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ストレングスファインダーの「回復志向」の特徴は?活かし方は?英語名は?


ストレングスファインダーの「回復志向」という資質。
実行力の資質の1つです。

ストレングスファインダーの「回復志向」にはどういう特徴があるのかを見ていきましょう。

「回復志向」の英語名

ストレングスファインダーはアメリカで生まれたテストです。
なので、まず、アメリカでは「回復志向」がどう表されているかを見てみます。

ストレングスファインダーの「回復志向」はアメリカ版では「Restorative」。
回復するという意味の動詞のrestoreの形容詞です。

「直す・治す」という意味の英単語はrecoverなど、いくつかありますが、restoreは、前の状態に元通りに戻す、という意味合いが強い単語です。
またrestorativeには、健康を回復するといった意味合いもあります。

前のものに手を加えるのではなく、元々の状態通りに戻すというニュアンスに着目してください。

「回復志向」の特徴

「回復志向」は、問題を解決することが得意な資質です。

力を発揮するときと、暴走して困ったことになるときを見てみます。

力を発揮するとき

「回復志向」は、今ある問題を見つけ、状況を分析し、解決する資質です。

どのような問題も根気強く取り組めば解決することができるというのが回復志向さんの基本思想です。

既にそこにあるのに誰も気がついていない問題に気がつくことは、回復志向さんの得意技です。
多くの人が見過ごすような綻びに目を留め、そっと繕います。
 

多くの人は問題に対処することを嫌がります。
そのため、問題にうっすら気づいているのに放置して大惨事になったり、問題が既に発生しているのに見ないふりをして取り返しがつかなくなるまで悪化したりということが、世の中にはしばしば発生します。

そんな世の中で、回復志向さんは、問題に真摯に向き合います。
他の人が目を背ける問題もきちんと見つめ、その問題を放置するとどうなるかを予測し、逃げずに解決へと進みます。
誰かがやってくれるはず、という消極的な他力本願はせず、率先して問題に向き合う強さを持っています。

問題が発生すると、それまで積み重ねたものが無駄になったように感じて、全てを投げ出したくなる気持ちになったりしますが、そこから立ち直るための糸口を見つけるのが回復志向さんです。
どうすればもう一度立ち上がることができるかを、考え、見つけ、実行します。
皆が絶望の気持ちになっているときに、希望をもたらします。
 

回復志向さんは自分に不足しているものを冷静に見つめるので、向上心旺盛の人が多いです。
自らのマイナスを改善すべく、技術や知識を身につけようとします。
 

新規プロジェクトなどに回復志向さんが参加すると、数多くの問題点を見つけて指摘するので疎ましく思われるかもしれません。
新しいことを始める時、問題が一つもない状況で始められることはありません。
大小様々な問題を抱えたまま見切り発車をすることがほとんどでしょう。

しかし、問題に気づかないままスタートするのと、問題の存在を知りつつスタートするのでは大きな違いがあります。
あらかじめ問題が引き起こす可能性を検討し、問題が表面化した時にはどういう対応をすればいいかの事前準備ができていれば、実際に問題が発生した時の初期対応に大きな差が出ます。
問題が大きくなるか否かは、初期対応にかかっています。
回復志向さんの問題を見つける目のおかげで、最悪の自体を避けることができるのです。

「回復志向」の役割は、どちらかというと縁の下の力持ちであるために、目立たないことが多いです。
それでも真摯に問題と向き合い、回復しようとしてくれます。
これが「回復志向」の本質であり、「実行力の資質」である理由です。

暴走すると…

一方、「回復志向」が暴走すると、どうなるでしょうか。

「回復志向」は、人が気づかないような問題も見つけ出します。
世の中には問題がたくさんあります。
あれもこれも気になって、前に進めなくなります。

また、自分自身の問題も小さなところまで見つけてしまうので、自分に自信を持てないこともあります。
マイナス部分を埋めることに必死になって、長所を伸ばす意識が薄れてしまうこともあります。

「回復志向」は暴走すると、解決すべき問題としなくていい問題の切り分けができなくなって、あれもこれもと頑張りすぎてしまうのです。

暴走を抑えるコツは次の「活かし方」を参考にしてください。

「回復志向」の活かし方

「回復志向」は問題を見つけ、解決をする資質ですが、暴走すると、解決の必要ない問題にまで時間を掛けてしまいます。

「回復志向」の暴走を抑え、プラスの方向に進むには、自分が解決する必要がある問題とない問題の切り分けを意識することが大切です。

自分が「回復志向」を持っている場合

「回復志向」は問題を見つけて解決し、傷ついているものに寄り添うことができる資質です。

問題を見つけることが上手いだけでなく、回復を信じる気持ちがあるため、問題に絶望している人々に勇気をもたらします。

回復志向さんにとっては、問題を見つけることと、回復することはセットなので、問題を見つけて放置しておくことは、心苦しさを感じます。
また、誰よりも問題を見つけることがうまいので、自分ばかり問題を見つけて、自分ばかり解決に取り組んでいる気持ちになるかもしれません。

まず、世の中にある問題の全てを解決することは不可能だと諦めましょう。
問題には、解決すべき問題と放置でいい問題があります。
また、自分が手を出して解決した方がいい問題と、時間がかかろうと問題の当事者自身が解決した方がいい問題があります。
回復志向さんの責任感が強ければ強いほど、すべての問題を自分で解決したがる傾向がありますが、ここを見極める目を持って、手掛ける問題を絞るようにしないと、自分が何人いても足りません。
 

では、自分が直接の当事者ではない問題を見つけた場合はどうすればいいでしょうか?

