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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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聖書から読み解く、ワクワクを追い求めても生きていける理由 マナと空の鳥の話

食糧は余っている?

私はお金を使うことに恐怖心があった。お金が無くなると生きていけないのではないかと思っていたのだ。
「世界で食糧は世界中の人間が必要とする量以上作られている」と聞いて不安が解消したが、世界中の人に行き渡るほどの食糧があると言っても、実際に飢えている人がいるのはどういうことだろう、という疑問は残った。
そのことを考えていた時に思い出した聖書の一節がある。

聖書の教え:空からパンが降ってくる

旧約聖書『出エジプト記』16章に出てくる神のパン、マナの話である。
イスラエルの民を率いてモーセがエジプトを出て一ヶ月半経ち差し掛かった荒野で、民衆がモーセに「我々を餓死させるつもりか」と訴える。
そこで神が天から降らせたパンがマナだ。

『出エジプト記』第16章 16-19
主が命じられるのはこうである、『あなたがたは、おのおのその食べるところに従ってそれを集め、あなたがたの人数 に従って、ひとり一オメルずつ、おのおのその天幕におるもののためにそれを取りなさい』と」
イスラエルの人々はそのようにして、ある者は多く、ある者は少なく集めた
しかし、オメルでそれを計ってみると、多く集めた者にも余らず、少なく集めた者にも不足しなかった。おのおのその食べるところに従って集めていた
モーセは彼らに言った、「だれも朝までそれを残しておいてはならない」。
引用元:口語訳聖書

神が人々に伝えたことは「今日食べる分だけ取りなさい」ということだ。
マナを翌朝まで残した者もいたが、そのマナは虫がついて臭くなってしまった。
マナは毎朝、天から降ってきた。
休みの前の日は2日分集めることが命じられ、そのマナは翌朝になっても臭くならなかった。
人々は毎日食べる分だけのマナを与えられ、それはイスラエルの民が次の土地を見つけるまでの40年間続いたという。

現在の状況は…

それに比べて、現在はどうだろう。
先進国の多くの家庭では食べる分以上の食べ物が家庭の冷蔵庫に入っている。
スーパーには売り切れがないように必要数以上の食品を揃えている。
レストランでは必要以上に注文した客による食べ残しが発生している。
電気やガスは使い放題使う一方で、石油資源が枯渇するのが不安だといい、バイオ燃料の研究が進み、穀物がエネルギーとしても使われるようになった。

人々は自分に必要な量が分からなくなっている。
そのせいで、例えば日本では年間2797万トン(※)もの食品由来の廃棄物が出ているのに、世界のあちこちで飢えてなくなる人たちがいる。
※引用元:農林水産省-「食品廃棄物等の利用状況等 (平成 25 年度推計)」

スーパーで食べきれない量の食品を買うのは何故だろう。
特売商品を買い込んで得した気分を味わいたいという欲張りさのせい?
冷蔵庫に食べ物が入っていないと心配という不安のせい?

目次

もう一つの教え

先ほどのマナの話は旧約聖書の話だが、新約聖書にも似たような話がある。

思いわずらうな、神は養ってくださる

有名な、空の鳥は播きも刈りもしないが神は養ってくださり、野の花は働きも紡ぎもしないが美しい、という言葉のすぐ次にある。

マタイによる福音書 第6章 31-34
だから、何を食べようか、何を飲もうか、あるいは何を着ようかと言って思いわずらうな。
これらのものはみな、異邦人が切に求めているものである。あなたがたの天の父は、これらのものが、ことごとくあなたがたに必要であることをご存じである。
まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。
だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。
引用元:口語訳聖書

明日のことを思いわずらうな…。
欲張らなくても不安に思わなくても、必要なものは食料でも衣服でも与えられる、と新約聖書にもあらためて出てくるのだ。

「神の国」と「神の義」とはなんだろう?

必要なものを受け取るために「まず神の国と神の義とを求めなさい」とあるが、最初に求めるべきとされる「神の国」と「神の義」とは何であろうか。
私は、ここでいう「神の国」とは、自分自身が繋がる大いなるもの…宇宙とか源とか…と考えた。
「神の義」とは「神の国」から聞こえてくる声、「ワクワク」である。

「神の義」が「ワクワク」であると思う理由

先日ブログに書いたように、自分のワクワクを意識して暮らしていると、自分に必要なものに意識がフォーカスされて、見栄を張る心が無くなり、不安も無くなる。
https://koto1.com/archives/839

安心して自分のワクワクに対して支出ができるようになり、そのことが更なる豊かさとなって返ってくる。これが必要なものが与えられる状態だ。
また、ワクワクを意識していると、不必要なものは欲しくなくなり、不安も無くなるので、余分なものを溜めこむこともなくなる。
ワクワクすることをやることで、自分に必要なものを必要な量だけ取るようになる。
つまり、ワクワクを追い求めると、意識しなくとも聖書に書かれた神の意志に沿う結果となるのだ。

聖書に書かれていること

先のことを不安に思わず、ワクワクすることをし、それによって流れてくる自分に必要なものを受け取る。
一人ひとりがこの流れに乗れば、あるところでは無駄とされていたものが、必要なところに行き渡るようになり、世界中が豊かになる。

ワクワクすることをしていれば必要なものが手に入るから、不安にならず信じてワクワクすることをしなさい。
聖書に書かれているのは、こういうことなのではないだろうか。

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