しかし、自分に誠実に生きることは気持ちがいい。
自分に誠実に生きると、自分に自信を持つことができる。

胸を張って自分の人生を選択し、迷い悩みつつもまっすぐに生きる。
これが、好きなことを仕事にするということなのだ。

https://koto1.com/archives/7314
https://koto1.com/archives/1797

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