まず、問題を見つけることは、回復志向さんが誰よりも得意です。
他の人が気づかない問題を見つけることも多いでしょう。

他の人が気づいていない問題を見つけたら、「あれって問題だと思うのだけど、大丈夫?」と確認してみてください。
そのときに、「この問題を放置しておくと、更にこういう問題が起こるから危険だと思うんだよね」と相手が問題点を具体的にイメージできるように伝えるといいでしょう。

その上で、その問題の当事者が「解決しなくても大丈夫」と決めたなら、その意志を尊重しましょう。
自分がその問題の当事者ではない場合、問題を見つけ、相手に具体的なイメージを持たせたことで、回復志向さんの仕事は完了です。
問題が発生したことで起こることは、当事者の責任です。
当事者がそのままでいいと決めたなら、それでいいと割り切ることが必要です。

どうしても気になるのなら、問題が発生した時に、相談に乗ってあげられるように意識しておきましょう。
 

回復志向さんは、自分の能力のマイナス部分が目について、短所克服に力を入れる傾向があります。
新しいスキルや知識を身につけること自体は悪くないのですが、やってもやっても結果が出ないことに、苦しい思いをしてまで取り組んでいませんか?

回復志向さんは、あるべき姿に戻そうとする資質です。
自分の短所が気になるときは、自分のあるべき姿に不足していると感じているときです。
でも、ほんとに、そのスキルや知識が身についた状態が、あなたのあるべき姿ですか?
必要ないものを、あるべき姿と思い込んでいませんか?

自分の本来の強みは、得意不得意に関係なく、やっていて楽しいことです。
やっていて楽しいことは、今は不得意でも、続けていれば強みに変化します。
最初の取り掛かりに時間が掛かっても、終わった後に爽快感があるのなら、それは強みに磨かれる可能性があるものです。
なかなか結果はでないけれど、学んでいて楽しかったり、実践すると時間を忘れたりすることも、将来強みに磨かれるので続けて問題ありません。

でも、本当はやりたくないのに、無理にやっていること。
やり終わった後に、ぐったりと疲れて、その日1日何もできなくなるようなこと。
こういったことは、克服しなくていい問題…弱みです。

弱みは克服する必要がありません。
そのことが得意な人が他にいるはずです。
その人に頼りましょう。

弱みを克服しようと必死になる時間があるなら、そのことが得意な人を探しましょう。
そして、その人が苦手なことを自分が得意ならば、代わりに引き受けましょう。

自分の弱みを一方的に人に押し付けるのには抵抗があるかもしれませんが、お互いに助け合うことができたなら、それはとても幸せなことです。
 

回復志向に限らず、実行系の資質は、何でもかんでも自分一人の力で行動しなくては、と気負いがちです。
自分がやるべきこととそうでないことを切り分けることによって、回復志向さんの力を集中して発揮できるようになり、成果が生まれます。

身近な人が「回復志向」を持っている場合

「回復志向」は、損なわれたものをあるべき姿に戻そうとする資質です。
攻めか守りかでいったら、守りの資質です。

世の中には、荒野を切り開く人、切り開かれた道を整える人、整った道を維持する人がいます。
回復志向は、維持するタイプです。

世の中で光を浴びるのは、荒野を切り開く人です。
新しいものを見つけたり、生み出したりするので、とても目立ちます。
一方、整備と維持は目立つことは少なく、縁の下の力持ちと呼ばれます。

しかし、荒野を切り開くことができるのは、今あるものが問題なく維持されているからです。
土台がしっかりしているからこそ、新しいことに挑戦ができます。
多少の失敗も、土台が維持されていれば吸収することができます。
 

回復志向さんが土台の維持に取り組むのは、見返りが欲しいからではありません。
あるべきものをあるべき状態に保ちたいという強い思いが行動の原動力です。

でも、どうか、回復志向さんの働きに目を止めてください。
回復志向さんが何を守り、維持し、それによって何がもたらされているかを考えてみてください。

たとえ好きでやっていることだとしても、好きでやっていることが他の人の役に立っていると実感することで人間は大きく成長します。

荒野を切り開く役割、切り開いた道を整備する役割、整備された道を維持する役割、この3者が揃って初めて世界が発展することを回復志向さん自身も認識できるよう、日頃の感謝を口にしてください。
 

もし回復志向さんをマネジメントしなければいけない立場の場合は、回復志向が問題を抱えすぎていないかを確認してください。
もし、不必要な問題を抱えている場合は、どうしてそれを問題だと思っているのかを聞いてください。
回復志向さんの話を全て聞いた上で、その問題は対処する必要がないと思ったら、その旨を伝えてあげてください。

回復志向さんは、問題が目の前にあるだけで不安を感じます。
余計な問題を抱えないようにするためには、まずその不安を和らげることが必要です。

「回復志向」について、まとめ

「回復志向」は、問題を見つけ、解決の糸口を探し、回復に取り組む資質です。
どんなに困難な問題でも、諦めずに向き合う姿勢は、周囲の人に勇気と希望をもたらします。

しかし、回復志向が暴走すると、世の中全ての問題を抱え込み、にっちもさっちも行かなくなります。

回復志向さんは自分が解決すべき問題とそうではない問題を切り分けることが大切です。
全てを自分で抱え込むのではなく、人に頼ることで、結果的に解決できる問題が多くなります。
 

※このブログにおけるクリフトンストレングス(ストレングスファインダー®)に関する解説は、しずかみちこ独自のものです。
Gallup認定ストレングスコーチとしての知識をベースにしていますが、個別セッションにて200人以上の方の資質にじっくり向き合った経験と、カウンセラーとして得た心の知識を組み合わせ、より理解しやすいように踏み込んだ解説をしています。
Gallup社の承認を受けたものではない点、ご了承ください。

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