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回復志向が34位のお医者さまの話から見る、ストレングスファインダーと職業の関係【クリフトンストレングス】

クリフトンストレングス 資質


個別セッションでよくいただく質問に、資質と職業の関係があります。
特によく聞くのが、「あの職業につきたいのですが、この資質がないと無理ですよね…?」という質問です。

その職業に必要な資質?

資質の説明を見ると、職業によって向いている資質があるように思えます。

経理には規律性。
営業には社交性。
医者には回復志向。
経営者には自己確信。

他にもいろいろ思い浮かぶと思いますが、資質に拘る必要はありません。
その職業に必要そうな資質が無くても、自分が今持っている資質で道を切り開くことができるのです。

回復志向34位のお医者さまの話

実際の例を挙げましょう。

先日、私の個別セッションを受けてくださったお医者さま。
その方のストレングスファインダーの結果は、回復志向が34位。

回復志向は問題を解決するという特徴がある、マイナスをゼロにする資質です。
病気を治すという行為はまさに回復を目指すことですから、医者には回復志向が必要であると思われがちです。

では、回復志向が34位のこの方は医者には向いていないのでしょうか?

回復志向が低いお医者さまの使命とは

この回復志向が34位のお医者さま、元々は大きな病院の外科医として手術を担当されており、やりがいはあったそうです。
でも、感じることがあって独立され、今は開業医をされています。
高い技術を持ち、患者さんの身体の問題部分にメスを入れる外科医として活躍されていたのですが、それに満足することができなかったそうなのです。

回復志向が上位にあれば、患者さんの回復に直接繋がる手術を数多く行うことを、自分の使命と感じられたのかもしれません。
でも、このお医者さまは、そこには自分の進むべき道を感じることができませんでした。

こちらのお医者さまの上位資質に、未来志向と成長促進をお持ちです。

未来志向は、明るい未来を夢見て、語ることができる資質。
成長促進は、人の成長を信じ、気付き、励ます資質です。

このお医者さまの本当にやりたかったことは、病気で気落ちしている患者さんの明るい未来を取り戻すこと。
病気には、治るのに数年掛かるものや、一生付き合っていかなければいけないものもありますが、そういった患者さんが明るい未来を見失わないように、励まし、寄り添い続けることが、このお医者さまのやりたいことだったのです。

もちろん医者ですので、病気を治します。
でも、病気を治すことは目的ではなく、患者さんが明るい未来を手に入れるための手段の一つに過ぎないのです。

なので、大きな病院で手術を主に担当されていたときよりも、患者さんと長い付き合いができる地域の開業医の方にやりがいを感じられるのです。

※このお医者さまがセッションの体験をご自身のブログに書いてくださいました!
ぜひ合わせてお読みください。

規律性26位の経理の話

もう1つ例を挙げます。

多くの会社に存在する経理業務。
規則正しくルーチン業務を淡々とこなすことが必要で、規律性がぴったりの資質と感じられます。

でも、この規律性が26位という経理がいました。
人々を公平に扱う公平性が27位。
過去のやり方を知り尊重する原点思考が21位。

経理に必要な資質がどれも低くて、ひどいものです。

それなのに、この人は経理を18年ほどやっていました。

私なのですけどね。

規律性が低い経理の仕事ぶり

規律性が低いため、ルールを守る意識が低くて、ルーチン業務が嫌い。
そして、「これをやる意味は何だろう?」と常に考える分析思考と、無駄が嫌いな最上志向があるため、やらなくていい仕事と判断すると、すぐにサボる。
ひどい経理課員でした。

かつて決算時に『営業報告書』という書類を作成する必要があったですが、書式が法律で決められているのにも関わらず勝手に無駄な項目を省いて作成し、監査法人に怒られるほどのルールの無視っぷり。

転職のときの性格テストで「経理には向いていない」という結果が出て、それだけで落とされたことも。

そんなダメ経理課員でも採用し、評価する会社があるのは、なぜなのでしょうか。

規律性が低い経理の価値

経理には、「継続性の原則」があります。
過去のやり方を簡単に変えてはいけない、一度決めたルールは闇雲に変更してはいけない、という規則です。
まさに、規律性や原点思考が求められる部分です。

ただ、世の中は変わります。
会社も一つの仕事に固執していては取り残されます。
変化をしていくことも大切です。

しかし、経理は「継続性の原則」に基づいて仕事をしていますから、変化に抵抗します。
経理に必要な資質と思われがちな規律性や原点思考は、まさに変化が苦手な一面がある資質です。

新しいことをやりたい会社 vs 変化に抵抗する経理という場面が発生します。

そこに、経理でありつつも、ルールも前例も一切気にしない私が入ると、双方の橋渡し役として機能するのです。

かつて法律を無視した書類を作って怒られた私は、会社法や税法を学び、最低限守らなければいけないことを身につけました。
その会社のルールとして、守るべきものを見つける目も養いました。
そうすると、必要ないのに感情的に固執している部分を見抜くこともできるようになりました。

その結果、守るべきところは守りつつ、変えるべきところは大胆に変えられる経理課員になったのです。

既に出来上がっている組織を守るには不向きですが、新しいことに挑戦しようとする会社には重宝されるようになったのでした。

資質と職業

冒頭で例を挙げた営業の場合、社交性があれば、新規の客先に臆せず飛び込めるかもしれませんが、それだけが営業ではありません。
営業には初対面のお客様ばかりを担当する開拓営業もあれば、既に顧客となっている方と関係を深めていくルートセールスもあります。

経営者には迷いなく決断をする自己確信を持っているイメージがあるかもしれませんが、実際のところは、多くの経営者の方が迷い悩み、相談をしつつ、経営の舵取りをしています。
自己確信がなくても、自分の強みを活かし、迷いながらも自分なりの決断をして前進をしているのです。

この職業にはこの資質が必要、という組み合わせはありません。

自分の資質を使って、どうやってやりたいことをやっていくかを考えればいいのです。

少数派の居場所

回復志向の低いお医者さまは、治療を至上と考える病院には向いていません。
規律性が低い経理は、既に組織が出来上がっている会社には向いていません。

お医者さまなら、周囲に回復志向の人が多くて、考えの違いに自分が間違っていると思うことがあるかもしれません。
経理なら、周囲に規律性の人が多くて、自分の至らなさに落ち込むことがあるかもしれません。

けれども、少数派だからこそ、多くの人とは違う視点を持つ者として必要とされる場所があり、そこでは価値を発揮できるのです。

自分がなりたい職業があるけれど、それに向いていそうな資質がない場合でも、諦めることはありません。
駆け出しの頃は確かに大変な思いをするかもしれません。
でも、必要なスキルを身につけると、他にはない貴重な人材として、自分の居場所を見つけることができます。

自分の資質は、自分の可能性を制限するものではなく、自分の可能性を拡げるためにあるのです。

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